miss A スジ、JYPの危機を救う多芸多才なスター…“イメージ消耗”が心配だ
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JYPの危機を見せるスジの成功に心が痛い理由は
最近一番ホットなアイドルスターを挙げるのなら、誰が何と言ってもスジになるだろう。スジは miss Aでデビューした後、一番目を引くガールズグループのメンバーとして脚光を浴びた。その勢いでドラマ「ドリームハイ」の主演に抜擢され、演技への可能性も開けた。そして、映画「建築学概論」の成功で“初恋の象徴”に浮上したことは、スジのキャリアにとって一番重要な収穫だった。スジは「建築学概論」でアイドル出身の女優としてほぼ初ともいえる各映画祭で新人賞を受賞するなど、単なるアイドル歌手からスターに成長する可能性を見せた。
芸能人の活動範囲を広げ、持続可能な成長のエネルギーを生成しなければならない所属事務所の立場で、スジは現在最も“魅力的な商品”となっている。ドラマはもちろん、数々のCMでも活躍するスジは休む暇もなく厳しいスケジュールをこなし、一番忙しい一年を送っている。
スジ人気がいくら高いとしても、イメージ消耗を考慮しないこのような活動スケジュールは、スジ本人にとっても長期的に得にならない。ファンでさえ「スジに休暇を与えなきゃ」と非難する状況は、相当異例のものに違いない。
所属歌手や音楽に、常にパク・ジニョンの影が差していることも短所となっている。一時“後光”とも呼ばれたパク・ジニョンの影は長所ともなったが、最近では所属歌手らの個性が薄くなる逆効果を招いている。
採算においてもJYPは悩まなければならない時だ。金融監督院によると、JYPの収益は2010年に一時黒字となっただけで2012年の四半期だけでなんと16億ウォン(約1億3600万円)の赤字を記録したという。2007年から現在までのJYPの収益は2010年を除いて、常に赤字の状態となった。特に2009年、59億ウォン(約5億164万円)の赤字を出してから毎年数十億ウォン以上の赤字を出している。
だが、スジの演技にはまだ満足できるとは言えない。スジの演技力はアイドル歌手出身ということを考えれば受け入れられる水準だが、役者となるにはまだ道のりは遠い。このようなことを改善せず、引き続きスジのイメージだけに頼った戦略を打ち出すことは、相当危険に見える。
スジは今、他のアイドルより成功の道を辿っている。スジのイメージに頼った分別のないテレビ出演ではなく、スジを確固たるスターにするための企画力が必要だ。また、その企画力で他のスターを育成する眼目が切実に求められると見える。
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記者 : ウ・ドンギュン