故チョ・ソンミンさんの最期の道、子どもたちが見届けた

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写真=共同取材団
「ソンミン!ああ、ソンミン!」

車に棺を入れると、彼の最期を見送るために集まった人々の声がさらに大きくなった。

8日午前8時20分頃、ソウル城北区(ソンブクク)安岩(アナム)洞にある高麗(コリョ)大学病院の葬儀場で、元野球選手で故チェ・ジンシルさんの前夫である故チョ・ソンミンさんの出棺式が行われた。喪主である息子のチェ・ファンヒさんと娘のチェ・ジュンヒさん、父のチョ・ジュニョンさんらが遺影の後を追った。

寒い朝、厚着をした子供たちは沈痛な表情で、肩をすくめていた。まだ幼い彼らは、母と叔父に続いて父まで亡くし、涙も出ない様子だった。遺族や出棺式を見守っていた人々は、片方の腕に喪主の腕章をつけたファンヒさんと、その側にいるジュニさんを見て涙を流した。

故チョ・ソンミンさんの父チョ・ジュニョンさんは、車椅子に乗って息子を見守った。息子の棺が黒い車に入れられ、ドアが閉まると、彼は虚しい表情で車を追った。暫くしてチョさんは、乗用車に乗って埋葬地に向かって出発した。

故人の最期への関心は高かった。フォトラインに合わせ、カメラやビデオを構えた100余名の記者が並んでいたが、車の行列が登場すると現場は大混乱になった。遺族の一人は取材陣に向け、「前の方から出てくれないと車が動かないだろう」と叫んだ。

チョ・ソンミンは6日午前、ソウル江南(カンナム)区道谷(トゴク)洞のあるマンションにて遺体で見つかった。7日午前、解剖の結果、警察は彼の死を自殺だと断定した。野球選手やスポーツ界の関係者など、過去に付き合いのあった芸能人は、チョ・ソンミンの葬儀場を尋ね、彼の死を哀悼した。

彼の遺体は午前11時、火葬の手続きを経て京畿道(キョンギ)盆唐(プンダン)スカイキャッスルの追慕公園に埋葬される。

記者 : イ・オンヒョク