“ホン・サンス監督ら受賞”「ロカルノ国際映画祭」今年の開催は見送りに…新型コロナウイルス感染拡大の影響
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写真=Newsen DB
「ロカルノ国際映画祭」が、今年は開催されない。4月29日(現地時間)、バラエティーなどのアメリカのメディアによると、8月に開催予定だった「第73回ロカルノ映画祭」が、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった。
報道によると、「『ロカルノ国際映画祭』は、8月5日から15日まで開かれる予定だったが、スイス政府の新型コロナウイルス感染症関連の政策により、急きょキャンセルとなった。オンライン映画祭も行われない」という。
その代わりに、「ロカルノ国際映画祭」側は、独立映画を支援するプログラム「ロカルノ2020」を準備し、新型コロナウイルス感染症で被害を受けた監督を支援することを決めたという。
1946年に始まって以来、全世界に新しい映画を発掘・紹介してきた「ロカルノ国際映画祭」は、スイスのロカルノで開催される、世界でもっとも由緒ある映画祭の一つだ。
「ロカルノ国際映画祭」は、ホン・サンス監督と特に縁が深い。2013年に映画「ソニはご機嫌ななめ」で最優秀監督賞を受賞し、2015年「今は正しくあの時は間違い」で主演のチョン・ジェヨンが主演男優賞を、ホン・サンス監督が金豹賞を受賞した。また、2018年には「川沿いのホテル」がコンペティション部門に招待され、俳優キ・ジュボンが主演男優賞を、ホン・サンス監督が青年批評家賞3位の栄光を手にした。
昨年は、韓国俳優ソン・ガンホが、ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」で、アジア俳優としては初めて「エクセレンス・アワード」を受賞し、話題を呼んだ。
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記者 : パク・アルム