BEAST「ニューアルバムは一言で“戦争”…変化が怖かった」

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写真=CUBEエンターテインメント

1年2ヶ月ぶりに5枚目のミニアルバム「Midnight Sun」をリリースしたBEAST

韓国のファンたちはBEASTが“ワールドツアー”で世界各国を回っているとき、「一体いつ帰れるのか」とすねていただろうが、“ワールドツアー”はBEASTにとってステージで観客との触れ合い方を学ぶ、貴重な経験だった。そしてBEASTは、今回のアルバムにその経験を盛り込んだ。

20日午後、ソウル江南(カンナム)でBEASTの5枚目のミニアルバム「Midnight Sun」の記者懇談会が開かれた。タイトル曲「美しい夜だ」とアメリカニューヨークで撮影したミュージックビデオが初公開された。

「美しい夜だ」は新人作曲家「Goodnight-Sleepwell」の作品で、軽快なビートが夏にピッタリの曲。チャン・ヒョンスンは「久しぶりにニューアルバムを発表するだけに、『Fiction』の時とは少し違う姿をお見せしたいと思った。メンバーたちの意見をたくさん反映して、エレクトロニックな曲を選んだ」と説明した。


「変化は怖いが……最高のアルバムに仕上げた」

1年2ヶ月ぶり、それも不慣れなスタイルでのリリースは、ある意味BEASTには“新しいスタート”の意味を持つ。ヤン・ヨソプは「19日に公式ファンカフェに『変化が怖い』とコメントを掲載した。色々と悩んだ末に選んだ結果だといっても、不安になるのは事実」と打ち明けた。

「以前のような姿をお見せするのも悪くないのでは、とも思いました。でも一方では、違う姿をお見せできないと皆ががっかりするのでは、という心配もありました。6人が知恵を絞って悩んだ末に、最高のアルバムに仕上げることができたと思います。変化に対しては、自信があります」(ヤン・ヨソプ)

ヨン・ジュンヒョンは、5枚目のミニアルバムを一言で“戦争”と表現した。ヨン・ジュンヒョンは「このアルバムを作りだすまで戦争のような苦難の時間を過ごした。人々との意見の隔たりもあったし、僕たちより心配する方も多かったのでとても厳しかった」と話した。続いてヨン・ジュンヒョンは「それでもステージに立った時、自信のあるものをやりたいと思った。後悔はない」と自信を示した。

“自由で粋のある青年たち”という感じを伝えたかったというBEAST。ヨン・ジュンヒョンは「ワールドツアーを通じて、ステージで楽しむ方法を悟った。“僕たちが楽しめないと観客も楽しめない”という考え方でワールドツアーも望んだが、自分たちも知らないうちに実力がついてきているようだ。その成果は、今回の活動で発揮できると思う」と伝えた。


「トリプルクラウンを超えて4週連続1位、やってみようか」

“アイドル歌手”という大きな枠はあっても、その中で弛まず新しさを追求していくというのがBEASTの心構えである。ダンスに自信がなくて恥ずかしがっていたヤン・ヨソプは、タイトル曲と共にステージで披露する「It's Not Me」のソロダンスを踊る。ヤン・ヨソプは「夜明け頃まで残って練習を続けた。ユニークな姿になると思う」と話した。

「1年2ヶ月という時間って、実は結構長いんです。市場が早く変わるので緊張もしましたが、良い音楽を持って帰ると成功するという確信はありました。他の歌手を応援していたファンたちもまた帰ってきて、さらに愛してくださると思います」(チャン・ヒョンスン)

自分たちへの音楽的な偏見を待っていないというBEASTは、5枚目のミニアルバムを通じてどのような目標を夢見ているだろうか。チャン・ヒョンスンは「賞にこだわる方ではありませんが、周りから『4週連続で行こうよ』と言われている。賞というのは努力に対する報奨であり成果なので、4週連続1位になるほどやりがいのある活動になったらいいと思う」と付け加えた。

BEASTの5枚目のミニアルバムの音源は22日にリリースされ、アルバムは24日に発売される。リリース後初のステージは、27日KBS 2TV「ミュージックバンク」になる予定だ。

記者 : イ・オンヒョク