Mnetのサバイバル番組「CAP-TEEN」優勝者ソン・スウ“可能性を確認した…賞金は留学費用に使いたい”

Newsen |

Mnet「CAP-TEEN」に出演した次世代K-POPスターを夢見る61組の参加者のうち、優勝に輝いたソン・スウが、歌手という夢に向かって第一歩を踏み出した。

キム・ハンビョル、キム・ヒョンシン、ユ・ジニ、イ・ソビン、イ・ユビン、チョ・アヨンとともにTOP7と呼ばれ、激しい競争を繰り広げたソン・スウは1月21日、Mnet「CAP-TEEN」ファイナル生放送で優勝した。

ソン・スウはNewsenとのインタビューで「『CAP-TEEN』を終えてすっきりしました。オーディション番組は初めてだったけれど、多くの経験ができる良い機会でした」と出演の感想を語った。

ファイナル生放送当時、慰めの気持ちを込めた叙情的なアイリッシュ・ミュージックジャンルのバラード曲「野花だった」を歌ったソン・スウは、審査員から声量不足と魅力を活かせなかった点を指摘され、TOP7の中で下位グループに当たる点数を与えられた。

ソン・スウも当時の状況を思い出し「自分で考えても本当に歌が下手すぎて、優勝するとは全く予想できなかったです。本当に良い楽曲をもらったけれど、これまで聞いた曲とジャンルが違う上に私の力量も足りなくて上手くこなせなかったと思います」とし「声量不足の問題も直し、これからジャンルをもっと広げなければならないと思ったきっかけになりました」と振り返った。

しかし、ソン・スウは40%を占めた審査委員評価の不振をオンライン応援投票(25%)、生放送文字投票(35%)で挽回した。視聴者から絶大な支持を受けたソン・スウは、最終優勝という予想外な結果を手にした。

視聴者が何を見て応援してくれたと思うかという質問に対し、ソン・スウは「本当によく分かりません」とはっきり答えられなかった。その一方で彼女は「最初の審査で歌の雰囲気を私のものにするという話を聞きましたが、そういう部分からたくさん自信を得ました。若いけれど、声に恨があるというのもよく言われました」と説明した。

ソン・スウは最も記憶に残るステージとして第1ラウンドのミッションを挙げた。国楽から実用音楽に進路を変えて初めての挑戦が「CAP-TEEN」だった彼女は、K-POP歌手志望者として初めてもらったフィードバックが大きな意味を残したと話した。

ソン・スウは「自分が歌手として可能性があるか確信できなくて『CAP-TEEN』を通じてそれを確認したかったんです。幸い、良い評価を受けたし、可能性がなくはないことを確認することができて嬉しかったです。たくさんの経験をしました」とし「もちろん酷評を受けたとしてもすぐには諦めなかったと思います。私はやりたいことはやらなければならない強情な性格です。自ら可能性がないと感じるまでは諦めなかったと思います」と伝えた。

4段階の1対1ライバルミッションではユ・スアとともに、チョ・ドクベの「君が私の心に入ってくると」を歌い、「CAP-TEEN」で初めて審査委員から判定保留になった。結局、ユ・スアと一緒に合格したが、自身の脱落まで考えたと打ち明けた。

当時の状況について、ソン・スウは「練習するとき、ずっとオフビートになったり、歌もスアによく似合うという話を何度も聞いて不安になりました。思うようにうまくいかなかったので、その時はちょっと大変でした」とし「幸い、いい評価を受けてとても良かったです。審査委員のイ・スンチョルさんが、『スアは白い砂糖のようでスウは黒砂糖のようだ』と表現しましたが、その評価が記憶に残っています。スアと一緒に合格することができてもっと良かったです」と満足した。

ソン・スウは短時間で競演のステージを準備する過程が簡単でなかったと打ち明けた。これに対し「第1ラウンドを除いては競演曲のほとんどが知らない歌でした。1週間以内にパートを決めて編曲して、歌わなければならなかったので大変でした。以前はK-POPもあまり聞かなかったので、バラードも初めて挑戦しました。新しいものがいきなり押し寄せてきてプレッシャーになりました」とし「他の人々に比べて音楽用語もよく分かりませんでした。練習をしながら少しずつ分かるようになって実力も伸びました。良い経験でした」と説明した。

「CAP-TEEN」の優勝者になったソ・スウは、グローバルK-POPアーティストとしてのデビューが決定し、賞金1千万ウォン(約96万円)を獲得した。さらに「グッドケアリワード」という名目で彼女の親にも1千万ウォンの賞金が与えられることになった。詳しい活動の方向についてMnetと話し合っているという彼女は、まもなくもらう賞金を成人した後の音楽留学に使いたいと言った。

ソン・スウは「ボブマーリーの音楽が好きで、ジャマイカに行ってみたいです。また、外国に行ってパブのようなところで歌うのも聴いてみたいし、直接歌ってみたいと思っています。音楽が発達したところへ行ってバンドと即興演奏もしてみたいです。海外で多様な音楽を聴きながら経験を積みたいです」と話した。

記者 : イ・ハナ