「アラン使道伝」視聴者を魅了するシン・ミナ

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写真=MBC
18日夜に最終回が放送されるMBC水木ドラマ「アラン使道伝」(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・サンホ)。アランを演じるシン・ミナは、キャラクターに没頭した素晴らしい演技力で、“シン・ミナの再発見”と賞賛され、連日好評が相次いだ。記憶喪失でおてんばな幽霊アランと、生前の密陽(ミリャン)府使(朝鮮王朝時代の官職の一つ)の娘で、端麗なイ・ソリムの面、二人のまったく異なるが通じるところがある繊細な性格を高い内面演技でこなし、視聴者を感嘆させた。

体当たりのアクション演技

「アラン使道伝」の放送初頭、シン・ミナはいつも堂々として、図々しく、どこに飛ぶかわからないおてんばな幽霊アランを憎めない可愛らしいキャラクターに仕上げた。

頭より体が先に動いてしまうおてんばなアラン役は、シン・ミナに数々のアクションシーンを求めた。怨霊たちとの激しいケンカから、ワイヤー一本に体を預け、絶壁にぶら下がっていたシン・ミナのアクション熱演は視聴者から賛辞を受けるに十分だった。

視聴者を泣かせた嗚咽

アランがウノ(イ・ジュンギ)の助けをもらい、本格的に自分の死に関する真実を暴き始めてから少しずつ変化を迎え、より立体的なキャラクターとして生まれ変わった。その過程でシン・ミナも豊かな感情演技を披露し、高い演技力をアピールした。

過去、イ・ソリムという人物だった自身の遺体を目の前にし、3年間の怨霊生活を振り返りながら嗚咽していたアランの姿は、「アラン使道伝」の名シーンとして取り上げられている。

その後、ドラマが中盤を過ぎ、ミステリーが一つずつ解き明かされていくと、主人公たちは立て続けに衝撃的な真実を知ることになった。アランは3回の満月の期間だけ許されたこの世での生活をはじめ、天上に戻ったらアランかウノ、いずれかの記憶は必ず消えることになっている悲しき運命を持っている。

シン・ミナは一人で悲しみを鎮める深みのある眼差しの演技で、見る人まで悲しませたり、感情を抑えた淡々としたナレーションで視聴者の感情をコントロールした。17日の夜、ウノのためにホンリョンに自分の体を渡そうと決断したアランが、ホンリョンに対面するシーンが描かれる第19話、そしてついに結末を迎える第20話、これまで視聴者を笑わせたり、泣かせたりしたシン・ミナが最後までどんな演技を披露するかに期待が高まっている。

「アラン使道伝」は、慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)のアラン伝説をモチーフに、自身の死の真実を知りたがるおてんばな幽霊アラン(シン・ミナ)と幽霊を見る能力を持つクールな使道ウノ(イ・ジュンギ)が出会って繰り広げられる朝鮮時代のファンタジー恋愛劇であり、韓国で17日夜9時55分に第19話が放送される。

記者 : ソン・ヒョジョン