PSY&キム・ジャンフンの不仲説報道“外信の報道が心配”

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共倒れが目的でないのであれば、ここで止めるべき

9日、音楽サイトallkpopは、キム・ジャンフンとPSY(サイ)に関する記事を掲載した。allkpopは2007年に設立されたインターネットサイトで、タイムズ誌とガーディアン誌にも紹介されるほど、K-POPサイトとしては有名な媒体だ。allkpopは9日の記事で、キム・ジャンフンとPSYの過去の合同公演であった「ワンタッチ」コンサートとPSYの最近の「SUMMER STAND」が95%一致し、少なくとも100個の類似点が見られるというコ・ヒジョン氏の言葉を引用している。

この記事では、以前は親しかったキム・ジャンフンとPSYが、様々な確執のため2011年から合同公演を中断しており、最近の「SUMMER STAND」からは、過去のキム・ジャンフンのコンサートとほぼ同じ要素が多く見られ、キム・ジャンフンと一緒に仕事をしていた公演関係者たちがPSY側に移ったことから二人の確執は深刻になったと伝えた。allkpopはキム・ジャンフンがこのような状況の下、暫く韓国での活動を中断し、外国でのスケジュールに集中するために海外へ赴く予定だと付け加えた。

この記事では「公演をコピーしたとして訴訟提起を主張したコ・ヒジョン氏が、結局今回の事態で韓国のネットユーザーからバッシングされ、9日、自身が起こした訴訟について謝罪した」と報道している。

この記事を見た海外のネットユーザーの反応は様々だった。あるネットユーザーは「PSYはカンフーチャンピオンのようだ。弟子がさらに強くなったからと言って、師匠ががっかりしてはいけない」との書き込みを残し、また他のネットユーザーは「公演のパクリということ自体がとんでもない」との反応を見せた。また「誰かが私のヘアスタイルを真似たとすれば、彼らは私の髪型を盗用したことになるのか?」と聞き返したりもした。そして「なぜ人々は他人の成功に嫉妬するのだろう」との書き込みもあった。

正反対の書き込みもあった。「PSYは今“ホットイシュー”だ。もし、それが事実であれば、それは酷いことだと思う」との反応や「PSYは公の場でキム・ジャンフンから公演に関するアイデアをもらったと言ったこともある」との反応を見せた。また、あるネットユーザーは「キム・ジャンフンは、数多くのチャリティーコンサートを開くなど、常に回りを助けるために努力した人だ。そして彼は、PSYが大変だった時に、彼を助けた人だ。事実をはっきり判断して欲しい」などの書き込みを掲載した。

現在allkpopの記事には445件の書き込みが掲載されている状態であり、このような反応は中国とアメリカでの公演を準備するキム・ジャンフン、そして米国で本格的活動を始める予定のPSYの両者にとっても得にはならないだろう。

キム・ジャンフンとPSYの確執を報道した記事はallkpop以外にもある。10月9日付けのYahooフィリピンの記事では「PSYはキム・ジャンフンを裏切ったのか」との刺激的なタイトルの記事を通じて、「PSYはもちろんK-POP全体のイメージまでも損なう恐れがある」と報道している。

この記事は「キム・ジャンフン側の公演関係者が事態を暴露したことで論争になってから、韓国のネットユーザーは、キム・ジャンフン支持派とPSY支持派に分かれた」との内容で、韓国のネットユーザーが、まるで子供のように喧嘩をしているとの印象を与える報道をしている。

そして「PSYが過去に、薬物と兵役問題でスランプに陥ったときに、キム・ジャンフンが彼の復帰を助け、2009年の「ワンタッチ」コンサートでキム・ジャンフンがPSYを起用し、彼の再起の力となった」と言及し、二人の合同公演を、まるで一方が片方を雇用したかのような関係だと書いている。

また「PSYが公演の関係者まで引き抜き、裏切られたと思ったキム・ジャンフンは睡眠剤の過剰摂取で病院に入院する事態にまでなった」と伝えながら、「PSYが世界的なスターになったとはいえ、彼がキム・ジャンフンにしたことをカバーするには不十分だ」と否定的な見方を示している。

後半では、PSYの薬物問題や兵役問題にまで言及し「江南(カンナム)スタイルがいくら素晴らしい曲だとしても、PSYの望ましくない過去をカバーすることはできない。犬は主人を裏切らないものだが、人間も同じというわけではないようだ」と、多少過激な表現で記事を締めくくっている。

この記事は、当事者たちが正確な事情を全部明かしていない状況で、片方だけの見方を扱っていることが問題だ。また、一般的な記事には使われない極端な表現を使い、私的感情さえも感じさせる。

以前言及した記事の波及力は、PSYやキム・ジャンフンに限られるのではなく、K-POP全体に影響を及ぼすものと思われる。

先日二人の確執に関する記事が報道され、今や国内だけでなく、海外のマスコミにまで報道されている。このような状況でのマスコミの接近は、当事者たちにとって得することよりは損することの方が多いであろう。まだ遅くない。当事者達が手を繋ぎ、和解する姿を見せれば、国民は二人に激励の拍手を送るだろう。真のプライドは先に手を伸ばすことであり、その相手と喜んで手を繋ぐことではないだろうか。

記者 : チョ・ジョンウ