ミン・ヒョリンが語るチャ・テヒョンとパク・ジニョン

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写真=スターフォックス

ミン・ヒョリンが語る俳優チャ・テヒョンと“新人俳優”パク・ジニョン

最近、2作連続で観客の前に立つことになったミン・ヒョリン。彼女の演技を語る上で、触れないわけにはいかない人物がいる。俳優チャ・テヒョンと“新人俳優”パク・ジニョンのことだ。

チャ・テヒョンとは映画「風と共に去りぬ」で共演した。同映画は、朝鮮時代権力の象徴だった氷を手に入れるために繰り広げられる事件をコミカルに描いた作品である。ミン・ヒョリンはここで、氷を盗み出すために集まった様々な分野の専門家のうち、潜水の専門家ペク・スリョン役を演じた。

それなりに重要な役割だったが、問題は水にあった。ミン・ヒョリンはひどい水恐怖症だったのだ。

「水の中でもう少し自由に泳ぎたいと思って、水泳を習ったんですが、最初はフリースタイルから習うじゃないですか。でもいざ撮影するときは潜水しなければならなかったので、平泳ぎの姿勢を取るように言われました。それで、習い直しました。時間がある度に撮影現場に早く行ってさらに習いました。いつか使える日が来るでしょう(笑)

でも、水の中で撮影したということについては達成感があります。10歳の頃、海や川で溺れて危険な目にあったことがあるので、水に対するトラウマがあったんです」

時代劇と潜水の演技に初めて挑戦するミン・ヒョリンにとって、大きな力になってくれた俳優がチャ・テヒョンだった。励ましや勇気をくれたそうだ。演技の面だけではなかった。一緒に撮影するスタッフ一人ひとりに配慮する姿にミン・ヒョリンは後輩としても先輩を見習いたいと思ったそうだ。

パク・ジニョンは芸能界に必ず必要な人……まるで空気のような存在?

映画「ミリオネア・オン・ザ・ラン」でパク・ジニョンと共演したミン・ヒョリンは、「この芸能界に必ず必要な人」とパク・ジニョンを指名した。彼の言葉に行き過ぎていることはないかと尋ねたら、「絶対にそれはない」と否定した。

「付き合ってみると、どうしてJYP、JYPと言うかがわかりました。『ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~』でも、事務所の人達や周りの人達にまっとうに生きろと話していましたよね。小言のように聞こえますが、そんな話はアイドルグループの人気が高い時に言っておくべきだと思います。歌手活動が終わったら、彼らが何を抱えて生きるべきかについて教えてくれているわけですから」

あまりにも真面目な答えに、ミン・ヒョリンに“新人俳優”パク・ジニョンの演技はどうだったのかと少し意地悪な質問をしてみた。するとミン・ヒョリンは「真心が込められているんです」とパク・ジニョンを積極的に支持した。

「他のインタビューで、少し面白く言おうと思ってパク・ジニョン先輩が私に多く指摘したと話したことがありますが、それも私への関心だと思います。先輩は、『人なら誰にでも必要な存在になれ』と言ってくれます。歌も演技の一種じゃないですか。パク・ジニョン先輩が歌うとき、メッセージを伝えて演技をするんです。だからなのかは分かりませんが、初めての映画出演だったのに、そこには純粋さと真心が感じられました。私はドラマ『トリプル』のとき、もちろん演技は未熟でしたが、その時の純粋さというのは、今は見られないものですから。それでパク・ジニョン先輩の初の主演作品で共演できたことが光栄です。彼の純粋さが見られて、真心を込めて映画を撮ったので、結果についてはなんとも言えませんが、『先輩は心で話そうとする人なんだな』ということを感じました。映画のPRにも本当に一生懸命だったんです」


ミン・ヒョリンに時代劇は似合わない?……「ちゃんとやってみせる」

賽は投げられた。ミン・ヒョリンが時代劇に出会う時も迫っている。時代劇にとても出演したかったという話をしながら、ミン・ヒョリンは周りから聞いた否定的な噂も一緒に話した。

「時代劇がやりたくてしょうがなかったんです。でも、ミン・ヒョリンは時代劇が似合わなさそうだという声もありました。『風と共に去りぬ』の台本が入ったと聞いて、水恐怖症がひどいにも関わらず、やりたいと言いました。時代劇を演じること自体が本当に好きなんです。特に、韓服(韓国の伝統衣装)を着て演じるところが好きです。撮影中ずっと有名な先輩方と一緒だったので、最初は緊張したのですが、皆さんは温かい人たちだったので幸せでした。本当に良かったんですが、撮影時はとても寒い日ばかりでしたし、トンネルも自分たちで掘りましたし、私はただの海女だし……(笑)」

酷寒の環境で苦労しながら映画を撮っただけに「風と共に去りぬ」はミン・ヒョリンにとって特別な意味を持っている。多くの人達は「サニー 永遠の仲間たち」に出演したミン・ヒョリンを700万人の観客を動員したヒット女優だと言うが、多くの女優たちが出演していたため「サニー 永遠の仲間たち」のヒットの責任の面では相対的に軽く感じたと言う。

かえって「風と共に去りぬ」に対してミン・ヒョリンはさらに大きな責任を感じているようだった。「今回の作品では、広報活動もしっかりやるつもりです」と彼女は目をさらに輝かせた。

記者 : イ・ソンピル