本格的なコメディアクション映画「チャ刑事」の制作報告会、臭くて太ったけど…カッコいい？

春夏クールを制圧するコメディ映画が登場した。シン・テラ監督の映画「チャ刑事」だ。

映画「チャ刑事」の制作報告会が3日午後、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)・清潭(チョンダム)CGVで開催され、シン監督及び俳優たちは映画のユニークな設定に対して、感想を述べた。
感想を語り始めたのは、主演のカン・ジファンであった。映画で太りに太ったDラインのボディから、潜伏任務のために体重を減量してモデルになるしかなかった彼は「映画の後半ではカッコよく出るから、とことん壊して見せるぞと思った」と話し「(臭くて汚れている姿に)周りからは私を別人だと錯覚されたり、撮影場所でもスタッフから臭くて汚いものとして粗末に扱われたりした」と明かした。

これに対して女優のソン・ユリは「カンさんが送ってくれた、太った写真をみてビックリしたけど、実際に会ってみたら可哀想だった」と話し「私は今回の映画でボディラインが強調される衣装を着て、ご飯を食べることも大変だったし、食べると消化できなくて、仕方なくダイエットもできた」というエピソードを話した。

「チャ刑事」でカン・ジファンは、犯人を検挙するために急激な体重減量とモデルトレーニングを受けた刑事のチャ・チョルス役を、ソン・ユリはチャ刑事のメイクを担当するファッションデザイナーのコ・ヨンジェ役を演じる。
韓国の「コメディ・ブレーカー」になる…定番のコメディを覆すという「チャ刑事」
映画「チャ刑事」は、新米の刑事が他の職場に密かに潜入する内容で「アンダーカバーボス(大企業の最高責任者が自分の地位を隠してもぐりこむ内容のドキュメンタリー)」のようなミッション映画である。カン・ジファン、ソン・ユリの他、モデル出身の俳優イ・スヒョク、新人のキム・ヨングァン、ケーブルサバイバル番組出身のモデル、シン・ミンチョルが一緒に出演する。

「チャ刑事」は本格的なコメディを掲げながらも、捜査劇が加わったアクション映画だ。映画「7級公務員」で興行に成功したシン・テラ監督とカン・ジファンが再びタッグを組んだことからも注目される。「7級公務員」は400万観客動員に成功した。

シン・テラ監督は、同日この場で、「この映画は“ファッション・ブレーカー”を取り扱った作品で、一方では“コメディ・ブレーカー”とも言える。既存のコメディを覆して、新たなコメディを披露する」と話し、映画への並々ならず覚悟を述べた。

コミカルなキャラクターをこなすために、カン・ジファンは撮影中に実際に12Kgを増やして、また13Kgを減量することまでした。カン・ジファンは「元々あまり太らない体質だけれど、体重を増やすために鶏むね肉とご飯を混ぜた食事を1日6回食べた」と話した。

ファッションデザイナー役を演じたソン・ユリも、映画のために普段は着ないタイプの服を着るなど、新たな経験をしたと明かした。

ソン・ユリは「映画に登場する服の中で、自分でデザインしたものもある。衣装チームと事前にじっくり相談した」と話し「美しさよりは、キャラクターをうまく生かせる衣装を考えたけれど、レディー・ガガの衣装も参考にした」と話した。ソン・ユリは「FIN.K.Lのメンバーは、私が普段、このようなタイプの服を着ないことを知っているから、映画を見たら面白がるでしょう」と付け加えた。

この日の制作報告会では、出演俳優と専門モデルのランウェイイベントもあった。特に、ギャグコンサートの「ファッションNo.」チームが共に出演し、ユニークなファッションを披露して、笑いを誘った。

映画「チャ刑事」は5月末に韓国で公開される予定である。