Stray Kids、ニューアルバムは5つ星!ワールドツアーで感じたことは?「日本ドームの規模に驚いた」

OSEN |

写真=JYPエンターテインメント
「多くの方に特別感を与える、意味深いアルバムになったら嬉しいです!」

Stray Kidsが5月2日、3rdフルアルバム「★★★★★(5-STAR)」とタイトル曲「S-Class」でカムバックした。

「★★★★★(5-STAR)」は1日午後現在、予約注文数が513万枚を突破。5月30日午後時点で予約注文数が493万枚を記録し「K-POP史上最多の予約注文数」を達成したのに続き、再び新記録を樹立した。2022年には、3月と10月にそれぞれ発売したミニアルバム「ODDINARY」と「MAXIDENT」で米ビルボードのメインチャート「ビルボード200」で2作連続1位を獲得した。「MAXIDENT」は発売1ヶ月で累計販売量300万枚を突破し(Circleチャート基準)「JYPエンターテインメント初のトリプルミリオンセラー」まで成し遂げた。

今年4月、Stray Kidsは全世界18地域で、計42回にわたる2度目のワールドツアー「MANIAC」を成功裏に終えた。1年間という長い道のりの中、韓国・ソウルのオリンピック公園KSPO DOME、日本の京セラドーム大阪公演に続き、K-POP男性グループ史上2番目の北米スタジアム公演を成功させ、完売という意義深い成果を上げ、強大な世界的人気と影響力を再証明した。

今回のタイトル曲「S-Class」は、2018年のプレデビュー曲「Hellevator」からすべてのタイトル曲を自ら作る、グループ内のプロデュースチーム3RACHA(バンチャン、チャンビン、ハン)の音楽的才能が凝縮された作品として、発売前からK-POPリスナーの期待を高めていた。

以下は、ニューアルバム「★★★★★(5-STAR)」の発売に先立って行われた、メンバーのインタビューだ。

―― 前作「MAXIDENT」以来、約8ヶ月ぶりに3rdフルアルバム「★★★★★(5-STAR)」で帰ってきました。タイトルから誇りを感じますが、カムバックの感想を聞かせてください。

バンチャン:3枚目のフルアルバムなので緊張もしますが、楽しみでもあります。特別なフルアルバムなので、本当にたくさんのことを準備しましたし、STAY(Stray Kidsのファンの名称)と一緒に、世界中のリスナーの皆さんに楽しんでもらいたいです。

リノ:約8ヶ月ぶりに、STAYの元気を取り戻す曲でカムバックできることにワクワクしています。世間の皆さんにとっても、特別に記憶に残る曲とアルバムになることを願っています。

チャンビン:いつも「次のStray Kids」を期待してくださるSTAYのために、本当にたくさん悩み考えた末に出せるようになったアルバムです。皆さんの期待に応えるために全てを注ぎ込んで、ぎゅっと詰め込みました。

ヒョンジン:2021年8月の2ndフルアルバム「NOEASY」以来、約2年ぶりに新しいフルアルバムでカムバックする分、より一生懸命準備しました。本当に楽しみでワクワクします。

ハン:楽しみでもあり、一方ではプレッシャーもありますが、僕たちが自信を持って一生懸命作ったアルバムなので、多くの方に気に入っていただけたらと思います。

フィリックス:「MAXIDENT」以来8ヶ月ぶりにカムバックすることになりましたが、ときめきながらも緊張しています。久しぶりにStray Kidsだけのカラーを、しっかりお見せします。

スンミン:3rdフルアルバムにふさわしいクオリティで戻ってこなければならないという思いがとても大きかったです。一曲一曲、真心をこめて歌い込み、何より長く待ってくださったファンの皆さんを満足させるアルバムになることを願って、長い間メンバーと一生懸命準備しました。

I.N:久しぶりのフルアルバムなので、とてもときめいて楽しみです。多くの方に気に入っていただけたら嬉しいです。

―― 昨年3月「ODDINARY」と10月「MAXIDENT」の2枚のミニアルバムで、米ビルボードのメインチャート「ビルボード200」で2作連続1位、「MAXIDENT」はアルバム販売数が300万枚を突破しました。優れた成果による高い期待が、ニューアルバムを準備する過程でプレッシャーになりませんでしたか? キャリアハイを更新しているStray Kidsが、さらに高く飛躍できる原動力と秘訣があれば教えてください。

リノ:世界中にいるSTAYが僕たちに惜しみない愛を送ってくれたので、一緒に成し遂げたことだと思います。愛されている力を原動力に走り続けたいと思います。

ヒョンジン:良い成績が、時にはプレッシャーに感じることもありますが、ファンの皆さんが送ってくれた愛をより強く感じるので、さまざまなステージで素敵なパフォーマンスをお見せしたいという気持ちも一緒に大きくなる気がします。

スンミン:(音楽への)愛から始めたこの仕事で、音楽を愛する気持ちが変わらないからこそ、これからも頑張れるんだと思います。高い期待と視線がプレッシャーになることもありますが、これも感謝して、多くの方に音楽で力を与えられる歌手に成長していきたいです。

―― タイトル曲名が公開され、「Stray Kidsらしい」という反応が集まっています。曲名をはじめ、歌詞、サウンドのあちこちに特別なセンスが感じられるのですが、インスピレーションの源が気になります。

バンチャン:「僕たちStray Kidsの色と存在を明確に刻む曲を作ろう」という思いで制作しました。Stray Kidsならではの特別な自信を感じることができる曲でもあり、世界中のすべての人が特別な存在なので、僕たちの曲を聴いて自信を持ってもらえたらいいなと思いました。

チャンビン:多くの方々が期待している僕たちの姿についてずっと考察してきた過程で出てきた結果だと思います。インスピレーションの源は、普段面白いと思った考えをそのままにせず、もう一度思い出してメモすることが大きな力になっています。

ハン:「僕たちのユニークさ、そして特別さというものを表現できるものは一体何だろう?」という考えの末に生まれたタイトル曲です。本当にたくさんの努力が込められた曲だと思います。

―― アルバム名と共に、タイトル曲「S-Class」も尋常ではないオーラを放っています。“Stray Kids印”を押した新曲が本当に楽しみです。2023年最初のカムバックのタイトル曲「S-Class」ならではの、“特別で奇抜な”魅力を紹介してください。

チャンビン:新しくてユニークな曲構成とウィットに富んだ歌詞が、Stray Kidsらしさをより際立たせていると思います。そして、パク・ジニョン代表が曲を聴いて、惜しみなく絶賛してくださいました!

スンミン:そうなんです。パク・ジニョン代表が「S-Class」のミュージックビデオ撮影現場に来て応援もしてくださるほど、独特で奇抜で楽しい曲です。Stray Kidsの色は生きていますが、ハッとさせられる曲構成と、耳を強打する数々のポイントに注目してください。

I.N:初めて聴いたときに「これだ!」と思った曲でした。本当に記憶に残って、これじゃないとダメだと思った曲です。僕にとってすごく特別で衝撃的な曲だったので、STAYにとっても、そんな曲になることを願っています。

―― タイトル曲「S-Class」は「変わった子の中でも一番変わっていて、特別な子の中でも一番輝いている」というメッセージが込められています。自分たちが「変わった人」「輝く人」であることを知って、自信を持って歌詞を書いているStray Kidsの意気込みも感じられます。それぞれタイトル通り、自分たちが最も「変わっていて、人とは違う、輝いている」と思う長所を紹介してください。

バンチャン:僕は、Stray Kidsとしてデビューできたことが、一番変わっていて人とは違い、輝いていて誇らしい長所だと思います。

リノ:みんな特別ですよね! 僕もそう思っています。僕はステージの上で、目が特別に、もっと輝いています!

チャンビン:ラップのトーンと発声が特別だと思うので、その特別さを際立たせるためにもっと努力しています。

ヒョンジン:僕の特別な点を挙げるとしたら、感受性が豊かだというところですが、これが職業的に役立つと思うので、前向きに考えています。

ハン:僕は瞬間判断能力が特別だと思います。何か予想外の状況に直面した時、その対処法を素早く見つけ出すことができると思います。

フィリックス:ユニークなファッションとビジュアルが僕の長所だと思っています。特に、今回のタイトル曲「S-Class」では、ユニークなパフォーマンスまで加わっているので、特別な姿をお見せできると思います。

スンミン:歌を心から愛している安定感です。普段は明るいですが、歌を歌うときだけは没頭させることができる点が、僕の長所だと思います。

I.N:笑顔と無表情のギャップがすごく大きいので、いろいろな姿をお見せできると思います。

―― フィリックスは3RACHAと一緒に、4曲目の「Super Bowl」の作詞に、9曲目の「FNF」はバンチャンと一緒に作詞・作曲に参加しました。この2曲を通じて伝えたい話とは何でしょうか。

フィリックス:「Super Bowl」は中毒性のあるサウンドが特徴で、涼しい快感を伝えたいと思いました。以前から準備していた曲なので、3枚目のアルバムに収録できて嬉しいです。そして「FNF」は、僕とバンチャンの故郷であるオーストラリアで、数年前に大きな山火事が起きた時に抱いた感情を思い出しながら、心の奥底にある話を歌詞に込め、多くの方に共感してもらいたいと思いました。

―― 4曲目の「Super Bowl」、10曲目の「Youtiful」は、Stray Kidsが初めて披露するオリジナルの英語曲です。オリジナルの英語曲を披露することになったきっかけが気になります。また、歌詞を英語で書くことになった特別な理由やきっかけはありますか?

バンチャン:「Youtiful」は「STAYが僕たちに言ってくれる美しい言葉を一つ一つ集めて、もう一度聞かせてあげたい」という気持ちで書いた曲です。「あなたはあなたらしく美しい」というメッセージを、世界中のすべてのSTAYにプレゼントしたいと思い、英語で作詞しました。

フィリックス:「Super Bowl」や「Youtiful」などのオリジナル英語曲を通して、僕たちの色をもっと広く表現してみようということで、世界中のSTAYに僕たちのメッセージが伝わればいいなと思い、英語で歌詞を書いてみました。

―― 「2022 MAMA AWARDS」でのコラボステージで話題になった、ヒップホップの大御所タイガーJKと、5曲目の「TOPLINE(Feat. Tiger JK)」で再び息を合わせました。どのようにして再会することになったのか、裏話を教えてください。また、ヒップホップレジェンドと一緒に作業して、アーティストとしてのインスピレーションや影響を受けたことがあれば教えてください。

バンチャン:光栄なことに、タイガーJK先輩と「2022 MAMA AWARDS」のステージに一緒に立ちましたが、その前の会話の中で「僕たちが作ったデモがあるのですが、先輩と一緒にやったら本当に素敵な曲ができそうです。もしよろしければ一緒に作業してみませんか」という質問から始まり、コラボの話をするようになりました。先輩が快く引き受けてくださったおかげで、本当に素敵で大好きな曲が誕生しました。

チャンビン:僕たちにとっては本当に大きな名誉で、フィーチャリングで参加してもらったラップを聴きながら、タイガーJK先輩のライムの位置と歌詞に改めて驚きました。今振り返っても、本当に信じられない瞬間だと思います。

ハン:とても尊敬し、今も本当に好きなアーティストであるタイガーJK先輩と一緒に息を合わせられただけでも本当に幸せでした。僕たちにもたくさんの応援をいただきましたが、次回も機会があればまた一緒に作業してみたいです。

―― Stray Kidsといえば、華やかなパフォーマンスも欠かせません。タイトル曲「S-Class」のパフォーマンスが気になります。

リノ:星を連想させるサビの振り付けが、簡単そうに見えますがかなり複雑です^^; 今回の振り付けは曲がとても特別なので、慎重に選んで決めたと思います。チャレンジ映像で披露したポイントダンスをたくさん真似していただければ、曲をより楽しく、エキサイティングに感じていただけると思います。

ヒョンジン:「特別」な振り付けをお見せすることが一番重要でしたし、独特で特別で素敵な振り付けだと確信しています。期待に応えられるほど、ステージで素敵な姿を確認できるはずです!

フィリックス:サビの振り付けとダンスブレイクがポイントだと思います。珍しい曲に合わせて、パフォーマンスまで珍しくするために、振り付け構成やジェスチャーひとつひとつに気をつけて作りました。

―― 予告映像だけで膨大なスケールを誇るタイトル曲「S-Class」のミュージックビデオを撮影するにあたり、特別な裏話はありましたか? メンバーが選ぶ名シーンも気になります。

バンチャン:僕は、見どころが多すぎてすべての瞬間が名場面だと言いたいのですが、ワンシーンを選ぶとしたら、曲の導入部、漢江(ハンガン)の上でパフォーマンスをしたシーンが、一番インパクトが強くて素敵だと思います。

リノ:ミュージックビデオに出てくる火柱がすごく大きかったのですが、おかげで暖かく撮影した記憶があります(笑)。そして、撮影する時も楽しくて幸せだった記憶のおかげで、名シーンは漢江の艀でのパフォーマンスだと思います。

ヒョンジン:漢江の上にセットを設置して制作したミュージックビデオなので、最初に出てくるソウル市が一望できるドローンカメラのシーンが一番印象的です。

フィリックス:全員で踊るシーンの撮影中、ドローンに火花をつけて空で爆発するシーンを撮影したのですが、個人的にはとても不思議でしたし、かっこよくて一番印象に残っています。

スンミン:ちょっとした裏話をすると……パク・ジニョン代表が僕たちのミュージックビデオの撮影現場に来てくださったんですが、なんと3個もおでんを召し上がりました。代表のモッパン(たくさん食べること)を遠くから見ていて、とても楽しくてなんだか嬉しかったです(笑)。名シーンは、漢江の上に艀を繋いだセットを組んで撮影したダンスシーンが、本当にかっこよく撮れたと思います。あ、あと曲の冒頭にある僕のパートで、一生懸命踊っている僕の姿も素敵に撮れていました。楽しみにしてください~!

―― アルバム発売に先立ち、収録曲の一部を紹介するStray Kidsのシグネチャー予告コンテンツ「UNVEIL : TRACK」が、YouTubeトレンドでワールドワイド1位を達成し、全世界のファンの熱い関心を集めました。タイトル曲はもちろん、収録曲まで自分たちで作ったウェルメイド作品なので、高クオリティの映像コンテンツで先行公開できるという自信が垣間見えました。撮影中のエピソードや、公開された映像を見てメンバーと共有した特別なリアクションがあれば紹介してください。

ハン:様々なロケーションと衣装で、耳でも目でも飽きることなく、中毒性のある姿をお見せできると思い、撮影に励みました。

スンミン:「DLC」の「UNVEIL : TRACK」をフランス・パリで撮影することになったのですが、落ち着いて撮影した現場の雰囲気とは違って、静寂でありながらも華やかな編集版が、本当に不思議なほどよく撮れていて、良かったねとメンバー同士で話していました。

I.N:「TOPLINE(Feat.Tiger JK)」の「UNVEIL : TRACK」が公開された時、兄さんたちと居たので一緒に見ましたが、みんなとてもカッコよくて何度も見てしまいました^^ そして「UNVEIL : TRACK」の前に公開されたトレーラー映像の中で、フィリックス兄さんが道路の上で車を指揮するシーンが一番印象に残っていますし、とても良かったです。

―― では、メンバーたちが自ら3rdフルアルバム「★★★★★(5-STAR)」に星をつけるとしたら?

チャンビン:タイトル通り、5点をあげたいです。それだけ自信もあり、誇りが込められたアルバムです。

ヒョンジン:当然、5点です。本当に奇抜なものの中でも一番奇抜なアルバムなので、リスナーの皆さんも飽きないと思います。

I.N:僕も5点です。今回のアルバムには本当に良い音楽がたくさん入っていて、タイトル曲と同じくらい良い収録曲がたくさん入っているので、聴く楽しみがあります。

―― 今年、世界18地域、計42回にわたる2度目のワールドツアー「MANIAC」を成功裏に終えました。約1年間の長い旅程を終えた感想をお聞かせください。ツアーを展開する中で、徐々に大きくなっていく規模を体感したエピソードはありますか? また、ファンと一緒に振り返ってみたい特別な瞬間はいつでしょうか。

バンチャン:ツアーのすべての瞬間が夢のようでした。大切なメンバーやスタッフの方々、そして一番大切な僕たちのSTAYまで、みんなと一緒に一つの空間で、一緒に歌って遊べたことが本当に幸せでした。STAY一人ひとりの輝く瞳を見ながら作った思い出が忘れられません。早くまたツアーで、世界中のファンの皆さんと交流したいと思っています。

リノ:ソウルから始まり、北米スタジアムで締めくくりましたが、「MANIAC」ツアーをしながら、僕たちを応援し、愛してくださる方がどんどん増えていることを、大きな歓声と輝く目で体感することができました。

フィリックス:「MANIAC」ツアーを通じて、初めて日本のドームで単独公演をしたのですが、ステージがエレベーターのように上がったことと、壮大な規模が記憶に残っています。特にすべてのツアーで、ステージ上でSTAYの声を聞いたとき、本当に大きく感動しました。

―― 2021年8月の2ndフルアルバム「NOEASY」で、「JYPエンターテインメント初のミリオンセラー」「デビュー初の地上波音楽番組1位」「Spotifyグローバルトップ200チャートで自己最高順位を達成」など、数々の新記録を打ち立てました。熱心に準備した3rdフルアルバムで新たに樹立したい記録はありますか? また、今回の活動を通じて、どのような変わった魅力を見せてくれるのか、STAYに少しだけ教えてください。

ハン:音楽番組、ファンミーティングなど、様々なコンテンツでSTAYに会いに行きます! これからもたくさん応援して、関心を寄せてほしいです。新しいアルバムで、STAYとStray Kidsが新たな歴史を書いていきたいと思います。本当にありがとうございます。

ヒョンジン:「MANIAC」ツアーを通じて、ドームからスタジアムまで、たくさんのSTAYとお会いしましたが、もし僕たちが3rdフルアルバムの活動と一緒に新しいワールドツアーをすることになったら、単独公演としてもっと大きなステージに立って、より多くのファンの皆さんと一緒に大切な思い出を作りたいです。

スンミン:後で振り返った時、Stray Kidsの成長史に残る、そして多くの方々の記憶に残る良いアルバムになればと思います。久しぶりに変わった髪色でお会いしましょう!

「僕たちのニューアルバムが、多くの方々に“特別感”を与える、意味のあるアルバムになればと思います。自分自身に特別な何かがあると信じて、どんなことにも自信と勇気を持てるように、僕たちStray Kidsがいつも力強く応援します。今回のStray Kidsの3rdフルアルバム『★★★★★(5-STAR)』をたくさん愛してください!」

記者 : ソン・ミギョン