「良くも、悪くも、だって母親」イ・ドヒョン、検事になった本当の理由が明らかに【ネタバレあり】

TVREPORT |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「良くも、悪くも、だって母親」放送画面キャプチャー
イ・ドヒョンのラ・ミランに対する本音が公開された。

24日に韓国で放送されたJTBC「良くも、悪くも、だって母親」第9話では、自分だけ知っている秘密を持ったまま冷血な検事になったガンホ(イ・ドヒョン)の話が描かれた。

ヨンスン(ラ・ミラン)のことを憎み、恨みながらも結局その“悪い母”が望んでいた通り、法曹界に進路を決めたガンホ。それは父のへシク(チョ・ジヌン)を無念に死なせ、母のヨンスンの人生を徹底に奈落に落とした人々への復讐のためだった。視聴者の反応も爆発的だった。第9話の視聴率は全国9.4%、首都圏9.6%(ニールセン・コリア、有料世帯基準)で4話連続で自己記録を更新し、4週連続で同時間帯視聴率1位を記録した。ターゲットである20~49歳の視聴率も2.4%で全チャンネルで1位をキープし、熱い人気を証明した。

同日、ヨンスンが発見したSDカードには、テス(チョン・ウンイン)を相手に復讐を準備していたガンホが身辺に脅威を感じ、残した手紙があった。SDカードに保存されていた膨大な記録は、ガンホの大学入学後から事故発生前まで、彼が冷血な検事になるしかなかった理由を物語っていた。その中でもガンホを変化させた決定的な事件があった。ガンホが法学部在学中に現役判事の母を持つ学生の成績操作と奨学金の特恵を問題化し、喧嘩になったのだ。ヨンスンは警察署で息子の代わりに跪き、善処を求めた。法曹界に務めることになるガンホに汚点が残ることを懸念したのだ。

ガンホは理不尽な現実に憤った。しかし、ヨンスンに「それがお母さんが望んでいたことだよね。目的のためなら、手段を選ばない卑怯な俗物になること」と言い、仕方なく隣で跪いた。その時、ガンホは判事や検事になれと母が言っていた小言の意味が何か、自身が法学部に進学した理由とやるべきことについて気づいた。そして真っ先に父の死に関連する裁判の記録と判決文を探した。

見習い検事になった直後に彼は、裁判の記録を照会し、正式任官後は捜査の記録も再要請した。当時、現場の写真と剖検の写真を見比べていた彼は決定的な差を見つけた。過去、ヨンスンが疑問を提起したように、現場の写真には抵抗痕がなかったが、剖検の写真には誰かの爪の跡があった。知らないふりをしていた担当刑事は、ガンホが追求すると真実を打ち明けた。農場の防火と父の殺害を指示した黒幕は、担当検事のテスだった。これはガンホがハヨン(ホン・ビラ)を利用してテスに接近した理由でもあった。ウビョク(チェ・ムソン)の孫であるジェミン(ユ・ジョンフ)が関連しているウミジョン事件を担当したのも同じ理由からだった。

テスがウビョクグループからトサングループに移り、復讐に支障が出そうだったが、災い転じて福となすだった。その時、大統領選挙を狙っているテスに致命打となるスヒョン(キ・ウンセ)と子供の存在が分かったからだ。彼はスヒョンを自分の味方にし、ウビョクグループの秘密資料と遺伝子検査の結果用紙を手にした。ウビョクとテスにスヒョンと子供を殺したと言ったのも嘘だった。ガンホは長い時間親しかった刺身屋の社長(ソン・ナクギョン)の助力で、2人がテスの目から離れて過ごせるようにした。しかし、テスの秘密が分かった以上、ガンホ自身も安心することができなかったため、ミジュ(アン・ウンジン)に続きヨンスンとも他人になることを選んだ。

何よりガンホの最後の手紙には、ヨンスンへの本音が書かれていいた。公訴時効が終わったへシクの事件は、すでにガンホには無意味なものだった。「僕が本当に復讐したいと思ったのは、彼らによって徹底的に崩れた母の人生、世界で最も愛している息子に対し、一生悪い母として生きるしかなかったその悲しみです」というナレーションとともに、限りなく厳しかった母を誰よりも理解していた幼いガンホの姿が視聴者を感動させた。

ようやくガンホが描いた大きな絵が分かったヨンスンは嗚咽した。誰よりもガンホを判事や検事にすると夢見ていたヨンスンだったが、その復讐の危険性も知っていたため、心配が先立った。ヨンスンはガンホが再び戻ることができないように、書類やSDカードをすべて燃やした。「自分が壊れてする復讐は復讐ではない。本当の復讐は、復讐の理由すら忘れるほど綺麗に忘れて、自慢できるほどよく生きることよ」と一瞬にして変わるヨンスンの目つきは、2人の未来への好奇心をくすぐった。

記者 : イ・スヨン