JYP、時価総額が約4000億円を突破…所属歌手のアルバムの売上&ツアーの成功が要因

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写真=JYPエンターテインメント
JYPエンターテインメントの時価総額が、4兆ウォン(約4000億円)を突破した。

JYPは5月16日12時に株価が113,100ウォン(約11,508円)を記録し、時価総額4兆148億ウォンを達成した。高値と安値はそれぞれ115,400ウォン(約11,742円)、105,000ウォン(約10,684円)だ。

JYPの時価総額が4兆ウォンを突破したのは上場以来、初めてだ。歌手兼プロデューサーのパク・ジニョン代表は1996年、JYPの前身であるテホン企画を創立してから、god、RAIN、ピョル、ノウル、イム・ジョンヒ、Wonder Girls、2AM、2PM、miss A、GOT7、TWICE、DAY6、Stray Kids、ITZY、Xdinary Heroes、NiziU、NMIXXなど才能のある歌手を発掘・デビューさせ、成長を続けてきた。

パク・ジニョン代表は2014年、JYPの目標は時価総額3兆ウォン(約3000億円)だと明らかにした。この目標を達成した後、彼は今年4月15日に公式SNSを通じて「2014年にインタビューをした時、JYPの時価総額が1400億ウォン(約143億円)ほどだった。今振り返ってみたら、僕がどれだけとんでもない話をしていたのか笑いが出る。しかし、本当にありがたいことに、同僚のスタッフやアーティスト、ファンの方々と投資家の方々のおかげで、その荒唐無稽な夢が実現した。これからJYPがどうなるかという話はもうできないけれど、一つ約束できることはこれからも誠実に、真面目に、謙虚に事務所と僕自身を引っ張っていくということだ。本当に皆さんに感謝する」と明らかにした。

時価総額4兆ウォン達成は、Stray KidsとNMIXXなど所属歌手のアルバムの売上の好調、Stray Kidsの大規模な海外ツアーとITZYの日本アリーナツアーの成功を基にした「アーニングサプライズ(Earnings Surprise、予想を大きく上回る実績)」のおかげだ。

JYPが5月15日に発表した四半期報告書によると、JYPの2023年第1四半期の売上は約1,180億ウォン(約121億円)、営業利益は約420億ウォン(約43億円)、純利益は427億ウォン(約43億円)だ。第2四半期には、TWICEの大型ワールドツアー、6月2日のStray Kidsdの3rdフルアルバム「★★★★★(5-STAR)」のカムバックなども予定されており、好調は当分続く見通しだ。

メリッツ証券のチョン・ジス研究員は「安定性を超えた破壊力のある業績」と買いの意見を示した。適正な株価は、業績予想の変更を反映し、12万ウォン(約12,000円)に引き上げた。

年内に開始される予定の米ガールズグループデビュープロジェクト「A2K」への期待も反映された。「A2K」は、アメリカとカナダなど英語圏を中心に行われるグローバル女性グループデビュープロジェクトだ。アメリカでK-POPシステムをベースにした最初のグローバルガールズグループを立ち上げることで、パク・ジニョン代表が2018年に発表した計画である「JYP 2.0」の中の「GLOBALIZATION BY LOCALIZATION(ローカル化を通じたグローバル化)」戦略とつながっている。

JYPは昨年7月、アメリカ最大のレーベルであるユニバーサルミュージック傘下のリパブリック・レコードと一緒にガールズグループ合作プロジェクト「A2K」を行うと正式に発表した。オーディションは昨年秋、アメリカの主要都市で行われた。

オーディションを通じて選抜された参加者は、パク・ジニョン代表を筆頭に、K-POP企画者、振付師、プロデューサーのノウハウが結集されたJYPの体系的なトレーニングシステムを経てデビューの準備に突入したという。パク・ジニョン代表は「A2K」の一部の試写を終えた後、公式SNSを通じて「本当に楽しみにしていただきたい」と自信を示した。

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記者 : ファン・ヘジン