「PRODUCE」シリーズから「BOYS PLANET」まで、アイドルたちが続々サバイバルに挑戦…新番組にも注目

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再デビューのためにはサバイバル番組が正解だろうか。

過去、新人練習生たちと一緒に競争したアイドルとは違い、今はデビュー経験のあるガールズグループメンバーを集めたサバイバル番組も制作されている。再起が切実なだけに、出演を望むアイドルは多い。1年に数十チームの新人アイドルたちがデビューするだけに、K-POPアイドル市場はすでに飽和状態だ。その中で一部だけが生き残り、所属事務所との契約満了でこれ以上チームを維持できない場合もある。それだけ厳しく、過酷なのがアイドルの世界だ。再デビューが切実なデビュー経験のあるアイドルたちが、続々とサバイバル番組に集まっている。

成功したケースはいくつもある。NU'ESTは2017年、デビュー6年目にして4人のメンバーがサバイバル番組に挑戦した。キム・ジョンヒョン(JR)とベクホ、ファン・ミンヒョン、レンはMnetの「プロデュース101」シーズン2に出演したのだ。結果は成功で、ファン・ミンヒョンは最終11人に選ばれてWanna Oneとして新たにデビュー、シンドローム級の人気を博した。キム・ジョンヒョン、ベクホ、レンもアロンと一緒にNU'EST Wとしてユニット活動を展開した。

Wanna Oneの活動が終わった後は、ファン・ミンヒョンが合流し、再びNU'ESTとして活動しながら多くのファンから支持された。「プロデュース101」シーズン2出演前とは明らかに異なる人気と知名度で、再起に成功した。現在メンバーたちはそれぞれソロ歌手、俳優、MCなど、様々な分野でマルチな活動を続けている。サバイバルを通じた再起で最も成功した例の1つに挙げられる。

LE SSERAFIMの宮脇咲良も、「PRODUCE48」に出演し、活躍の場をさらに広げた。彼女は番組を通じてIZ*ONEのメンバーとして再デビュー。日本人メンバーの中では唯一、現在も韓国を拠点に活動している。LE SSERAFIMで3度目のデビューを果たした彼女は、世界中から注目を集めるガールズグループのメンバーとして飛躍している。

操作疑惑により解散したが、2019年「PRODUCE X 101」で結成されたグループX1にも再デビューメンバーが多数含まれていた。グループUNIQとしてデビューしたチョ・スンヨン(WOODZ)、VICTONのハン・スンウ、UP10TIONのキム・ウソクだ。残念ながらX1は十分な活動ができなかったが、チョ・スンヨンとキム・ウソクはその後、ソロとして様々な活動を始めるきっかけを作ることができた。ハン・スンウもVICTONに合流し、グループ活動だけでなく、ソロ歌手としてデビューも果たした。

Mnet「Girls Planet 999:少女祭典」と「BOYS PLANET」にも再デビューを願うアイドルがいた。CLCのメンバーとしてデビューしたチェ・ユジンは、「Girls Planet 999」に出演し、最終メンバーに選ばれてKep1erとしても人気を博している。またカン・イェソもBustersのメンバーとして活動経験のあるメンバーだ。PENTAGONのフイは、「BOYS PLANET」に挑戦。出演が決まった際、デビュー経験者の中で最も大きな注目が集まった練習生だった。彼はファイナルまで進出したが、最終メンバーには惜しくも選ばれなかった。すでにグループ活動に合流している彼は、今後を見据えて前に進んでいる。

様々な成功事例があるだけに、サバイバルを通じた再デビュー、再起を狙うことは今やごく自然なことだ。最終的に選ばれなくても、番組の話題性によって知名度や人気を高めることはもちろん、新しいグループとしてこれまで以上に成功するケースもあるためだ。番組の人気にもよるが、すでに知名度がある状態でスタートするため、新人練習生に比べて有利な条件にもなることもある。

こうしたアイドル経験者たちのニーズを反映する番組が、韓国で6月13日に初放送されるMnet「QUEENDOM PUZZLE」である。同番組は、従来のガールズグループのメンバーや女性アーティストをパズルのように組み合わせ、最強のグローバルガールズグループを完成させるサバイバル番組だ。少女時代のテヨンがMCを務め、MOMOLANDのジュイ、LOVELYZのKei、AOAのドファ(チャンミ)、Rocket Punchの高橋朱里&スユン&ヨンヒ、元NMB48の白間美瑠など26人が出演する。経験者で構成されるだけに、これまでのサバイバルとの差別化は明確だ。果たしてアイドルたちを再デビューさせるサバイバル番組として成功することができのか、注目される。

記者 : ソン・ミギョン