「愛だと言って」EXID ハニ、演技への情熱&恋人について語る“父と3人で会えて嬉しかった”

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写真=SUBLIME ARTIST AGENCY
EXIDのハニが「愛だと言って」に出演した感想や、恋人ヤン・ジェウンへの愛情、女優になってから変わったことなどについて語った。

ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)にあるSUBLIME ARTIST AGENCYで、Disney+ドラマ「愛だと言って」に出演したハニとのインタビューが行われた。

Disney+オリジナルシリーズ「愛だと言って」は、復讐を決めた女ウジュ(イ・ソンギョン)と復讐の対象になった男ドンジン(キム・ヨングァン)、会ってはならなかった2人の男女のラブストーリーを描いた。

ハニは劇中、元恋人であるドンジンのことが忘れられず、よりを戻そうとするカン・ミニョン役を熱演した。彼女は今回の作品でこれまで見せたことのなかった新しい役に挑戦し、約3ヶ月間、世界中の視聴者を泣かせ、笑わせた。過去の恋愛を後悔し、苦しい現実を生きる人物に深く没入して立体的な感情を描き、ストーリーを見事に表現した。

彼女はウェブドラマ「XX」で女優デビューし、ドラマ「白いカラス」「まだNot30」「ユー・レイズ・ミー・アップ」「IDOL:THE COUP D'ETAT」「ファンタジースポット」「愛だと言って」、映画「大人たちは知らない」などで活躍。テレビやOTTなど多様なプラットフォームでキャリアを積んでいる。

ハニは「まだ演技については新人です。よく分かっていない、未知の世界です。それでも3年前と比べると、人間としてはようやく30代のような気がします。何かが大きく変わった感じで、重要なことが大きく変わりました」とし「ただ人がたくさん好きになりました。好きなことを認めるようになったというか」とし「その時は仕事が本当に重要だったんです。仕事が私で、私が仕事でした。今はワークライフバランスが重要になりました。仕事を離れた、私の人生が重要です」と話した。

それから「ミニョンは私にとってすごく挑戦的なキャラクターでした。実は怖かったのですが、無事に終えることができて胸がいっぱいですし、同僚の俳優とスタッフにたくさん助けてもらいました。一緒に演技し、助けてくれたすべての方々に感謝しています」とし「ひとまず、私が演じた初恋のキャラクターは、人々が基本的に期待する面があります。きれいなロングのストレートヘアに白いワンピースを着ているような感じです。細いふくらはぎのような感じが思い浮かびました。それで『私にこれができるかな?』と思ったんです。『私が演じたら作品に迷惑になるのではないか?』と悩みました。ビジュアルも合うのか分からなかったですし、人物の性格や、これまで慣れなかった部分などがありました。そういうものをうまく表現できるだろうかと心配していました」とし、撮影前まで心配していたことについて説明した。

“悪い女”であることに惹かれて選んだという彼女は、期待以上の演技を見せ、好評を得た。「私の名前はキム・サムスン」のヒジン、「コーヒープリンス1号店」のユジュなどを思いながら芝居に臨んだという彼女は「最初はそのようなイメージを思い浮かべながら近づいていったのですが、そうしてはいけないような気がしました。それでは模写のように、その殻だけがあることになるのではないかと心配したんです。撮影が難しくなりそうだと思いました。ある瞬間から『私が望んだからといって持てるものではないんだ』と考えました。私がこれまでやってきたように一生懸命にやって『もし元彼女のイメージが与えられればありがたい』と思いました。でも、それは後のことだと思いました。『それが目的になってはいけない』と思いました」と話した。

キャラクターのため体重も減らしたとし、「ソンギョンさんはすっぴんでした。撮影現場でもリップクリームをつけるのだけだったんです。でも、私は元彼女のイメージがあったので、それなりに努力しました。まず、体重を減らそうと思いました。家では顔にビューティーマシンを一生懸命にあてて、肌に良いという栄養剤を飲み、立ち居振る舞いにも気を使いました。そうしたら『私もこういうジェスチャーができるんだ』と思いました(笑)。普段から身だしなみを整え、大人の女性として過ごそうと努力しました」と気を使ったことに言及した。

また「撮影する時、ダイエットを本当に頑張りました(笑)。ある日、ソンギョン姉さんが私をおんぶするシーンがあったのですが、ぱっと見た時、私をおんぶできなさそうに見えたんです」とし「その時は今より5kg痩せていました。そのシーンを撮る前は食べませんでした。姉さんが私にジムも紹介してくれました。いざおんぶされましたが、とても楽でした」と告白し、笑いを誘った。

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最近、恋人のヤン・ジェウン氏との仲睦まじい2ショットが公開され、話題になった。彼女は現在、精神科医のヤン・ジェウン氏と交際を続けている。2人は昨年6月に交際を認め、当時交際2年目であると明かし注目を集めた。結婚適齢期であるだけに、結婚を期待する人もいる。

ハニは「恋人が精神科医であるため、心理についてもアドバイスはしてくれたか?」と聞かれると「たくさん話すタイプではないので、仕事については恋愛していても、家族でも距離を置くのが好きです。仕事だけでなく、私生活、相手の仕事や生活について共有することが好きではないんです」とし「私が『愛だと言って』に出演し、『ファンタジースポット』も撮りました。そのキャラクターを演じることになったのは、彼が私に『君と似た人物を演じている時、楽しそうで幸せそうに見える』と言ったからです。作品を選ぶ時、それが大きかったんです」と答えた。

また彼女は「やるかどうか悩んでいた時、彼氏が『似ていると思う』と言ってくれました。『やってみるのもいいのではないか』とも言ってくれました。私があまりにもキャラクターのせいで苦しんでいたんです。表に出さないようにしていたけれど、気づかれたのだと思います」とし「『ファンタジースポット』のヒジェは私と似たところが多いと思いました。これまで似たようなところが多ければ惹かれなかったのですが、その時は似たようなことが演じてみたかったです」と恋人のアドバイスが決定的な役割を果たしたと話した。

「お父さんと恋人が会った写真が注目されたが、結婚の話があるのではないか?」という質問には「いつかは結婚するかもしれないけれど、よく分かりません。結婚が必須だとは思いません」とし「私の父が親バカで、私にとって自分の影響力があることを確認したがっているんです(笑)。それで恋人を一度も見せてくれないことってあり得るかと言われました(笑)。母親はすでに恋人に会ったのに、本人は疎外されたと思っていました」と打ち明けた。

続けて「娘ももう年だから、一度は娘の恋人に会ってみなければならないのではないかと言われました。ある日私に電話して『僕も一度会ってみたい』と言ってきました。『お父さんに一度も見せてくれないことなんてあり得るか?』と寂しがっていたので、恋人に大丈夫かと聞いてみました。父が望んでいると言ったら、すごく喜んでいいと言ってくれました。おいしいお肉を食べてハイボールを一杯ずつ飲みました。その日はとても嬉しかったです」と当時を振り返った。

彼女は「私は父が大好きですが、お互いに話もうまくいったので気分が良くて歩いていたら、プリクラを撮るところがあったんです。その日を記念に残したくて、写真を撮ろうと言いました」とし「私の父は慶尚道(キョンサンド)の方で感情を表に出しません。でも、恋人を見て『うちの娘が自分の人生をうまく生きているんだ』と満足したようです。『うちの娘が今幸せだな』と感じたようです」と笑顔を見せた。

この日、ワークライフバランスを求めることになったきっかけについても、「恋人の影響がないと言えば寂しがるような気もするけれど、ただ2人ともそのようなことを重要視して生きていこうと努力しています」とし「医師ということや年齢を離れて『人間対人間』として価値観が似ていて、気が合います。何かを考えたり、選択しようとする時、応援してくれる人だと思います」と愛情を表した。

これと共に彼女は「以前は誰かに『愛とは何だと思いますか?』と聞かれたら、犠牲だと言ったけれど、今は応援だと思います」とし「今回の『愛だと言って』で私の中にいるミニョンを見つけ、認めて受け入れて愛してあげることができました。頼りがちな性格について温かい目で見ることができるようになりました」と満足感を示した。

記者 : ハ・スジョン