イ・ジュニョク「犯罪都市 NO WAY OUT」出演のビハインドを語る“マ・ドンソク先輩からの電話ですぐに決めた”

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写真=「allure KOREA」
俳優イ・ジュニョクが“新しい悪”を届ける。

最近ファッションマガジン「allure KOREA」は、イ・ジュニョクのグラビアを公開した。韓国を代表する犯罪アクション映画「犯罪都市 NO WAY OUT」でヴィランのチュ・ソンチョル役を演じたイ・ジュニョクが、ダークな魅力を披露した。グラビアで彼は黒のレザージャケットを着こなしてカメラを見つめ、完璧なプロポーションとビジュアルを誇った。アップのショットではダークなオーラを放ち、彼の演じた新しいキャラクターを連想させるようだった。

グラビア撮影と共に行われたインタビューで彼は、まず「犯罪都市 NO WAY OUT」に出演したきっかけについて、「1年くらい前、車に乗って移動中だったが、マ・ドンソク先輩から電話があった。『犯罪都市2』が公開される前だったけれど、『犯罪都市 NO WAY OUT』を作る予定だと言われた。一緒にやろうと言われて、どんなキャラクターかと質問したら、『悪党だ』という一言だけだった。何も知らず、その場で『やります』と言った」と回想した。また「感動があった。多くの俳優の中で僕だけを選んで提案してくれたからだ。ハリウッドの俳優が時々インタビューで『電話一本で出演を決めた』と言うけれど、僕もそのように言えるんだと胸いっぱいになったりもした」と振り返った。

続いてイ・ジュニョクは「犯罪都市 NO WAY OUT」のヴィランであるチュ・ソンチョルとシーズン1、2のヴィランの違いを質問されると「チャン・チェン(ユン・ゲサン)とカン・ヘサン(ソン・ソック)が獣のような悪役だったとしたら、チュ・ソンチョルは本能で動くのではなく、まずは考える。設計をした後、戦略的に動くところがある。マ・ソクド(マ・ドンソク)刑事に堂々と立ち向かったりもする」と明かした。また「体を大きくしたわけではなく、体重を増やした。たくましい感じだ」と伝え、イ・ジュニョクが演じたチュ・ソンチョルへの好奇心をくすぐった。チュ・ソンチョル役に溶け込んで自ら変わったと思ったところについては、「体型が変わって運動をする過程も、キャラクターを僕の中に内在させる過程だと思った。今回はアウトサイダーよりはインサ(陽キャ)に近い感性で埋めつくされた」とし「(チュ・ソンチョルは)簡単に曲がるような人ではない。動物だったらバイソンのようだ」と答え、彼が描くチュ・ソンチョルへの期待を倍増させた。

俳優として力をもらっている源を質問されると「この仕事をしているという、それ自体がそうだ。諦めずやっているので耐えられる。仕事をしながら『楽しい』『幸せ』と感じる気持ちは、運良く一日を楽しむくらいで終わり、ほとんどは多くの問題や苦痛に耐えている。苦しんで乗り越えて、もっと良くなろうと頑張る日々が日常に近い。18年近くこの仕事をして学んだのは、誠実に一日一日耐えないといけないということだ」と打ち明けた。

最後に俳優という仕事が好きな理由を質問すると、「これは自信を持って言える。映画にハマっているから。映画というコンテンツに惚れて、それが時には親のように、友人のように傍に存在したので、もはや僕からは切り離せる部分ではなくなった」とし「俳優が頑張っている姿を見ると感動的だ。俳優ってあんなに最善を尽くすのか、と感じる。“同僚愛”だと思うけれど、そういう姿を見ると感動してしまう。僕も誰かが僕を見た時に『頑張っているんだ』というエネルギーを与えられる人になろうと思う」と答え、俳優という職業への深い愛情を見せた。

記者 : イ・スヨン