「オアシス」チャン・ドンユン&チュ・ヨンウ、2人の秘密が明らかに【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS「オアシス」放送画面キャプチャー
拉致されたソル・イナを救うために、命をかけたチャン・ドンユンの純愛と、チャン・ドンユンとチュ・ヨンウが実の兄弟だという衝撃的な出生の秘密まで明らかになり、ドラマ「オアシス」が人々を驚かせた。

韓国で20日に放送されたKBS 2TVの月火ドラマ「オアシス」(演出:ハン・ヒ、脚本:チョン・ヒョンス)では、拉致されたオ・ジョンシン(ソル・イナ)を救うために、チェ・チョルウン(チュ・ヨンウ)の力を借りるイ・ドゥハク(チャン・ドンユン)の話が描かれた。

第5話の序盤から、ドゥハクとチョルウンの衝撃的な出生の秘密が明らかになり、予測不可能なストーリーを予告した。チョルウンが、イ・ジュンホ(キム・ミョンス)とチョムアム夫人(ソ・ヒジョン)の次男であり、ドゥハクの実弟だったのだ。ジュノは跡継ぎのないチェ・ヨンシク(パク・ウォンサン)とカン・ヨジン(カン・ギョンホン)にチョルウンを養子として送った。子供を産めないヨジンは、チョルウンを自分の子供として受け入れる代わりに、ジュンホから死ぬまでこの事実を秘密にすると約束してもらった。チョルウンを産んで、すぐヨジンに奪われたチョムアム夫人は腹が立った。

ドゥハクの家族は、ドゥハクがヤクザだという事実を知った。悪徳社長に対抗して闘争中の“バンイル実業”の労働者の中には、ドゥハクの妹イ・ジョンオク(シン・ユンハ)もいた。ドゥハクは“タクイ派”のボスヨム・グァンタク(ハン・ジェヨン)の指示で主導者を探しに行ったが、ジョンオクに正体がばれてしまった。怒るジュンホに「これは全部お父さんのせいじゃないですか。『勉強するな』と言われて勉強もやめたし、『刑務所に入れ』と言われて刑務所にも入ったし、それで僕にできることはこれしかないのに……。僕は確かにお父さんの息子ではないはずです」と恨みをぶちまけ、切ない雰囲気を醸し出した。

検事になったチョルウンの苦痛は終わっていなかった。ファン・チュンソン(チョン・ノミン)の部下であり、安企部(国家安全企画部)所属のオ・マンオク(チン・イハン)は検察庁に派遣され、チョルウンを監視した。フラクションだったチョルウンの行跡を口実に脅迫するマンオクに向かって、チョルウンは「僕は韓国の検事チェ・チョルウンだ」として怒ったが、彼から逃れることができなかった。

苦しいチョルウンは、ジョンシンを呼び出した。ジョンシンは自分に対するチョルウンの気持ちが軽くないことに気づいた。彼女は「君は私を耐えられないはずよ。君をもっと苦しめることになる。気楽に会おう」とチョルウンの気持ちを断った。「ドゥハク兄さんにはできて、私はできないというのか?」と聞くチョルウンの質問にジョンシンは答えなかった。しかし、彼女も変わってしまったドゥハクの姿に苦しんだ。

チャ・グモク(カン・ジウン)は映画界で能力を発揮するジョンシンにナムへ劇場の登記権利証をプレゼントし、ジョンシンを喜ばせた。しかし、ジョンシンのよどみない活躍は、既存の配給劇場を奪われたライバル会社の機嫌を損ね、結局拉致されてしまった。グモクは脅迫を気にせず、神経戦を繰り広げた。ジョンシンを心配しながも、警察に通報しようとするハム・ヤンジャ(OH MY GIRLのスンヒ)を阻止し、視聴者に疑問を抱かせた。

ジョンシンが拉致されたことはドゥハクの耳にも入った。タクイ派の行動隊長ユ・ヨンピル(チャン・ヨンヒョン)の奇襲が予告された一触即発の状況だったが、ドゥハクにとっては彼女の安全が優先だった。ドゥハクはキム・ヒョンジュ(ト・サンウ)の引き止めも聞かず、部下にジョンシンがいる場所を探させた。そうするうちに結局、ヨンピル組の奇襲を受け、数的に劣勢に追い込まれ、ヨンピルの刀に刺される危機を迎えた。この時、劇的にグァンタクがこの光景を目撃し、危機から逃れることができた。

すべてはドゥハクの作戦だった。ヨンピルの奇襲を誘導し、グァンタクの憐憫も刺激するという目的だった。命をかけたドラマチックな状況に置かれてまで、ジョンシンを守ろうとするドゥハクに、ヒョンジュは「いったいあの女はお前にとって何なのか?」と聞いた。するとドゥハクは「僕も分からない。ただ寂しいみたいだ」と言い逃れた。

ドゥハクはジョンシンを探す方法がなく、チョルウンのところを訪ねた。ドゥハクはチョルウンに安企部の力を借りたいという願いを伝えた。安企部によって苦しんでいるチョルウンは、安企部を口にするドゥハクに怒りを表した。他の方法がないとし「君が僕に負った借金の半分は返したことにしてあげる」と頼むドゥハクと、そのようなドゥハクに怒るチョルウン、2人の選択がどのような変化をもたらすのか注目が集まっている。

激変の時代を生きていくドゥハク、ジョンシン、チョルウン、3人の若者の痛みは切なさを醸し出した。作男の息子として生まれたドゥハクは、父親の意思に逆らうことができず、殺人前科者の身分になり、人に後ろ指を差されるやくざの道を歩むしかなかった。父親の劇場を守り抜いたジョンシンは、映画界で成功するために命を担保にする危険な状況に置かれることになった。チョルウンは独裁政権の中で正義を守ろうとする信念どころか、安企部の脅迫により強引にやった過去の行跡に足を引っ張られ苦しんだ。行き止まりの状況でも初恋を守ろうとする3人の若者の純粋さと切実さは、視聴者を関心を集めた。

記者 : パク・ソヨン