「オアシス」チャン・ドンユン、殺人の濡れ衣をかぶってソル・イナの別れを通知【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS
チャン・ドンユンが、チュ・ヨンウの罪をかぶって刑務所に収監され、ソル・イナに悲しい別れを告げた。その後、姿を消した彼は4年が経っても相変わらずソル・イナのことが忘れられず、隠れて見守る姿で切ない雰囲気を醸し出した。

韓国で7日に放送されたKBS 2TV新月火ドラマ「オアシス」では、チェ・チョルウン(チュ・ヨンウ)の罪をかぶって、オ・ジョンシン(ソル・イナ役)に別れを告げるイ・ドゥハク(チャン・ドンユン)の様子と、4年後に全く異なる人生を送っている3人の若者の様子が描かれた。

視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、「オアシス」第2話は全国基準5.2%を記録し、月火ドラマ1位をキープした。

最高視聴率を記録したシーンは、白骨団(韓国で1980年代から1990年代までの警察のデモ鎮圧部隊)に追われるチョルウンと彼を救ったドゥハクの再会シーンと、ジョンシンが借金を返済できず、劇場の登記を叔母に渡して覚書を受け取るシーンで、全国基準6%まで跳ね上がった。

第1話では、ドゥハク、ジョンヒョン、チョルウンが一緒に学生時代に思い出を作り、友情と初恋にワクワクする青春の様子が描かれた。しかし、彼らの輝かしい瞬間は、たった一つの事件で暗い影を落とした。チョルウンが自分を苦しめていたキ・ヨンタク(チャン・ヨンジュン)を死なせたこと。その後、ドゥハクがチョルウンの代わりに刑務所に入る姿も公開され、彼らの間にどのような事件が起こったのか、注目が集まった。

ドゥハクはチョルウン、ヨンタクと事件の現場に一緒にいた。チョルウンは自首しようというドゥハクの忠告を振り切り、ドゥハクに「僕を助けて」と言って自分の罪をかぶってほしいと頼んだ。驚いたドゥハクは、「僕がどうしてそんなことを? 僕の父も僕も、一生お前の召使いのように生きてきたのに、お前は生きるべきで僕は死んでもいいということか? 君の命は大切で、僕はどうなってもいいのかよ?」とし、今まで抑えてきた鬱憤をぶつけた。

チョルウンの母親カン・ヨジン(キョン・ギョンホン)は、ドゥハクの父親イ・ジュンホ(キム・ミョンス)に土下座して頼み込んだ。チョルウンの罪が知られたら、夫のチェ・ヨンシク(パク・ウォンサン)の国会議員選挙はもちろん、家が破綻するという理由だった。チョルウンの家のことならどんなことでも犠牲を覚悟していたジュンホも、息子のドゥハクの人生を台無しにすることであるということをよく知っていたため、断った。しかし、彼はヨジンとチョルウンの懇願を最後まで振り切ることはできなかった。ドゥハクは父親の意向に従って、チョルウンの罪の代償を払うことになった。

ジョンシンは、警察に連行されるドゥハクを捕まえて、「あなたじゃないでしょう? あなたは絶対にそんな人じゃないでしょう」と確認した。真実を言えないドゥハクは苦しんだ。ドゥハクは傷害致死罪で懲役刑を宣告され、護送車に運ばれた。囚人服を着たまま縄に縛られたドゥハクの姿は悲しいものだった。ドゥハクとジョンシンは、交際を始めてすぐに別れることになった。2人を見守るチョルウンの心は複雑だった。

4年後、ジョンシンとチョルウンが光州(クァンジュ)ターミナルで偶然会って会話をした。ジョンシンとチョルウンはいずれも父親を亡くし、ジョンシンは大学を休学して、父親が経営していたナメ劇場の社長になって借金を返すために苦労していた。大学生になったチョルウンは、独裁政権に反対して、追われる身となった。ドゥハクは刑務所に収監された後、2人とは連絡を絶って姿を消していた。

ジョンシンの回想の中で、ドゥハクはジョンシンに別れを告げた。彼は心にもない言葉を吐き出し、ジョンシンを突き放した。「確かなのは、君がここよりもっと酷い刑務所だということだ。もう僕を放してくれ。お願いだ」と酷いことを言って消えたのが、ジョンシンが覚えているドゥハクの最後の姿だった。

風と共に消えたドゥハクは、4年ぶりにチョルウンの前に現れた。デモ中に白骨団の武力鎮圧に連れて行かれる危機からチョルウンを救った後、正体を表したのだ。喜ぶチョルウンを殴ったドゥハクは、「お前、僕の人生の責任を負うと言ったよな?」とし、デモをやめて、大学卒業前に司法試験に合格することを求めた。以前とは違って冷静になったドゥハクは、ジョンシンのいたわしい状況を聞いて、目が揺れた。

彼は、刑務所で知り合った不動産詐欺の前科者コ・プンホ(イ・ハンウィ)一味と一緒に使い走りをしていた。ジョンシンは叔母から劇場を守るため、チャ・グムオク(カン・ジウン)と交渉をしたが、年内に借金を返さなければ劇場を奪われる危機に陥る。そんなジョンシンを遠くから見守るドゥハクの切ない眼差しが視聴者の心を揺さぶった。果たしてドゥハクとジョンシンは再会できるのか、また、3人の運命は今後どのように展開されるのか、今後の展開に期待が高まっている。

記者 : ヨン・フィソン