「コクドゥの季節」イム・スヒャン、キム・ジョンヒョンとのロマンスの行方に関心集中【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=MBC
イム・スヒャンが“ケミストリー(相手との相性)クイーン”の真価を見せた。

MBC金土ドラマ「コクドゥの季節」で、イム・スヒャンがキム・ジョンヒョンに出会って繰り広げたバラ色の花道が涙のロマンスに変わるか、関心が集まっている。ハン・ゲジョル(イム・スヒャン)はコクドゥ(キム・ジョンヒョン)に残っているこの世での時間が20日もないことを聞いた。驚いて「それはどういうことなの?」と問い詰めたが、ぱっと答えない彼の姿に「せめて自分の口で言ってくれたら。それが礼儀でしょう」と胸を痛めた。

イム・スヒャンはゲジョルのキャラクターに完璧になりきったように、一層深まった感情ですべての瞬間を切なくさせた。ドラマの前半からしっかりと積み上げた彼女の感情線と、愛の前にやってきた危機が合わさり、視聴者の集中度を高めた。さらにゲジョルがこの世に残ることにしたコクドゥの決断を知り、愛と死を間にしたイム・スヒャンのロマンスに注目が高まっている。

一方で、ゲジョルがカクシン(チャ・チョンファ)に出会って披露したケミストリーが笑いのポイントとなった。3日に韓国で放送された第11話で、ゲジョルが布団を干していたとき「日差しは暖かく、風はそよそよで、布団はさらさら」と平和を楽しんだ。さらに「そのさらさらの布団をめくったとき、一目ぼれする人が現れないと」と、カクシンが合いの手を入れると、ゲジョルは「お姉さん、わかってますね」と共感し、笑顔を見せた。

ゲジョルはカクシンの辛辣なコメントと鋭いアドバイスを得て、本当の姉妹のような関係性で愉快さを感じさせた。甲と乙で始まった縁だが、会う度続くやり取りと、共感を呼ぶ愛のカウンセリングに彼女たちの本物の姉妹のようなケミストリーを待つ視聴者が少なくない。

また、イム・スヒャンがアン・ウヨンと描いた姉弟のケミストリーも見逃せない組み合わせだ。ゲジョルは弟のハンチョル(アン・ウヨン)に恋人ができたことを知り、「勢いを見せてこそあなたを無下に扱わない」と話すなど、おせっかいを言った。しかし、このようなゲジョルの行動には悲しい事情があった。弟にとって頼れる家族は姉である自分だけなので、怯むのではないかと懸念した気持ちが呼んだ行動だった。

イム・スヒャンは弟とごたごたする現実的な姉のような瞬間から、切ない家族愛まで熱演した。特に、弟が危険だという話に後先構わず駆けつけ、“姉にしたい人”の標本になったりもした。そんな中、4日に放送された第12話の終わりごろ、危険に陥ったハンチョルを助けに行く過程で流れた彼女の切ない声が深い響きを残し、第13話に対する期待を倍増させている。

このようにイム・スヒャンは「コクドゥの季節」を通じて、全方位でケミストリーを見せつけ、ドラマの新たな見どころを提示した。多彩な演技力と性別を問わないぴったりの呼吸で、“ケミストリークイーン”となった。

記者 : カン・ソジョン