【REPORT】ENHYPEN、Weeekly、BLANK2Yら日韓8組が「KROSS vol․2」で圧巻のパフォーマンスを披露!13,500人が熱狂

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韓国を中心にアジアで、世界を眺望し飛躍するアーティストが一堂に会する「KROSS vol.2」が、2023年2月25日(土)・26日(日)に有明アリーナにて開催された。本イベントには、「KROSS vol.1」に続き、今回も豪華アーティストが参加した。

まずイベントのオープニングアクトを飾ったのは、LIL LEAGUE。応募者数約48,000人、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z(アイコンゼット)~Dreams For Children~」男性部門でグランプリを獲得した6人組が登場した。

1曲目は、デビュー前にリリースし、ミュージックビデオが異例の1,300万再生を突破している楽曲「Rollah Coaster」。岡尾真虎の「僕たちと一緒に最高の思い出を作っていきましょう!」という声かけによって大きな歓声があがる中、全員で力強いダンスパフォーマンスを繰り広げた。

最後に披露した曲は、メジャーデビューシングルである「Hunter」。全員で肩を組み、フレッシュな笑顔はじけるパフォーマンスで観客を楽しませた。そして「気になってくれた人がいたらSNSでチェックをお願いします! また会いましょう! 有難うございました」と客席全体に大きく手を振りながら、会場を後にした。

続けて、激しいBGMに合わせてステージに登場したのはBLANK2Y。メンバーたちが登場すると、情熱を呼び起こしてくれる「FUEGO(Burn it up)」をオープニングで披露。心の中の奥底に存在するBLANK(空白)を、隠されていた情熱で満たし、恐怖に勝ち抜くことができるように助けたいというメッセージを、力強いメロディーに乗せ、一糸乱れぬ迫力溢れるダンスで観客を魅了した。

「有明アリーナ、盛り上がってますか?」と笑顔で会場にいるファンへ声かけしたのは、このグループで唯一の日本人であるマイキー。「次の曲は明るくて、清涼飲料水のような清らかな曲です。皆さん盛り上がる準備は出来ていますか?」とさらに場内を煽り、「じゃあ行ってみましょう! Let's Go!」という合図で披露されたのは、K2YWE(BLANK2Yのファン)へのトキメキを表現した「Touch」。ファンを魅了するセクシーな振り付けや、曲の終盤でみせる重低音ボイスが会場に響き渡った。

そして「K2Y II:PASSION[FUEGO]」の収録曲「I Wish」を続けて熱唱。激しいパフォーマンスで観客を魅了した彼らは「今、凄く汗が流れているんですけど、これは情熱が体の中から流れてきているからですね?」とすかさず呼びかけると、会場からは大きな拍手が。

そしてソダムが「僕たちのステージを見たファンの皆さんが、眠る前に僕たちのことを思い出してくれたら嬉しいです」と、この日のために覚えた日本語でささやくと、今日一番の歓声が。ファンへサイン入りのボールを配った後は、「FUEGO(Fearless)」に続き、「以上、BLANK2Yでした! 愛しているよ」と場内にいる全てのファンへ届くように、最後の最後まで手を振っていた。

続けて登場したONE N' ONLYは、カラフルなコートに身を包み、アップテンポな曲「Category」でパフォーマンスをスタート。2曲目ではコートを脱ぎ捨て、衣装を黒いセットアップにチェンジ。2曲目も、アップテンポな曲調のなか軽快にラップを奏で、見ている人が体を動かさずにはいられないダンストラック「YOUNG BLOOD」を披露した。

3曲目の「Dark Knight」が終了すると、HAYATOが「皆さん楽しんでいますか? 盛り上がっていますか」とファンを盛り上げ、NAOYAは「国とかジャンルとか関係なくクロスするこのイベントに呼んでいただき、ありがとうございます! この時間は、皆さん全員がSWAG(ONE N' ONLYのファン)になった気持ちで楽しんで欲しいと思います!」と伝え、一層会場は盛り上がりを見せた。そして、今年3月に発売される4枚目のシングルでもあり、映画「バトルキング!!-We'll rise again-」の主題歌にもなった「We‘ll rise again」、爽やかな曲調が特徴の「StepUp」と続くと、タオルを振るパフォーマンスにファンも応え、会場に一体感が生まれた。

そしてセクシーな曲調でスタンドマイクパフォーマンスを魅せた「QUEEN」から、最後の「My Love」が始まると、今までの勢いのあるアップテンポな曲調から一転し、優しい歌声を会場に響かせた。合計7曲を歌い上げたONE N' ONLY。「皆さん、今日はありがとうございました!」とメンバー同士でハートを作りながら、会場のファンたちに愛を伝えた。

4番目に登場したOnlyOneOfは、腹筋が見えるセクシーな衣装で「chrOme arts」を力強いダンスと多彩なフォーメーションチェンジで披露し、一気にファンの心を掴み、「gaslighting」と2曲続けて披露。MCトークでは、観客の多さに驚きながら、「皆さん、天使ですね!」とNineが爽やかな笑顔を見せた。そして「OnlyOneOfの……ラーメンつけ麺僕イケメンのKBです!」とKBが挨拶、続けてJunJiが「生ビール大好き」と茶目っ気溢れる印象的なキャッチフレーズとともに自己紹介すると、各メンバーの挨拶に毎回全員が笑顔で反応し、グループの仲の良さを感じさせた。またサインボールを客席に投げるサプライズ演出では、「大丈夫?」「気をつけて受け取ってね」とファンを優しく気遣う一面も。

続けて「libidO」「dOra maar」をJapanese Ver.で披露し、ピンクの照明のなかでメンバー同士が絡み合いながら、ロープを使った色気漂うダンスで観客を魅了。この楽曲を披露し終えたあと、このダンスについてYooJungは「芸術性を追求したダンスでしたが、いかがでしたか?」とコメント。そして「本当に忘れられない思い出を、僕たちにプレゼントしてくれてありがとう。愛してます」と感謝を伝えた。Nineは「僕たちのステージを楽しんでくれた皆さんの姿を見て幸せな気持ちでパフォーマンスができました。これから僕たちを沢山応援してください!」と微笑むと、会場中から割れんばかりの拍手が起こった。

また最後の「氷と炎の歌」では、メンバー全員がステージの全方面に向かって、赤い照明と炎の演出が印象的な大迫力のパフォーマンス! 「また会いましょう」「夢で逢いましょう~!」とメンバーたちは甘いセリフを残し、ステージを後にした。

5組目は、KROSS初のガールズグループであり日本では初パフォーマンスとなったWeeekly。「毎日新しく特別な一週間をお届けする」がキャッチフレーズで、「DaileeeなしではWeeeklyは存在できない」「毎日(Daileee)がウィークリー(Weeekly)を完成させる」という想いから、公式ファンクラブは「Daileee」と名付けられている。

弾けるような笑顔で登場したメンバーたちは、ピンク・白・黒をあしらった、統一された衣装で登場。まずはじめに、曲冒頭の「アーユーレディ?」の掛け声から、キュートな振り付けにポップな曲調が特徴の「Hello」。曲の最後には、全員で「東京! ハロ~!」と大勢の観客に向けて挨拶した。続けて、「Tag Me(@Me)」「Check It Out」を、陽気でアップテンポな音楽に合わせ、様々なフォーメーションで披露。

3曲目が終わると、MCからライブや日本の印象を質問され、イ・スジンは「私たち日本の皆さんとほんとに会いたかったです。360度、周りにいる皆さんと一緒に出来てとても楽しいです!」と答え、パク・ソウンは「食べてみたい料理がたくさんあります! ずっと日本に来たかったんです。ラーメンや、たこ焼き! そして今回、日本に着いてすぐにすき焼きを食べました」と伝えた。

そしてゾアは「覚えた日本語は『すきぴ』『いくらですか』『今日来ていただいて有難うございます』です! 皆さん、ありがとうございます。そして私、東京タワーに行ってみたいです!」と明かし、イ・ジェヒは「私は、ドン・キホーテに行って色々と買い物してみたい!『東京ばな奈』とか、日本には美味しいおやつが沢山ありますね」と、初めての日本でのパフォーマンスを心待ちにしていたことを伝えた。

そしてここで米津玄師の「Lemon」をカバーで熱唱。とても流暢な日本語で歌い上げたWeeeklyたちへ、会場は温かい拍手に包まれた。続けて「Holiday Party」を歌い終わると、マンデーは「(Lemonは)歌詞を表現するのが難しかったですが、皆さんに喜んでいただきたくて一生懸命練習しました!」と満足そうに微笑んだ。最後にサイン入りボールをファンにプレゼントしたメンバーたちは、「AFTERSCHOOL」をスケートボードに乗りながら、爽やかにパフォーマンスした。

続いて岩橋玄樹は、「こんにちは、岩橋玄樹です! 今日は盛り上がっていきましょう」という声と共に、カラフルなベストとパンツのセットアップの衣装で登場。「How To Love Yourself」、「自分自身を愛することの大切さ、そして自分自身を大切にして生きていこう」という想いが込められている1stアルバム「How To Love」に収録されている曲を中心に披露した。

まず最初に3曲、海外の作曲家を多く迎え、岩橋玄樹が日本と米ロサンゼルスを行き来しながら制作した1stアルバムの表題曲でもある「How To Love」、力強い曲調で炎の演出とレーザーが合わさり激しい演出となった「SUMMERTIME」、そして「“げんきコール”お願いします!」と、自身の名前のイニシャルを使って「G・E・N・K・I」を続けて披露した。

「Smile」でしっとりとした曲調で観客を惹きこむと、続けて披露した明るいアップテンポの曲「PAJAMA PARTY」では、雰囲気が一変。可愛い振り付けやコールアンドレスポンスなどで会場中を盛り上げた。会場の興奮冷めやらないなか、ファンに向かって「大好きです」と伝えると、さらなる盛り上がりを見せた。

そして6曲目、「SUSPICIOUS GIRL」を歌った岩橋玄樹は、この有明アリーナで、ファンが声出しOKの中でパフォーマンスできたことに感慨深かった様子。「皆さんの前で、歌ったり踊ったりできて幸せです。来てくれて本当にありがとう。沢山のお客さんの前で楽曲を披露するのは久々で緊張していますが、素晴らしい皆さんと僕の歌を共有できるのが幸せです。Fairy(岩橋玄樹のファン)の皆さん、これからも応援お願いします!」と会場全体を見渡しながら感謝を伝え、パフォーマンスの締めくくりとして「Fortune Lady」を披露。最後に「ありがとうございました!」と深く一礼すると、「アイラブユー」という言葉を残し、ステージを後にした。

本日トリを務めたのは、ENHYPEN。会場のスクリーンにアーティスト名が映し出されると一気に会場の盛り上がりが最高潮に。1曲目は、人気曲「Drunk-Dazed[Japanese Ver.]」を披露。息の揃った勢いのある歌とダンスパフォーマンス、炎の演出に会場が熱気に包まれた。

そして1曲目が終わると、元気よくメンバーが手を振りながら「こんばんは! ENHYPENです」と挨拶。メンバーが会場のファンへ一言ずつ挨拶する度に、歓声が巻き起こった。ジョンウォンは「皆さん1曲目はどうでしたか? 会場の皆さんがとても熱いので僕たちもとても熱くパフォーマンスできました」と明かし、ヒスンは「僕たちのパフォーマンスはかっこよかったですか? 皆さんの声援のお陰でとてもリラックスできましたし、この後も上手くできそうです!」と続けて、1曲目の感想と今日のライブへの意気込みを語った。

そしてジョンウォンが「(今日は声出しが可能なので)みんなの声を集めて、エネルギーチェックをしてみましょう!」と話すと、ジェイとニキが「メイク サム ノ~イズ!」と、大きな声で会場の観客に呼びかけ、たちまち会場中から熱い声援が送らた。

続けて歌われたのは、この日のために用意された「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」。レゲエジャンルにヒップホップの要素を加えた軽快な曲に、メンバーのダンスに合わせて会場がリズミカルに揺れた。そして3曲目は、日本オリジナル曲の「Make the change」を披露。明るくポジティブな歌と共にメンバーが360度、観客とアイコンタクトをとりながら笑顔でパフォーマンスを披露。

続けて4曲目の「Go Big or Go Home」では、EDMジャンルの曲調に合わせた一糸乱れぬダンスが繰り広げられ、後半の激しいブレイクダンスパートでは紙吹雪の演出に合わせて会場が熱気に包まれた。

MCトークでは、⽇本デビューからわずか1年半で京セラドームでの初ドーム公演達成の快挙を
成し遂げ、今飛ぶ鳥を落とす勢いのENHYPENの新たな一面を知る「徹底討論! ENHYPENのありなしトーク!」というコーナーが繰り広げられた。このトークはメンバーがMCの質問に対して、ありだと思ったら〇、なしだと思ったら×の札を上げるルールで実施された。

最初のテーマは「寝るときに部屋を真っ暗にしないで寝る」に対して、ジェイ以外のメンバーは悩むことなく×の札を上げた。

一人だけ〇を上げたジェイは「ジェイさん、(真っ暗だと)怖いんですか?」と他メンバーに聞かれると、「全然ちがう!」と慌てて返答。会場が笑顔に包まれた。

その後もトークは盛り上がり、最後の「目玉焼きにケチャップをかけて食べる」の質問に対して、ジョンウォン、ヒスン、ジェイク、ソヌ、ニキは〇を、ジェイが×、ソンフンはどちらでもないと回答。ソヌが「小さい頃によくケチャップをつけて食べました。最近は塩をつけます!」とコメントすると、ヒスンは「皆さんはどのように食べますか?」と、逆に会場にいる観客へ問いかけるなど、楽しい交流の時間となった。

5曲目は和やかだったトーク時の雰囲気とは一変、夢幻的な雰囲気とダンスが特徴的な「FEVER」を披露。そしてメンバーのジェイクも作詞・作曲に関わった「SHOUT OUT」は、力強く叫ぶ歌声が会場に轟き、ファンの心を熱く強く揺さぶった。

26日のみ出演となった超特急は、2011年に結成され活動をスタートした、ダンサーが前方、ボーカルが後方でパフォーマンスを披露する「メインダンサー&バックボーカル」スタイルが特徴のグループ。

超特急ワールドの開始を告げる電車の発車ベルの音が鳴り響き、疾走感を煽るイントロから続けて披露された1曲目は、2022年12月に発表された配信限定シングル「NEW WORLD」。軽快なEDMサウンドでエネルギッシュなステージを見せると、コミカルなダンスと歌詞が楽しいパーティーソング「BakaBakka」、爽やかPOPなメロディーラインと一緒に踊りたくなるダンス、そしてくるくる変わるメンバーの表情に思わず笑顔になってしまう「My Buddy」まで3曲連続で披露。

MCではリョウガが「この時間だけでも8号車(超特急のファン)として楽しんでください!」と伝え、カイは「どれくらい元気か確認させてください!」など、会場に駆けつけた観客とコミュニケーションを取りながら会場の雰囲気を盛り上げた。

ユーキの「好きな人の事を想い浮かべながら聞いてください」という言葉通りのラブソングで、タカシとシューヤの甘い歌声が響いた「Sweet Bell」に続いては、しっとりとした雰囲気から一変、一緒に踊ったらとにかく盛り上がること間違いなしの元気ソング「超えてアバンチュール」、ラストの「Burn!」では、観客を巻き込む素晴らしいパフォーマンスで心を1つにしながら、会場をくまなく周りサインボールをプレゼントする時間も。

全てのパフォーマンスがパワフルで、エナジー溢れ、観客を全力で楽しませたい! という気持ちが伝わってくるステージとなった。

■イベント概要
「KROSS vol.2」
2023年2月25日(土)開場:16時00分 / 開演:17時30分 
2023年2月26日(日)開場:11時30分 / 開演:13時00分 
会場:有明アリーナ

出演者(順不同)
25日(土)ENHYPEN / 岩橋玄樹 / OnlyOneOf / Weeekly / BLANK2Y /LIL LEAGUE / ONE N' ONLY
26日(日)ENHYPEN / 岩橋玄樹 / OnlyOneOf / Weeekly / BLANK2Y / LIL LEAGUE / 超特急

来場者数:13,500名(25日:6500名、26日:7000名)

<セットリスト>
〇LIL LEAGUE
M1 Rollah Coaster
M2 MY PRAYER
M3 24karats TRIBE OF GOLD
M4 Hunter

〇BLANK2Y
M1 intro FUEGO(Burn it up)
M2 FUEGO(Burn it up)
M3 Touch
M4 I Wish
M5 FUEGO(Fearless)

〇ONE N‘ ONLY ※25日(土)のみ参加
M1 Category
M2 YOUNG BLOOD
M3 Dark Knight
M4 We'll rise again
M5 Step up
M6 QUEEN
M7 My Love

〇OnlyOneof
M1 chrOme arts
M2 gaslighting
M3 libidO(Japanese ver.)
M4 dOra maar(Japanese ver.)
M5 氷と炎の歌

〇Weeekly
M1 Hello
M2 Tag me(@Me)
M3 Check It Out
M4 Lemon(Cover.)
M5 Holiday Party
M6 AFTERSCHOOL

〇岩橋玄樹
M1 How To Love
M2 SUMMERTIME
M3 G・E・N・K・I
M4 Smile
M5 PAJAMA PARTY
M6 SUSPICIOUS GIRL
M7 Fortune Lady

〇ENHYPEN
M1 Drunk-Dazed (Japanese ver)
M2 Let Me In(Japanese ver)
M3 Make the change
M4 Go Big or Go Home
M5 FEVER
M6 SHOUT OUT

〇超特急 ※26日(日)のみ参加
M1 NEW WORLD
M2 BakaBakka
M3 My Buddy
M4 Sweet Bell
M5 越えてアヴァンチュール
M6 Burn!

記者 : Kstyle編集部