チョン・ウヒ、Netflix映画「スマホを落としただけなのに」の人気を実感…母親の反応も明かす

OSEN |

写真=Netflix

Netflix映画「スマホを落としただけなのに」に出演したチョン・ウヒが“苦労のアイコン”イメージから抜け出したいと話した。

最近、ソウル三清(サムチョン)洞のあるカフェで、Netflixオリジナル映画「スマホを落としただけなのに」の主演女優チョン・ウヒとのインタビューが行われた。

「スマホを落としただけなのに」は、平凡な会社員のナミ(チョン・ウヒ)がスマートフォンを紛失した後、個人情報の流出で日常全体が脅かされる過程を描いたスリラー映画だ。ナミのスマートフォンを拾った人物はジュニョン(イム・シワン)で、彼はスマートフォンをハッキングし、犯罪を起こす。スマートフォンへの依存度が高い現代社会で十分発生し得る犯罪が描かれており、現実的なスリラーと評価されている。

チョン・ウヒは劇中で、スタートアップ企業のマーケターであり、週末には父親のカフェでアルバイトをする平凡な会社員ナミ役を演じた。スマートフォンを失くして取り戻した後、思いもよらない事件に巻き込まれるようになり、平凡だった日常が壊れる様子を立体的に描いた。

映画への評価が高いことに対してチョン・ウヒは「刻一刻と反応が良くなっていくのが見えました。知人の反応や記事を通じて実感しました。一番実感した点は、少し恥ずかしいですが、SNSのフォロワー数が増えて、直接的な反応を感じることができました」と話して「なんか私を見守ろうとする方々が多くなったようです。『この人は誰?この女優は誰だろう?』と気になって探してくれたようです」と明かした。

同作は同名の日本映画のリメイク作だ。高い完成度を賞賛する声が多かったことについてチョン・ウヒは「(その話を聞いて)嬉しいです。日本映画より原作の小説から物語を持ってきて、まったく別の作品として見ても差し支えないと思います」とし「原作のある作品では、俳優たちも作品を先に見てから、与えられたシナリオを見るでしょうが、私もまったく別の作品だと考えました」と話した。

チョン・ウヒが演じたナミは、平凡な会社員だったが、映画の終盤には極限まで追い込まれて強い部分も披露する。

彼女は「拒絶までではなかったのですが、決めるまでにたくさん悩みました。個人的には新人監督とたくさん仕事をしてきましたが、新しく作っていくという心構えが良かったですし、イ監督は演出部での経験が長いので、自分の作品をどう作るかについてたくさん悩まれたようでした」とし、「そして映画の随所に私に対する情報が多く溶け込んでいて、気楽に演技ができました。監督と最初に会った時から『この方は本当にたくさん準備をされているな』と感じました。分厚いコンテブックを渡しながら方向性を教えてくれました。ありがたく感じました。私をキャスティングする前に、オタ活に近いような情報力で資料を収集し、見せてくれました。映画にチラッと出てくる誕生日の情報などは、本当の私の誕生日でした。私の親友役に実際の親友であるキム・イェウォンをキャスティングしたのも、作品に溶け込ませるために、努力してくださったんだなと感じました」と話した。

続いて「ところが今回も映画で(手と足が)縛られ、捕まっていくので、母が『作品はとても良いが、また捕まって、水に入って苦労しただろう』と言いました。苦労があってこその成果があって、楽しく感じられるのではないかと思ったりもします」と話して「“苦労のアイコン”と言いますが、もうやめようと思います。体力も以前ほどではないです」と笑った。

写真=Netflix
チョン・ウヒは最近「私は一人で暮らす」に声のみでサプライズ出演したが、番組に出演しているCODE KUNSTが「個人的にチョン・ウヒさんの大ファンだ」と明かして話題を集めたことがある。

彼女は「私もとても感謝しています。ジュスンと個人的に親しくて連絡をもらったのですが、ジュスンも(CODE KUNSTが)ファンだと伝えてほしいと言ったようです。でも、『私は一人で暮らす』に出演することはちょっと考えなければいけないと思います。ジュスンが一度一緒に遊んでいるところを公開したらだめかなと言うのですが、それはちょっと考えないといけないですね」と話して笑った。

続いて「バラエティについて拒否感があるわけではありません。楽しんで見たりもします。旅行番組のようなものを一度やってみたいと思います。ロマンもありますが、快く引き受けることは難しいです」とし「私は普通のごく人間です。そんなに強くもありません。私に最初、どこで接するかによってイメージが違って見えるのだと思います。『サニー 永遠の仲間たち』を先に見た人は近寄りがたいと思い、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』を見た方は哀れみの目で見て、『恋愛体質』を見た人は親しみやすいと思っています。ずっとスペクトルを広げていきたいと思い、イメージを一部分だけに傾けたくないです」と説明した。

またチョン・ウヒは「一人暮らしをしています。バラエティで家を公開することはできませんが、それ以外のバラエティは一度くらいは考えてもいいのではないかと思います」と笑顔を浮かべた。

記者 : ハ・スジョン