新人グループEspero、今後の目標を語る「クロスオーバージャンルの大衆化を目指す」

MYDAILY |

写真=POCKETDOL STUDIO
新人グループEsperoは、“ヒットメーカー”であるキム・グァンスとチョ・ヨンスが手を組んで誕生させた、男性4人組のクロスオーバーグループだ。大学で声楽を勉強した4人が、クロスオーバージャンルの大衆化を引っ張っていこうという意を共にして、昨年12月に正式デビューした。クラシックとR&Bの調和を垣間見ることができるデビュー曲「Endless」は、彼らの音楽的方向性をよく表している。

ナム・ヒョングンは「クロスオーバーバラードグループを目指すのは、僕たちが初めてです。作曲家のチョ・ヨンスさんのプロデューシングにキム・ホジュン先輩のフィーチャリングまで、デビューから大きな機会が与えられました。もっと頑張らないとと思っています」と明かした。

POCKETDOL STUDIOの代表キム・グァンスの主導の下で、オーディションを経て集まった彼らが息を合わせたのは5ヶ月余りだが、彼らの会話を聞いていると、数年間一緒に活動してきたのような雰囲気を見せている。

イム・ヒョンジンは「今はお互いの長所と短所をすべて把握しています。相手が嫌なことはしないように努力するのが、チームワークの秘訣です」と話した。

グループ名Esperoは、スペイン語で「希望」という意味だ。音楽を通じて希望を届けるという抱負を持って発売した彼らの最初のプレゼントは「Endless」だ。クラシックとトロット(韓国の演歌)、ジャンルを行き来しながらクロスオーバー界の成功事例を見せたキム・ホジュンがフィーチャリングとして参加して後輩を応援した。

メンバーたちは「僕たちも声楽界から歌謡界へ来たので、キム・ホジュン先輩ほど僕たちをよく理解してくれる方はいないです。細かい音楽的なアドバイスから小さな部分までを教えてくれました。韓牛もおごってくれましたし(笑)。弟のように優しくしてくれました」とキム・ホジュンに感謝を伝えた。

ビジュアルだけを見るとアイドルグループのように見える。末っ子のイム・ヒョンジンは、2000年生まれだ。チームに一番先に合流したメンバーはリーダーのナム・ヒョングンで、一番年上のホ・チョンスは高音を担当している。ケンジはビジュアル担当だ。声楽界で活動していた彼らは、揃って新しい挑戦への情い思いを抱いてEsperoのメンバーになった。

ホ・チョンスはチームで高音を披露するメンバーらしく、テンションが高い。彼は「人前で自分がうまくやれることを見せるのが好きでした。究極の目標が舞台だったんです。Esperoを選んだ時は躊躇を全くしませんでした。両親の反対もありませんでした。これから僕の多彩な姿をお見せします」と話した。バラエティ番組「ランニングマン」の大ファンだというナム・ヒョングンは、「個人的な成功の基準は『ランニングマン』出演です」と目標を明かした。

幼い頃から歌謡とBIGBANGが好きだったというケンジは、大学で声楽を勉強した。メンバーの中で唯一キム・グァンスがつけた芸名を使っている。彼は「父親が子供に名前をつけるような感じでした。生まれ変わったような気分でした」と明かした。さらにイム・ヒョンジンはグループ合流のきっかけについて「卒業学期に今後自分はどんなミュージシャンになるべきか悩んでいました。ちょうどその時、会社で韓国のイル・ディーヴォを作ると言われて惹かれました。韓国でクロスオーバーの大衆化に貢献したいという目標を持って参加しました」と話した。

キム・グァンス代表がDavichi以降、14年ぶりにローンチしたボーカルグループという点で彼らは期待を集め、デビュー5日で韓国最大の音楽配信サイトMelOnのTOP100にチャートインして、クロスオーバーグループ初の記録も達成した。初出演したKBS 2TV「不朽の名曲」では、キム・ホジュンとともに優勝を獲得して“怪物新人”の誕生を知らせた。

メンバーたちは「声楽を勉強した僕たちが選択したのは、バラードジャンルです。僕たちの音楽が、どこででも広く歌われてほしいです。クロスオーバーの大衆化を引っ張っていくことが目標です。僕たちが期待に応えられないのではないかと心配になったりもしますが、互いに学ぶ点も多く、息もぴったりです。感動的な音楽で今よりもっと愛されることができるよう頑張ります」と意気込んだ。

記者 : パク・ユンジン