【REPORT】GOT7 ジニョン、日本ファンと再会を約束「少しの間旅に出ます…いつも愛してる、またね」

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GOT7のメンバーであり、俳優としても数多くのドラマや映画に出演しているパク・ジニョンが約3年半ぶりに来日。2月10日(金)に立川ステージガーデンにて『2023 PARK JINYOUNG FANMEETING in Japan「Rendezvous:Secret Meeting Between You and Me」』を開催し、日本のファンと感動的な再会を果たした。昼、夜2回にわたって行われた公演のうち、Kstyleでは昼公演の模様をレポートする。(※写真は夜公演となります)
 

3年半ぶりに日本ファンと再会「久しぶりだよ!!」

朝から降り続く雪の中、会場を埋め尽くした観客たち。ステージには本棚やソファといったセットが組まれていて、ジニョンの部屋にゲストを招くというコンセプトのようだ。オープニング映像に続いて、ステージ中央のドアの中からジニョンが登場!! 「皆さん、久しぶりだよ!!」と声をあげると、歓喜の声が巻き起こる。まずは1月18日に発売されたソロアルバム「Chapter 0:WITH」のタイトル曲「Cotton Candy」のステージへ。男女各2人のダンサーを引き連れてのしなやかなダンスと優しく伸びやかな歌声。間奏の時に「皆さん、会いたかったです」と手を振ったり、ファンとの再会のうれしさを表現するジニョンに会場は甘いムードに包まれた。

曲を終えると「皆さん!! 超久しぶりです。ジニョンです」と改めて挨拶。そして「今日はお客さんがいます」と話すと、ドアをノックして現れたのは古家正亨。GOT7のイベントには必ずMCを務めてきた古家を大きな拍手で大歓迎する観客たち。古家が「僕だけお客さんだと聞いていたのに、めちゃお客さんがいるじゃないですか?!」と言うと、「この皆さんは僕の家族です。お客さんはひとりだけ」と答えるジニョン。客席にいるファンが“ゲスト”ではなく“家族”と当然のように話すジニョンとファンとの信頼と絆が感じられる。

古家との再会を喜びつつ、まずは近況トーク。日本に来た感想を聞かれると「久しぶりに日本に来たからぎこちない感じがしますね。とても会いたかったのですが、さっきドアを開けた途端にファンの皆さんが席をいっぱいに埋めてくださっていたのですごく感動しました」と笑顔。部屋のセットが実際の部屋に似ているかという質問には「この部屋はキレイすぎますよ。僕の家は家じゃないです(笑)。ただ寝るだけ」と明かして爆笑を誘った。読書好きで知られるジニョンだが最近は撮影で忙しく台本しか読んでないということで、古家が「グループ活動をしているときに、控室で一人で読書をしていた。その姿がかっこよかった」との過去のエピソードを話すと、照れるのを隠すように「古家さんが来る瞬間だけ。終わったら『あ~あ』って(と本を閉じるポーズ)」と笑いをとった。
 

「韓国では30歳に…」最新プロフィールでジニョンをチェック!

最初のコーナーは“ジニョンを知ろう”という趣旨で「最新プロフィールのチェック」。
スクリーンには

名前:パク・ジニョン
生年月日:1994年09月22日生まれ
血液型:O型
性格:INFJ(最近変わった)
座右の銘:おだやかが強い
マイブーム:ビタミン
自信のある料理:牛肉の醤油炒め、スユク、キムチチャーハン
好きなくだもの:イチゴ、バナナ
好きな動物:最近、パンダがタケノコを食べているのを見たからパンダ
好きな映画:狼たちの午後
好きな色:グリーン

とのプロフィールが映し出され、それについて深堀りトークをしていく。

生年月日の話題では、ジニョンが「僕、韓国では30歳になりました」と誇らしげに言うと、古家は韓国の伝統的な年齢の数え方である“数え年”が今年6月より廃止される話題に触れ、6月からは28歳に逆戻りするという話題で盛り上がる。古家が「いい大人になったね。男としては今、アブラがのっているところ」と冷やかすと「まだ心は子どもです」とはにかんだ。性格テストの「INFJ」については、古家から「提唱者型。自分の信じることに休むことなく闘い続けるタイプ。ジニョンさんは穏やかだけど芯が強い」と褒められて照れ笑い。“最近変わった”という注釈に関しては「以前はISFJ(擁護者タイプ)」だったと明かした。

座右の銘については「僕のお父さんから固いとすぐに折れやすいので穏やかで柔らかいほうがいいと言われた」というエピソードを。マイブームのビタミンは「サプリも飲むし、果物も採ろうと努力しています。この仕事を長くしたいので健康について勉強をしています。30歳だから(笑)」と説明を。ちなみに昨日、日本で食べたものはお好み焼きで、スタッフはビールを飲んだが、ジニョンは公演のためにジンジャエールで我慢をしたことを明かすと、古家は「プロだね~」と絶賛。

最も気になる「パンダ」については「あるYouTuberがアップしている動画を見たのですが、パンダがタケノコを食べている姿を見てキュンとしました。超かわいいです。ファンの皆さんみたいに」とコメントし、それを受けて古家がファンにタケノコを食べるように勧めると「皆さんは手羽先でやってください」と提案して爆笑を誘った。

続いては秘蔵写真公開&トークコーナー。まずは初のデジタルソロシング「DIVE」のクリップ撮影時の写真が公開され「ずっと演技をしてきたから、ファンの皆さんがもう歌わないのではないかと心配しているようだったので『また歌うから心配しないで』という気持ちで準備をした」とジニョンらしい真摯な説明を。ドラマ「花様年華」のビハインドでは、ユ・ジテの背後でVサインをする写真を公開し「同じジェヒョンですけど(ジニョンはユ・ジテ扮する主人公ジェヒョンの少年役で出演)、1人は背が高くて1人は高くないから、ファンの皆さんが『あれっ?』ってなった(笑)」と自虐ネタで笑いをとった。ドラマ「悪魔判事」の写真では「とても寒かった」とのエピソードとともに「(ジニョンが演じた)ガオンは複雑な感情を持っていて、すべてのキャラクターの中心となる人物なのでバランスをとるのが難しかった」ことと、共演した先輩チソンについて「本当に光栄でした。当然、たくさんの事を学びました。演技はもちろん、心構え、僕が言うのもおこがましいですが現場での態度などが本当にカッコいい」と絶賛した。
 

エプロン姿に歓声!貴重な手作りプレゼント

続いてはもうすぐバレンタインとのことで、ジニョンからファンにたくさんのプレゼントが用意されているという「プレゼント from ジニョン」のコーナーへ。最初にプレゼントされるのはステージ上でジニョンが作るハーバリウム。材料がのったテーブルがステージに運び込まれ、まずは準備されたエプロンを腰に巻こうとするジニョン。すると古家は「エプロンをします。いい男のエプロン姿です」と盛り上げ、観客は「フ~!!」と期待の声をあげたが、ジニョンは「テーブルが高くて、エプロンが見えません」とテーブルにすっぽり隠れてしまうギャルソン(腰巻き)エプロンにツッコミを入れて大爆笑。作業に入ると準備された材料を引きちぎって指でボトルに押し込む豪快さを見せ「ハサミとピンセットが用意されているのに使わないんですね」とつっこむ古家にまたまた観客は大爆笑。豪快ながらもセンスのよい色合いのハーバリウムを2つ完成させると、抽選で選ばれた幸運なファン2名にプレゼントがなされた。

2つめのプレゼント企画は5連のけん玉に挑戦し、5回までに成功すれば愛嬌という企画だが、あまりにも難しいということで1個でも乗せることができれば成功とのルール変更がなされた。古家からの「腰を落として」のアドバイスを受けて、しっかりと膝を曲げてチャレンジするジニョン。2回ミスするも、3回目でなんと好きな色のグリーンの玉を乗せることに成功。古家は「持っている男は違うね~」と成功をたたえるが、ジニョンはゲームの続行を希望し、なんと4回目に5個を乗せるパーフェクトを達成!! 観客からは大きなどよめきが巻き起こり、ジニョンは自分でも驚いたあまりに大爆笑。「皆さんのパワーがあったから」とファンの声援が奇跡を起こしたことに感謝を伝えた。愛嬌のプレゼントはTikTokでバズっているHoneyWorksの「可愛くてごめん」のダンス。見本動画を見て、振付けを覚える姿は真剣そのもので、愛嬌動画であろうとも手を抜かず完璧に覚えてようとする律儀な性格とかわいいダンスに大いに盛り上がった。

3つめのプレゼントは6つの知恵の輪から1つを選んで20秒以内に解けば、観客がジニョンの声をスマホに録音できるというもの。しかし「皆さん、今回はごめん。できない。リハーサルでしましたが、できないです」とやる前から弱気。結局、予告通り失敗に終わり、もう一度チャンスがほしいと懇願しての2度目のチャレンジでは、なんと知恵の輪を引きちぎるという暴挙に!! そこまでしてもファンにプレゼントをしたいという気持ちを汲んで、モーニングコールの録音が認められたが、さらにジニョンの提案で動画撮影に変更され、観客は歓喜。「チャルチャッソ?(よく寝た?) チョウンアッチミンデ アジックド アンイロナッソ?(いい朝なのにまだ起きていないの?) チャ! イジェ イロナジャ(さあ! もう起きて) オヌル ハルド ヒムネジャ(今日1日も頑張ろう) がんばるよ」と甘いモーニングコールを収めることができたファンたちはとても幸せそうだった。

4つ目は、古家が担いだカゴの中に30秒間ボールを投げ入れ、入ったボールにサインをして観客にプレゼントする企画。が、ボールが思ったよりも軽すぎて距離が出ず、ほとんど入らない状況に。するとまたカゴのところに走って行って直接ボールをつっこむという暴挙に出るジニョン。おかげで(?)10個のボールがプレゼントされることになった。サインをする際にペンがにじまないようにと息を吹きかけると、古家が「ジニョンさんが3回フーっとやったボールです」との解説を受けて、次からは4回、5回と息を吹きかける数を増やしていくジニョンのサービス精神に古家も思わず爆笑。

大いに盛り上がったプレゼントコーナーの後は、ファンクラブ会員を対象に事前に募った質問に答える「教えて! ジニョン」のコーナー。が、ここまででだいぶ予定時間を押してしまい、ハイスピードで回答することに。「最近、夜遅い時間でも眠気がこなくて悩んでいます。ジニョンさんは心地よく寝るために心がけていることや習慣はありますか?」との質問には「最近、口を閉じて寝るために口にテープを貼って寝ている。韓国では最近クーパン(韓国のAmazonを目指すモール型ECサイト)があるから、クーパンで買っています」と回答。「3年ぶりくらいに日本に来たと思いますが、日本に来たら必ずこれはするぞと思っていたことはなんですか? お土産に買って帰るものはありますか?」との質問には「プレゼントで買いたいものはたくさんあります。日本といえばドン・キホーテは欠かせません」と。「大学生の息子はもうすぐ就職活動です。できれば好きなこと、やりたいことを仕事にしてほしいと思っています。ジニョンさんはやりたいことを仕事にしていると思いますが、私から息子にどんな言葉をかけてあげたらいいと思いますか? お母さんからかけられた言葉があれば教えてください」に対しては「無責任に聞こえるかもしれませんが、まだ若いから、したいことをしてからでもまったく遅くない年齢だと思います。僕が両親ならばまずは積極的にチャレンジすることを薦めます。僕の両親もそうだったので」と回答した。
 

GOT7の楽曲も!パフォーマンスメドレーに大歓声

ここまでで古家が退場し、次はライブステージへ。「次の曲は僕がアルバムで一番好きな曲です。最後に歌うプレゼントです。聴いてください」との曲紹介からバラード曲「手紙(Letter)」をしっとりと歌い上げる。曲が終ると「この曲はファンの皆さんを思って作った曲です。僕が長い間ファンの皆さんを待たせてしまうようで、僕が感じた不安や、これから先どうなるかという未来の不安などを綴った曲です。1年くらい前にそんな気持ちをメモに書いて、6ヶ月前くらいに親しい作曲家から演奏とメロディをもらい、歌詞を書きました」とのビハインドも明かした。そして「次の曲は1番最初に書いた曲で、(GOT7の)メンバーたちの関係性を考えながら書いた『君に出会うという奇跡(Our Miracle)』です)との曲紹介から、爽やかなポップソングに合わせてダンサーたちと一緒に軽やかなステップを踏む。ジニョンがメンバーと出会ったことを“奇跡”と綴ったGOT7のファンにとって、あまりにも意味深い曲の生披露だけに感動はひとしおだった。歌い終えると「ジニョン!!」「ジニョン!!」とのコールが飛び交う中「皆さん、またね」と一旦ステージからはけるジニョン。

VCRで公演の準備をする様子が流れた後、カジュアルな衣装に着替えたジニョンとダンサーが再登場し「GOT7 MEDLEY」へ。JJ Projectの「Bounce」から、GOT7の「A」「Just Right」「Hard Carry」「You Calling My Name」のいいところドリのパフォーマンスメドレーに観客は大喜び。GOT7の緑色のペンライトの光が揺れて応援法が響き渡る客席の光景は、ジニョンだけでなく、まるでメンバーが一緒にいるような錯覚に陥らせた。

興奮が冷めやらぬざわめきの中で、舞台を去ったジニョン。アンコールの大きな拍手と歓声に呼びこまれて再登場すると、観客は「ジニョンとの出会いは奇跡」とのスローガンで迎える。その光景を愛しそうに見つめると「皆さん、準備できましたか? 行きましょう~!!」との掛け声から「DIVE-Japanese ver.-」のステージへ。ダンサーとお揃いのグッズのパーカーを着てステージ上を伸び伸びと走り回り、ラストは右手を頭上に振り上げて満足そうな笑顔を浮かべた。
 

再会を約束「1年半の旅へ行きます。いつも愛してる、またね」

最後の挨拶では日本語で「皆さん、楽しかったですか? 今日は平日のお昼にわざわざ僕に会いに来てくれてありがとうございます。こうやって皆さんの前に立てることを僕はすごく誇りに思います。この日を想像しながら頑張って準備をしてきたのですが、皆さんが楽しかったならなによりです。僕も皆さんのおかげで幸せな思い出がまた一つ増えました。僕と皆さんがこんな思い出をまた作れる日が来ることを楽しみしながら、これからもさまざまなことを頑張っていきたいと思います」と語った後、韓国語で「3年半ぶりに日本に来ましたが、実はこんなふうに変わらずに僕を待ってくれているとは思っていませんでした。だから今日『Cotton Candy』のステージでドアを開けた時、とても感動しました。この感覚を僕は長い間忘れて生きていたようです。この気分をまた味あわせてくださって感謝しますし、僕が皆さんの歌手であることが本当に光栄です」と感じたことを率直に話した。さらにまた日本語で「皆さん、絶対に会えます。待っているよ。2年……たぶん1年半くらい僕は旅行に行きます。僕の日本のファンの皆さん、いつも愛してるよ。またね」と、ファンとの再会を約束してステージを去ったジニョン。

トーク中、サイド席の観客にもよく見えるようにと椅子を移動させたり、通訳がしやすいように会話を区切ったり、流ちょうな日本語で話しながらも、日本語では伝えきれない想いは韓国語で率直に話したりと、配慮とプロ意識の高さ、ファンに対する真摯な態度まで、ジニョンが末長く愛されつつ、常に進化を遂げている理由がわかった約2時間のファンミーティングだった。さらにはGOT7のファンにとっても、今も揺るがないメンバーたちの絆とファンとの信頼を再確認できる時間にもなったことだろう。これから“旅に出る”と語ったジニョンを、ファンは穏やかな気持ちで待つことができそうだ。

取材:安部裕子

※写真は夜公演となります。

■イベント概要
2023 PARK JINYOUNG FANMEETING in Japan「Rendezvous:Secret Meeting Between You and Me」
日時:2023年2月10日(金)
昼 14:00開場 / 15:00 開演
夜 18:00開場 / 19:00 開演
会場:立川ステージガーデン

【セットリスト】
1. Cotton Candy
2. Letter
3. Our Miracle
4. GOT7 MEDLEY
5. DIVE-Japanese ver.-

JINYOUNG JAPAN OFFICIAL FANCLUB:https://jinyoung0922.jp/

記者 : Kstyle編集部