BTSのJ-HOPE、ワールド・スターの苦悩と素顔をリアルに活写!ドキュメンタリーがディズニープラスで配信開始

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2月17日、BTSのメンバー、J-HOPE初のドキュメンタリー番組『j-hope IN THE BOX』が「ディズニープラス」にて配信される。本作は彼のファースト・アルバム「Jack In The Box」の制作過程と、アメリカの大型音楽フェス「ロラパルーザ」(会場:シカゴ、グラント・パーク)に向かう迄の道のりを丹念に追ったもので、彼は「J-HOPEがどんな風に音楽を作って、どうやってアルバムやステージを作るのか? 宣伝はどうやるのか? それらを全て詰め込んで、自分でも撮影しました」と明かす。では、その見どころを一挙、ご紹介!

「j-hope IN THE BOX」視聴はこちら:http://ck.rd.livedoor.com/ck/8LUpsLCt7RG-JrJAz4_xQg/news/


ソロ・アルバム「Jack In The Box」とは?

昨年末、最年長メンバー、ジンが入隊し、それに先駆け、メンバーのソロ活動が活発化。J-HOPEは先陣を切って、ソロデビューを果たし、7月に初のソロ・アルバム「Jack In The Box」をリリースした。

アルバム・タイトルは、蓋を開けたら、バネの力でボヨヨ~~ンと人形が飛び出す“びっくり箱”の意。アルバム・ジャケットは世界的アーティストのKAWSが手掛け、彼のキャラクター「コンパニオン」でもお馴染みの“バッテン”が描かれた扉を開ければ、そこからJ-HOPEの多彩な音楽が文字通り“びっくり箱”のように顔を覗かせる。

アルバムのオープニングに配されるのは、ナレーションによるトラック「Intro」。そこにはこんな物語が綴られていた。

「全知全能の神、ゼウスがあらゆる災いを閉じ込めた箱。パンドラは好奇心を抑えることができず、その箱を開けてしまう。すると、汚れた邪悪なものが世界中に解き放たれ、箱の一番奥にはただ一つ、希望だけが残っていた。それは美しい明るさを放ち、苦しみや争いの中でも、人々に生きる意欲を与えてくれたのだった」

このドキュメンタリーは「ロラパルーザ」の映像からスタートする。J-HOPEは「Intro」のナレーションと共にステージに向かい、舞台下のポップアップに乗り込んで待機。そこでの緊張も走る超クールな表情は痺れるほどに格好よく、ノッケから視聴者の期待を高めていく。そして彼自身がパンドラの箱の奥底に残された“希望”となり、勢いよくジャンプしながらステージへ。その姿は、詰めかけたファンに“ときめき”と“勇気”を与えてくれる“びっくり人形”のようにも感じられた。

2018年に初のミックステープ「Hope World」をリリースしたJ-HOPE。彼は、その半年後にこのアルバムを作ろうと思いついた、と明かし、「Jack In The Box」についてこう語る。

「『Hope World』ではまだ箱の中にいて、そこで自分が出来る歌とメッセージを作ってきました。今回は、その箱を飛び出し、より広い世界に向かって、自分の感じたことを伝えるつもりだし、箱の外で経験した話を披露したい。音楽的にもより成熟した面も見せられるのがポイントで、このアルバムは次のステップに繋がる橋のような、すごく重要な作品です」

そんな意欲に溢れたアルバムは世界的にも高い評価を集め、アメリカ・ビルボードのアルバム・チャート「Billboard 200」では17位を記録。「Rolling Stone」が選ぶ「2022年のベストアルバムTOP100」の9位にも選出され、ソロ・アーティストとして大きく羽ばたいたのだった。


孤独に苦悩する制作過程も詳らかに

2021年末、彼の姿はスタジオにあった。そこに一人で籠り、アルバムの制作に没頭するJ-HOPE。リリックに悩み、レコーディングしては聞き返しを繰り返すが、満足することはない。「本当に書けない。まいったな」と憔悴する姿をさらけ出すシーンでは、彼の苦悩が痛いほど伝わってくる。ダブル・タイトル曲の一つ「Arson」は、そんな苦しみの中から生まれた曲で、「これが今の僕の心境です」と満足気に語る。前半部のクライマックスの一つ、それはこの曲が誕生する瞬間に立ち会えることで、ファンにとって、これ以上の贅沢はない。彼が魂をぶつけるように作り上げていく時の表情を是非、見逃さないでほしい!

その後も産みの苦しみは続き、彼が「創作の苦痛」と表現するスランプに陥ることも。そんな時、J-HOPEは気分を転換するように光州の実家へ向かう。途中、潭陽のメタセコイア並木道にも立ち寄り、そこで撮影&投稿されたInstagramの写真は、皆さん、ご存知のはず。このドキュメンタリーで「あの投稿の背景には、こんな心情があったのか!」と思うことだろう。

もちろん自宅も余すことなく公開され、そこはまるで“J-HOPE博物館”のよう。J-HOPEではなく、本名のホソクとして家族と共に過ごすリラックスモードな表情も要チェック! 夜には思い出の学び舎、日谷中学校にも立ち寄り、ダンスに夢中だった少年時代を振り返る。そして、お母さんの手料理で英気を養った後は再び、ソウルに向かうのだった。


セレブ感溢れるリスニング・パーティーへようこそ

アルバム制作を終えた彼にはプロモーション活動が待っていた。その一環として企画されたリスニング・パーティーには、J-HOPEも積極的にアイデアを出し、当日の食事やドリンクを事前にテイスティングするほどのコダワリも見せる。アルバム制作、プロモーションなど、すべてのディレクションにタッチしているため、彼は「全部確認しないといけないので、眠れませんでした。正直、大変でした」と述懐するほどだった。

そしてカメラは7月14日、彼が「名刺を差し出すような気持ち」で開催したリスニング・パーティー(会場:所属するHYBE社屋の最上階)へ潜入! その直前、会場に向かうエレベーターの中で、J-HOPEが自分と対話するように喝を入れるシーンも必見だ。当日招待されたのは、タイガーJK、ユン・ミレ夫妻、オム・ジョンファなど、親睦のあるZICOやHeizeも。韓国芸能界、音楽界のセレブリティばかりゆえ、見ているだけでも気分が華やぎ、ファンシーなパーティー会場に招かれたような気分に浸れる。もちろんBTSのメンバーも応援のために駆け付けた。そして、イベントを終えた後のJ-HOPEにも注目したい。この日の主人公は、スタッフの一人ひとりに「お疲れ様でした」と声をかけて労い、こんな気配り、配慮もまた、彼が世界的なスターになることが出来た理由の一つだと分かる。


J. Coleとの運命の邂逅、ジミンとの友情

後半40分はソロ・アーティストJ-HOPEにとって初の大舞台「ロラパルーザ」に密着する。このイベントは、2022年7月28日から31日の4日間に渡って開催された超大型フェスで、彼は最終日のトリとして出演。つまり、デビューアルバムを引っ提げて、大トリとしてステージに立ったのだ。

「ソロ・コンサートは一度もなかったので、ヘッドライナーは意外でした。果たしてソロとして初の公演で、ヘッドライナーを務めていいのか?」。そう自問しながらも「準備はできてるから不安はない」と臨んだJ-HOPE。ライブ映像は臨場感がハンパなく、サウンドはJ-HOPEが「バンドアレンジが最高」と絶賛するほどに格好いい。J-HOPE目線のカメラで会場中のARMYをワイドに収めているのもゾクゾクもの。ライブだけでなく、シカゴでのオフショット、リハーサル風景を行き来しながらドキュメントタッチに魅せていくので、その構成はダイナミック! コンサートフィルムの枠を超えたリアルさが迫ってくる。

ライブで流す映像をチェックし、舞台監督に自分のアイデアを伝え、修正を施していくシーンや、バック・バンドとの初対面から息を合わせていくシーンも実に貴重。また、バックステージで憧れのアーティスト、J. Coleに遭遇し、満面の笑みで喜ぶシーンも見逃し厳禁のお宝映像だ。

BTSとしてのデビュー直後、彼らはJ. Coleの「Born Sinner」をサンプリングしたトラックで「Born Singer」をリリース。長い間、CD化されていなかったが、昨年6月にリリースしたアンソロジー・アルバム『Proof』のオープニング・トラックとして収録している。またJ-HOPEは「Hope hope world, 俺の世界が出来る前にCole World」(「Hip Hop Phile」)ともラップしている。それほどリスペクトを寄せるだけに、「貴方のミックステープ『フライデー・ナイト・ライツ』がフェイバリットです」と英語で話しかけて興奮気味に顔をほころばせる姿は、ファンが憧れのスターに出会った時のよう。この時の2ショット、ジミンとの3ショットもまたInstagramにアップされているが、Instagramでイメージする以上の喜び具合も本作の見どころだ。

また、シカゴの街中でアイスクリームを食べながら、「一人で来るのは寂しい」とつぶやき、本番前には「ステージに出る前が緊張する」と語っていたJ-HOPE。そんな彼に寄り添い、冗談でリラックスさせていたのはチームメイトのジミンだった。「ジミンが不安を取り去ってくれた」……そんな言葉にも二人の信頼が滲む。バックステージでの二人のやりとりも見逃せない。


迫力のステージングをダイナミックに楽しんで!

ライブ開始前、ステージ上の設置されたモニター画面には「MORE」の文字が大きく映し出され、J-HOPEは「もっと何が欲しい?」と問いかけ、ファンを煽る。それにファンはBTSのペンライトを大きく揺らしてレスポンス! 颯爽とステージに現れたJ-HOPEはオープニングに「MORE」をチョイスし、ハードなミクスチャーロック調にオーディエンスをアゲていった。

ラップと甘いボーカルをスウィッチさせながら演じる「= (Equal Sign)」では、大観衆が彼の言葉に共感して「SAME」と声を上げ、そこから「STOP」を畳みかけてメッセージ性の強い曲を連発していく。そして前半のラストには灼熱の炎をバックに「Arson」を歌い、魂の叫びをシャウトするかのようにラップ! ロックコンサートにも似た熱気に圧倒される。

前半を終えてステージを後にした彼は舞台裏で衣装チェンジ。時間との戦いに、見る方も緊張でドキドキだ。そして「Dynamite (Tropical Remix)」のイントロが流れると、彼を待つ観客の歓声は一際大きくなり、J-HOPEが再びポップアップで勢いよくステージに飛び出せば、ファンの興奮はマックスに! 「僕が踊るから、皆は歌って」との呼びかけに、ARMYの歌声が一つになって、シカゴ中にコダマする。

クラップで会場が一つになった「Daydream」を挟んだ「Outro: Ego」はダンスホール・スタイルで演じ、終盤にはベッキー・Gがサプライズで飛び入りし、コラボ・パフォーマンス! フィナーレで「次の曲は僕たちの未来に捧げます」と話して、「Future」を歌えば、数万個のペンライトが左右に揺れる。Windy Cityとも呼ばれるシカゴ。この日、J-HOPEの歌声はシカゴの風に乗って、世界中に“希望”をプレゼントしてくれたのだった。

舞台を終え、安堵しながら、バンドメンバー、ダンサー、スタッフ全員に感謝した彼。公演から二日後のニューヨークでは「夢のようだった」と振り返り、最後に流れるエンドロールでも、自分の言葉で語ってくれる。そしてラストのラストには次なるプランにも言及しているので、最後迄、目が離せない!

天真爛漫なキャラで知られる彼だが、彼の苦悩や努力もリアルに収められ、本作を見れば、J-HOPEがもっともっと好きになるはず。しかも、「ディズニープラス」での配信開始日の翌日は、彼の29歳の誕生日! 本作を見て、その感動のお返しに、「ハッピーバースデー」のメッセージを彼に贈ってほしい!



執筆:きむ・たく

■配信情報
「j-hope IN THE BOX」
「ディズニープラス」スターにて配信中!
作品視聴はこちら:http://ck.rd.livedoor.com/ck/8LUpsLCt7RG-JrJAz4_xQg/news/

出演: J-HOPE
スタッフ:パク・ジュンス

■関連リンク
ディズニープラス公式HP:https://disneyplus.disney.co.jp/about/star/korea.html

記者 : Kstyle編集部