イ・スマン、SMの発表に怒り…Kakaoへの株式譲渡に抗議「何の協議もなかった」

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写真=SMエンターテインメント
SMエンターテインメント(以下SM)とKakaoが戦略的パートナーシップの締結を発表した中、元総括プロデューサーで、現在はSMの最大株主であるイ・スマンが、SM理事会の決議に怒りを表した。

イ・スマンの法定代理人を務める法務法人ファウは本日(7日)、「SM理事会は本日の午前8時30分に緊急理事会を開催し、Kakaoエンターテインメントに第三者割当の方式で、1,119億ウォン(約117億円)相当の新株と、1,052億ウォン(約111億円)相当の転換社債を発行しました。転換社債で付与された転換権が行使された場合を前提に、本日SM理事会がKakaoエンターテインメントに配分した新株と転換社債は、SM発行株式の全体の約9.05%に及ぶ莫大な量です」と明らかにした。

続けて「SMは、最大株主であるイ・スマン総括プロデューサーと、株主行動主義のファンドを標榜にしたアライアンスパートナー間の経営権紛争を起こしています」とし「1月20日、SM共同代表理事のイ・ソンス、およびタク・ヨンジュンが、最大株主であるイ・スマンに何の協議もせずにアライアンスパートナーの提案に合意したことで、経営権紛争が深刻化しました。経営権紛争が進行中の状況で、共同代表理事が主導するSM理事会が第三者に新株と転換社債を発行するのは、明らかに商法と定款に違反する違法な行為です」と主張した。

イ・スマンは、「それでもSM理事会は第三者に一方的に新株、及び転換社債を配分することで現経営陣に友好的な持分を拡大し、支配権競争で優位に立とうとしています。問題が起こることが想定されるという内容は、理事たちに前日の夕方から通知されていただけでなく、こうした決議の違法性を指摘し、反対意見を表明した理事も居たが、結局、多数決で現在の理事会を掌握している共同代表理事を含む過半数が賛成し、第三者への新株の配分、そして転換社債の発行議案は原案のとおり可決されました」と明らかにした。

最後に、法務法人ファウは「我々は最大株主の代理人として、違法な新株、及び転換社債の発行を禁止する仮処分を通じて、SM理事会の不法な試みを封鎖し、違法な決議に賛成した理事たちについては、民事・刑事上すべての法的処置を行います。また、SM取締役会の違法な決議により、急激な株価変動など市場の乱れの可能性を鋭意注視し、もし、これに結託した勢力があれば、関係当局に対する告発などを通じて、厳重な法的責任を問う予定です」と伝えた。

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記者 : ファン・ヘジン