ドラマ「太宗イ・バンウォン」一部の関係者が検察に送致…撮影中の馬の死亡事故

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写真=KBS
KBS 1TVドラマ「太宗イ・バンウォン」の撮影現場で発生した馬の死亡事件と関連し、一部の関係者が検察に送致された。

2日、動物保護団体「動物権行動KARA」によると、「太宗イ・バンウォン」の演出者、武術監督、乗馬チームの担当者、KBS韓国放送などが動物保護法違反の疑いで検察に送致された。

演出者、武術監督、乗馬チームの担当者は正当な理由なしに身体的苦痛を与えたり、傷害を負わせた動物虐待の疑い(動物保護法第8条第2項第4号)、KBSは動物保護法を違反した者を罰するほか、その法人にも該当条文の罰金刑を下すという疑い(動物保護法第46条の2)がそれぞれ適用された。

彼らは昨年1月、ドラマの落馬シーンの撮影の際、引退した競走馬“カミ”の足にワイヤーを結んで引っ張り、故意に転ばせた。全速力で走っていたカミは頭から地面に倒れた。

その後、カミが撮影の1週間後に亡くなっていたことが明らかになり、動物虐待の議論に包まれた。ドラマの公式ホームページの掲示板にはドラマを廃止すべきだという視聴者の声が相次ぎ、大統領府青瓦台の国民請願掲示板には20万人以上の人々が参加。結局、ドラマは1ヶ月間放送が休止となった。

動物権行動KARAは「『太宗イ・バンウォン』の事件以来、動物が出演するメディアに実質的な変化が伴わなければならない。KARAは番組とメディアの中で動物が道具として転落し、苦痛を受けないように引き続き対応する」と述べた。

これに先立って、KBSは出演動物の安全のための制作ガイドラインを設けた。「動物が身体的に危険に陥ったり、情緒的にストレスを受ける可能性があるシーンを演出する場合、出来る限りCG作業を通じて実現し、実際の動物演技のシーンは最小限にする」と明かした。

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記者 : パク・ユンジン