ユ・ヨンソク&チャ・テヒョン、映画「マイ・ハート・パピー」で15年ぶりの共演“相性が自然に見えた”(総合)

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“モンムンミ(犬のように可愛い感じ)”溢れる2人の俳優ユ・ヨンソクとチャ・テヒョンが、犬たちとどのようなケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せるだろうか。

映画「マイ・ハート・パピー」(監督:キム・ジュファン)の制作報告会が31日、ソウル城東(ソンドン)区メガボックス聖水(ソンス)で行われ、キム・ジュファン監督、ユ・ヨンソク、チャ・テヒョンが出席した。

韓国で3月1日に公開される「マイ・ハート・パピー」は、飼い主人生ログアウトの危機に直面したミンスと、人生そのものが危機であるジングク、2人が愛犬ルニ―の完璧な執事を探すために面接を始め、思いがけない出会いを続けていく物語だ。

愛する存在たちと家族の完成を夢見るミンス役は、ユ・ヨンソクが演じる。特有の温かい雰囲気と純粋さで、ルニーと恋人のためなら何でもするサランクン(恋人に夢中な人の意味)の一面と共に、突然やってきた危機の前の切ない雰囲気が同情心を掻き立てる。

チャ・テヒョンは野心を持ってオープンしたカフェが潰れてお金に困っているが、義理だけは最高であるジングク役で、映画「神と共に」シリーズ以降、久しぶりにスクリーンに復帰する。ジングクは素晴らしい人柄で、ミンスにとっては従兄弟だが実兄に負けない存在になって、共にする旅の終わりには計画にもなかった執事ライフを始める。

2人は、2008年にドラマ「総合病院2」以来、約15年ぶりに再会し、一段とグレードアップした素晴らしいケミを完成させたという。ユ・ヨンソクはチャ・テヒョンと「15年前のドラマ『総合病院2』の時から縁があった」とし「今回は兄弟として会ったけれど、兄さんも僕が楽だったと思う。僕もケミストリーが自然に見えると思った」とし、出演のきっかけを明らかにした。

また、「キム・ジュファン監督の前作『ミッドナイト・ランナー』をとても楽しく観たので、ブロマンス(男同士の友情)と兄弟のケミストリーをきちんと見せることができると思った」とし、チャ・テヒョンも同様に「監督を信じた」と付け加えた。

“人間レトリバー”というニックネームを持つユ・ヨンソクは、劇中でゴールデンレトリバーの“ルニー”の飼い犬に扮する。ユ・ヨンソクは「ファンにレトリバーみたいだとたくさん言われるけれど、今回は本当にレトリバーと撮影することになった。撮影しながらくっついている写真を見たら似ていた」と話して笑顔を浮かべた。

続けて「本当に良かった。ルニ―役を誰が引き受けるかすごく気になっていたけれど、心強い大型犬の魅力をたっぷり持っていた。ルニ―がとても頼りになった」とし、犬の名演技を褒めた。

実際に犬を飼っているユ・ヨンソクは、「シナリオをもらって断れなかった。断ったら愛犬たちを断る気分だった」と真心を伝えた。犬と一緒に撮影することに対して、「不安もあったけれど、ワクワクした」という彼は、「犬たちの演技は飾らない。そのままで本当に可愛かった。動物と撮影するのは、短所もあると思うけれど、僕は癒されながら撮影した」と話した。

チャ・テヒョンは「動物が出てくる映画は本当に撮影が難しい。シナリオ通りになるという保障がないためだ」とし、「監督も現場でシナリオが変わるかもしれないと言ったけれど、それがむしろ信頼できた」と伝えた。

実際に、自分が飼っていた愛犬が亡くなった後に映画の演出を決心したというキム・ジュファン監督は、「この前の作品の撮影が忙しすぎて、愛犬が死んだことを後で知った。両親が僕に言ってくれなかったのだ。愛犬は家族だし、何があっても最期は看取るべきだったのにそれができなくて残念だった」とし、「世の中にいる犬たちが幸せになってほしいと、映画を通じて伝えたかった」と演出のきっかけを明かした。

「犬の映画は演出しないつもりだったけれど……」と言ったキム・ジュファン監督は「コントロールできない。しかし、強要なしにユ・ヨンソク&チャ・テヒョンの2人の俳優が調和する姿がもっと良かった。ナショナルジオグラフィックのような感じで撮った」と伝えた。

また、ユ・ヨンソクとチャ・テヒョンという好印象の2人の俳優が出会っただけに、「観客の方々に春の日に楽しく観ていただけるという期待がある」と伝えた。韓国で3月1日に公開される。

記者 : ペ・ヒョジュ、イ・ジェハ