Netflix「今、私たちの学校は…」が大ヒット!ロモン、来日インタビュー“日本ファンの愛に包まれている気持ち”

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世界中で爆発的な大ヒットを記録したNetflixシリーズ「今、私たちの学校は…」と、Disney+で独占配信されている「代理リベンジ」の2作品が話題となり、ネクストブレイク俳優として注目を集めているロモンがファンミーティングのために初来日。Kstyleではファンミーティングの翌日にロモンを直撃し、イベントの感想や日本について、出演作品の秘話、プライベートまで、たっぷりと語ってもらった。

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日本初イベント開催「一日中愛情に包まれている気持ちでした」

――昨日、自身初のファンミーティングを開催されましたが、いかがでしたか?

ロモン:実際にファンの皆さんとお会いして、同じ時間を一緒に過ごしてコミュニケーションを取ったことが不思議でした。いろいろな感情を感じましたし、とてもよいエネルギーを受けました。楽しかったけれど、あっという間に終わってしまって残念な気持ちもあるので、次にまた機会があれば、もっとしっかりと準備をしてきたいです。

――日本のファンの印象はいかがでしたか?

ロモン:あんなにも多くの方々が僕を好きになってくださって、拍手や応援をしてくださることに感動しました。公演の後、カードお渡し会があったのですが、おひとり、おひとりの方から僕を好きになってくださった気持ちが伝わってきて、昨日、一日中愛情に包まれている気持ちでした。

――すぐに終わるはずのカードお渡し会が、ロモンさんが丁寧に応対したために長引いたようですね。

ロモン:僕のためにわざわざ、中には遠くからお越しいただいている方もいらっしゃるので一瞬で終わるのは残念だから、僕の気持ちを少しでも伝えたくてそのようになりました。

――ファンミーティングで印象的だったことは?

ロモン:日本の曲(藤井風の「死ぬのがいいわ」)と日本語の手紙を準備したのですが、あまりうまくないし、楽しんでもらえなかったらどうしようとか、いろいろと心配したのですが、幸い皆さんが温かい目で見てくださったのでありがたかったです。
 

初来日の印象は?「街並みがキレイで…」

――初来日ということで、日本の印象を教えてください。

ロモン:さっきスタジオに来る途中にスタッフの方々とも話していたのですが、街並みがとてもキレイで、昼食にうな丼を食べたのですが、今まで食べたうな丼の中で一番美味しかったです。道がきちんと整備されていて、人々のマナーも良くて、日本にはいい印象しか持ちませんでした。かっこいい建物が多くて、壁の色もおしゃれだなと思いました。

――昨日、ファンミーティングで「ラーメンが食べたい」とおっしゃっていましたが、食べましたか?

ロモン:公演が終わってすぐに横浜でとんこつラーメンを食べました。想像していたよりも濃厚でしたが、おいしくて1杯ぺろりと完食しました。

――時間がなくてショッピングはされていないですよね?

ロモン:まだ行けてはいないのですが、今日時間ができたらドン・キホーテに行きたいと思っています。

――買いたいものは?

ロモン:考えていませんが、友人からバナナのパン(東京ばな奈)とかお菓子類を買ってきてと頼まれました。
 

Netflix「今、私たちの学校は…」が世界中で大ヒット!

――「今、私たちの学校は…」のスヒョク役で一躍人気者になりましたが、どのような経緯で出演することになったのですか?

ロモン:イ・ジェギュ監督とミーティングをした時、僕に「すごく良いエネルギーを持っている。一緒に作品をやったらよさそうだ」と言ってくださったのですが。数日後、スヒョクというキャラクターに確定したと連絡をいただきました。原作のWebマンガをとても好きだったことと、イ・ジェギュ監督の映画「王の涙 イ・サンの決断」にハマって、2003年のドラマ「チェオクの剣」を全部見たくらい監督のファンだったので、そんな監督が僕をキャスティングしてくださったので、とてもうれしかったです。

――Netflixで「今、私たちの学校は…」、Disney+で「代理リベンジ」が配信されましたが、世界に同時配信される作品に出ることで、ご自身にどんな影響がありましたか?

ロモン:2つの作品どちらも本当に一生懸命に最善を尽くして撮影をしましたが、このように世界的な大きな愛を受けることなり、出演した俳優の一人として、とても嬉しく胸がいっぱいです。そしてこの作品たちのおかげで、僕がよい機会にたくさん恵まれるようになったので、いつも、いつも、毎瞬間、毎瞬間、感謝の気持ちしかありません。

――同時配信なので、世界中の視聴者の反応がリアルタイムで寄せられますよね。その点はいかがでしたか?

ロモン:僕がインスタになにかをアップすると、いろいろな国の言葉で「愛してる」とコメントを残してくださるので、それが不思議でたまりませんし、気分がとてもよかったです。時々、ドラマの反応を検索するときもありますが「代理リベンジ」の視聴者の方々が、犯人が誰かを推理しているのがおもしろかったです。なぜなら実は僕らも最初の3話までは台本をもらっていましたが、その後は台本を直前にもらうまで先の話がわからない状況だったんです。だから出演者やスタッフの間でいろいろと推理をしていたのですが、視聴者の方々も同じように推理をしているんだなって思いました。

――寄せられたコメントでうれしかった言葉は?

ロモン:アクションがいい、上手だと言われると気分がよかったです。

――「代理リベンジ」は完全オリジナルの脚本で、まったく先の読めない展開にドキドキしました。今、俳優の方々も台本を見るまで先がわからなかったとの話が出ましたが、撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

ロモン:撮影現場で俳優やスタッフたちの間で一番の話題は“犯人は一体だれなのか?”ということでした。「この中に犯人がいるはずだ」とお互いを疑い合って、たぶん本人は自分が犯人だと知っているんでしょうけど最後まで言わないし、もしかしたら「自分が犯人ということもありえるな」と疑ったりもしました(笑)。現場はその話題でもちきりでした。

――アクションが多い役柄が続きましたが、アクションの面で成長した部分は?

ロモン:「代理リベンジ」でスホンはケンカが強いキャラクターだったので、アクションの準備に多くの時間を費やしたのですが、ドラマを最初から最後まで見ていただくと、僕のアクションの成長を感じていだだけるのではないかと思います。1つ1つのシーンについて練習をしたわけではなく、基本技術の練習をたくさんしていたのですが、撮影をしてモニタリングをするにつれて、相手役との呼吸の合わせ方や、「このような場面ではこう動けばいいんだ」とか「カメラがここにあるなら、こう動くのがいい」とか、いろいろなことをどんどん吸収して実践していったことが成長につながったように思います。また、ずっと練習をするうちに運動神経もよくなっていった気がします。

――ラブロマンスはなかったですが、チャンミ役のシン・イェウンさんとのケミストリー(相性)もよかったです。

ロモン:現場でリハーサルをする時に、(イェウン)姉さんと一緒に「こんな風にしたらどうかな?」と話し合ったり、お互いにいろんな提案をしながらひとつひとつのシーンを作っていったので、いいケミストリーが出せたのだと思います。
 

2作連続で共演「うちに来て喜んで(笑)」

――「今、私たちの学校は…」でも「代理リベンジ」でも、運動神経が抜群な学校の人気者役でした。ロモンさんご自身は学生時代どんな学生でしたか?

ロモン:僕はどんなタイプの子とも親しく過ごす学生でした。一緒にふざけたり、ご飯を食べたり、ある日はバスケットをする子たちの仲間に加わったり、漫画が好きな子たちと話したり、勉強ができる子に気になることを聞いたりとか、いろいろなタイプの子と仲良くなりました。

――では、当然、人気者でしたよね?

ロモン:自分で言うのは恥ずかしいですけど……。まあ、(人気が)なかったことはないですかね。でも大人気っていうほどでもなかったです(笑)

――スヒョクやスホンとの共通点は?

ロモン:見る人によって、スヒョクとスホンが似ているという人もいれば、少し違うという人もいましたが、僕的には2人のキャラクターが持っている芯の部分は似ていて、優しくて純粋だと思います。スヒョクは年齢らしく本能に忠実な高校生の魅力があるし、スホンはスヒョクよりは少し大人びていて強くて堂々としています。2人の共通点は優しくて他人を配慮することができて善良なところですが、僕も芯の部分は2人と似ています。僕も家族や友人を尊重して、他人を手助けすることが好きなので似ている面が多いです。

――では、似ていない部分は?

ロモン:スヒョクほどインサ(インサイダー=人気者)ではなかったですし、スホンほどには勉強はできなかったですね(笑)。

――これまで出演した代表作「僕たちの復讐ノート」「今、私たちの学校は…」「代理リベンジ」はいずれも同世代の俳優たちと共演していますが、特に印象的だった共演者や今でも親交が深い共演者は?

ロモン:ほとんどの共演者と仲良くなって今も親しいですが、あえて1人を挙げるならチン・ホウン(「今、私たちの学校は…」のチョン・ミンジェ役、「代理リベンジ」のサ・ジュンギョン役)です。親しくなったというよりも、元々中学の同級生で親友なのですが、本当に親しくしています。僕が「今、私たちの学校は…」に出演が決まった時、すでにホウンが出演することを知っていたので、その夜電話をかけて「もしかして『今、私たちの学校は…』に出演するの?」と聞いたら「お前も、まさか……?」って(笑)。その後、すぐにうちに来て一緒に喜びました。でも、撮影が始まったら2人が一緒に出るシーンが待っても待ってもなくて、やっと会うシーンもホウンがすぐに逃げていなくなってしまって、結局共演することがなかったんです。次にすぐ「代理リベンジ」の出演が決まったのですが、ホウンも出演するとわかって、また電話をかけたら「お前、まさか~~?」ってなって、またすぐにホウンがうちに来て「本当におもしろいな~」って喜んで(笑)、一緒に練習もしました。

――「代理リベンジ」でチン・ホウンさんとは天敵役で共演シーンが多かったですね。どんな感じでしたか?

ロモン:ホウンが相手だから気楽に撮影できるかと思いましたが、親しいだけに距離感に気を付けなくてはいけないので、お互いに配慮しながら撮影をしました。

――サ・ジュンギョンは悪役なので、憎たらしくなりませんでしたか?

ロモン:演技は演技だと言い聞かせて演じましたし、アクションがかかれば役と状況に没頭したのでそれはないですね(笑)。

――ファンミーティングで「僕たちの復讐ノート」と「今、私たちの学校は…」で共演したハム・ソンミンさんとも親しいと話していましたね。

ロモン:兄さんとは「僕たちの復讐ノート」で初めて共演して、「今、私たちの学校は…」の時にとても仲良くなってベストフレンドになりました。兄さんが「今、私たちの学校は…」の撮影が終わってすぐに兵役に就いたので約2年間ほとんど会えなかったのですが、最近除隊したので、僕が日本から帰ったら会おうと話しています。兄さんともまた共演が決まって「お前、まさか~~?」という会話ができたらいいんですけどね(笑)。
 

自分のチャームポイントは?「逆に聞いてみたい(笑)」

――以前、あるインタビューで、今後はノワールやロマンス作品に出てみたいと話していましたが、これまでに見た作品で演じてみたいと思った役柄は?

ロモン:「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」みたいなファンタジーのロマンティックコメディに一度挑戦してみたいです。

――ロモンさんご自身が考える自分のチャームポイントは?

ロモン:う~ん……。自分ではよくわからないので、逆に聞いてみたいですね。どこが魅力だと思いますか?

――個人的な意見ですが、外見を言うならば、目鼻立ちがハッキリして、顔が小さくて、スタイルがいいところでしょうか。周囲の方々はなんと言われますか?

ロモン:長く一緒にいるスタッフたちなので外見のことは言わないですね。ただ、優しいという言葉はよく聞きます。僕の魅力を教えてくださってありがとうございます。今度から「目鼻立ちがハッキリしてスタイルがいい」って言うようにします(笑)。

――休日はどんなことを過ごしていますか?

ロモン:撮影がない日は、最近、自己啓発をしています。運動の他にも、学びたいことがたくさんあるのでいろいろやっています。英語を一生懸命に習っていますし、最近はパンソリ(韓国の伝統的民俗芸能)も習っています。ワインが好きなのでワインの勉強もして、演技の練習もして、朝から夕方までスケジュールを決めて動いています。

――ぼーっと休んだりはしないのですか?

ロモン:以前はぼーっとするのが好きでしたが、最近は1分1秒がもったいなくて何かをしようとしていますね。時々、面倒になることもあるのですが、面倒に思わないようにして一生懸命にやっています。

――料理はしますか?

ロモン:基本的な料理ならば、一通りはできます。ポッサムとか、チゲ鍋、味噌チゲくらいは作れます。

――演技以外では何をしている時が一番幸せですか?

ロモン:「今、私たちの学校は…」以降、いろいろな道が開けて、自己啓発をしたりとか忙しくしているのがとても楽しいですが、その分、友人や家族と過ごす時間がとても減ってしまいました。それでも時間を作って、1ヶ月に1度くらい家族や友人と一緒に過ごす時間がとても大切で幸せです。
 

俳優になるきっかけは父の言葉「感謝しないと(笑)」

――そんな大切な友人やご家族は、今の活躍ぶりに対してなにか言ってくれますか?

ロモン:ありがたいことに、ホウンとか子どもの頃からの友人たちがみんなすごく喜んでくれて「今まで一生懸命にやってきて苦労した分、よい結果が出てよかった」「お前にいいことが起きているように、自分もかっこいい人になる」と言ってくれました。家族はとにかく喜んでくれて、僕をとてもかわいがってくれます。

――「ダンスの素質がない」と言って、俳優になるきっかけを作ったお父さんも喜んでくれていますね(笑)。(ファンミーティングの記事を参照

ロモン:はい(笑)。父に感謝しないといけませんね。

――ロモンといえば、どんな俳優だと言われたいですか?

ロモン:「ロモンが出るならおもしろそうだ」「信じて見る俳優(信頼を持って見る俳優=興行・視聴率保証俳優)」と言われたいです。

――その言葉を聞くには作品選びが重要だと思いますが、作品選びで重視していることは?

ロモン:ストーリーがおもしろいことも重要ですが、自分にどれだけ似合う役柄か、その作品をした時に自分にどんなことが得られるかを重要視しています。

――それでは、最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

ロモン:このように日本でインタビューを受けることができて僕にとっても特別な経験になりました。これからも これからも一生懸命に活動を続けていきますので応援よろしくお願い致します。貴重な時間をありがとうございました!!



取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔

■ロモンプロフィール
2016年に映画「怖い話3:火星から来た少女」で正式デビューを果たし、2017年にはASTROのチャウヌが本人役で出演していたことから話題となったドラマ「僕たちの復讐ノート」で初の主演に。2022年1月にNetflixで公開され、世界29ヶ国で1位を獲得したNetflixオリジナルシリーズの大ヒット作「今、私たちの学校は…」では、クラスイチの人気者でカリスマ的存在のイ・スヒョク役を演じ、すらっとした高身長に甘いマスクを兼ね備えた正統派イケメンとして一躍注目を集めた。

■関連リンク
ロモン日本公式Twitter:https://twitter.com/LOMON_JP

記者 : Kstyle編集部