【REPORT】「今、私たちの学校は…」ロモン、初来日!緊張しててもファンサービスはバッチリ!?藤井風のカバーも披露
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ついに初来日!緊張してもファンサービスはバッチリ!?
公演開始時間の15時ジャストにステージが暗転すると、長い腕をぶんぶんと左右に振りながらブラックのスーツ姿のロモンが登場。ナット・キング・コールの名曲「L-O-V-E」を甘い声で歌いながら、ステージを左右に動き回り、客席に向かって手を振ったり、ハートを送ったりと愛嬌を見せる。すると観客もグッズの白いペンライトを揺らしてアピールし、ひとりでも多くのファンとアイコンタクトをしようとハートを投げるロモン。緊張しているのが明らかにわかる表情とぎこちない動きなのに、ファンサービスはバッチリという不思議な雰囲気だったが、この謎はのちに明かされることになる。曲が終わって「皆さん、こんにちはロモンです」と流ちょうな発音の日本語で挨拶をすると大きな拍手が巻き起こり、ここからはMCの古家正亨の進行によるトークへ。まずはオープニングで歌った曲の選曲について「この曲を子どもの頃に聴いたのですが、昔の曲なのにとてもときめいたんです。曲のタイトルのようにファンの皆さんへの愛と僕が感じたトキメキをお伝えしたくて準備しました」と明かした。
日本については「昨日の夕方、すき焼きを食べました。とてもおいしかったです。今朝、会場に来る途中に横浜の風景を見ましたが、ステキな港や建物があって、かっこいい街だなと思いました。日本でやりたいことはラーメンを食べてみたいです。今日の夜か、明日の夜に挑戦する予定です」と語り、質問のたびにゆっくりとよく考えながら答える姿に誠実さがうかがえる。さらに「今回のファンミーティングのタイトルは『LOMON's Special Day』ですが、今日は“LOMON's”の代わりに“Ours”という単語を入れて、皆さんとの“Special Day”にしたい」との意気込みを語った。
俳優になったきっかけは?「ダンスをやっていたけど…」
「代理リベンジ」については「初主演作でプレッシャーも心配も大きかったですが、ファンの皆さんにかっこいい姿をお見せするために、プレッシャーをはねのけて撮影に集中しました」と感想を述べた。撮影現場のビハインドショットも公開され、サ・ジョンギョン役のチン・ホウンとふざけて撮った写真を披露。ドラマでは天敵の役どころだったが、実は中学の同級生でとても親しいことが明かされた。子ども用の遊具で遊んでいるキュートなショットもあり「昼ご飯を食べて外に出たら、こんな乗り物があったので子どもみたいに乗りたくなって乗りました」とはにかんだ笑顔で説明。子どもの頃によくしていた遊びを聞かれると「小学生の低学年の頃、公園に行ってアリと遊んだり観察をしていた」とかわいいエピソードも飛び出した。
ビハインドショット公開では、監督のマネをしてレンズを覗く姿や、ギョンス役のハム・ソンミンとの仲良しショットを披露。ハム・ソンミンとは以前ドラマ「復讐ノート」で共演したことがあり、今回の再共演で親しくなったことを明かした。ロモン自身、学生時代はどんな子だったかを聞かれると「僕もスヒョクのように友達が多くて、他人を笑わせることが好きで、運動がとても好きでスポーツジムに通ってばかりいる子でした」とコメント。
この話題から学生時代といえば“特技披露”という流れになり、流れてきたマーク・ロンソンの「Uptown Funk」のBGMに合わせてファンキーなダンスを照れまくりながら披露。曲が終わると相当緊張していたようで水をがぶ飲みしつつ「自分にダンスに素質がないことは少し前に気が付きましたが、それでもファンミーティングのために家のパソコンで動画を見ながら一生懸命に練習をしました」と笑顔を見せた。
愛嬌3連発も!ゲームに本気モードのロモン
2つ目は、「ロモンの瞬発力と運動神経を探る4つのゲーム」に挑戦し、それぞれを30秒でクリアするというもの。ピンポン玉をカップに入れるミッションでは、玉を転がし入れるかと思いきや、投げたり、バウンドさせたりと、自ら難易度をあげる行動で古家を慌てさせたが残り1秒を残してなんとかクリア。フラフープを回しながらマシュマロを口でキャッチするミッションでは、スーツを脱いで本気モード。練習では一発で成功したが、本番ではミスを連発し、結局、練習での成功でミッションクリアとすることに。だるま落としでは、練習段階で失敗を連発したため、さりげなく一段分を間引いて難易度を落とした古家のナイスアシストのおかげでクリア。最後のペットボトル一回転も難なくクリアし、4つのゲームに成功したご褒美として抽選で選ばれたファンには「代理リベンジ」の際に愛用していたというお気に入りのパーカーがプレゼントされた。
その前に回答のおさらいということで「僕はハンサム……」については「時々、シャワーをして鏡を見る時にカッコよく見えるときがあります」と説明。「俳優をしていなかったらアイドル……」については「子どもの頃、ダンスをやめていなかったら、もう10年以上続けていたはずだから、今頃はうまくなっているのではないかと思います」と。「意外に小心者」については「A型は小心者なところがあるといいますが、僕もA型なので」と。「理想の女性にアタック」の質問に対しては戸惑いながら「……恥ずかしいと思います。恥ずかしくて近寄れないと思います」と、口ごもりながら発言し、その初々しさに観客からざわめきと笑いが巻き起こった。罰ゲームは「自信のある愛嬌」ということで、両頬の脇に手でハートをつくるポーズをとったが、続けてVサインや指ハートも飛び出して愛嬌3連発の大サービスとなった。
藤井風の曲を披露!記念撮影は笑顔で連射しまくり
フォトタイムを挟んで、いよいよエンディング。人生初のファンミーティングの感想を改めて聞かれると「ファンミーティングをするといってもあまり実感がわかなかったのですが、ようやく実感ができたようです。こんなにたくさんの方々、おそらく遠くからお越しくださった方もいると思いますが、とてもありがたくて感動しました」と心から感謝のコメントを。次回作については「僕が知っている限りでは『今、私たちの学校は…』のシーズン2が今年の下半期にクランクインする予定ですが、その前にもし、いい作品と出会えれば一生懸命にやるつもりです」とファンにとってうれしい情報を明かした。
客席との記念撮影では、愛嬌の罰ゲームで見せたほっぺハートを全員で。そしてセルカでも記念撮影をしたが、よほどうれしかったのか連射をしまくり、客席からは思わず「連射、ウケる(笑)」「どんだけ撮るの~」などの声が漏れた。最後はこの日のために3ヶ月間、車の中で歌って練習していたという藤井風の「死ぬのがいいわ」を披露。ファンを喜ばせようとステージをまんべんなく移動しながら歌う懸命な姿を観客は手拍子で盛り立てた。
歌い終えると「僕の歌、どうでしたか? 日本語の発音がつたなくて大丈夫だったかわからないですが、本当に一生懸命にやったので、温かい目で見てください」と挨拶。
日本語で手紙を準備「特別な1日に感謝」
『皆さん、こんにちはロモンです。こんなに寒い中、僕に会いに来てくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます。僕の人生で初めてのファンミーティングですが、実際にファンの皆さんと会えてとてもうれしいですし、ドキドキしています。今日という日を特別な1日にしてくださったファンの皆さんのためにいろいろと準備してみましたが、楽しんでいただけましたか? 正直、急にたくさんの関心と愛を受けるようになって、まだこの状況が信じられません。そして、皆さんのおかげで僕は輝くことができました。ファンの皆さんにとって恥ずかしくない人間になれるよう、これからもっと成長できるように一生懸命頑張るので、たくさんの愛と応援をお願いします。僕たち、ずっと一緒に歩いて行きましょう。改めて、特別な1日を作ってくださってありがとうございました。僕もこれから皆さんに特別な日をたくさんプレゼントしていけるように努力します。皆さん、ありがとうございます。愛してます!! お身体に気をつけて、新しい年も幸せいっぱいの1年になりますように』
長文を読み終えた後は「皆さんに僕の気持ちがうまく伝わったらうれしいです」と語ってステージを後にした。終演後は「カードお渡し会」の特典があり、満面の笑顔でアクリル板ごしにファンと1つのハートを作りながらカードを渡す姿が印象的だった。人生初のファンミーティングということで緊張しつつも、ファンを楽しませるために全力を尽くしていたロモン。甘いマスクに抜群のスタイル、進化し続けている演技力、そして今日垣間見えた誠実な素顔まで、これから大ブレイク間違いないロモンの貴重な初ファンミーティング。ファンにとってもロモンにとってもまさに“Special Day”として幸せな思い出となったことであろう。
取材:安部裕子
※写真は夜公演となります。■公演概要
LOMON's Special Day in Japan
【公演日時】
2023年1月13日(金)
昼公演 14:00開場 / 15:00開演
夜公演 18:00開場 / 19:00開演
【会場】
KT Zepp Yokohama
■関連リンク
ロモン日本公式Twitter:https://twitter.com/LOMON_JP
記者 : Kstyle編集部