ユ・ヨンソク、30代の最後の作品に「愛と、利と」を選んだ理由は?“メロにしたいという願いがあった”

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写真=「Harper's BAZAAR」
JTBCドラマ「愛と、利と」で活躍している俳優のユ・ヨンソクが、30代最後の作品はメロにしたかったと明かした。

ユ・ヨンソクは、ファッションマガジン「Harper's BAZAAR」と撮影したファッションポートレートを通じて、現在韓国で放送されている「愛と、利と」出演の感想を伝えた。彼は、正統派メロである「愛と、利と」を選択した理由と満足感を示した。

ユ・ヨンソクは「僕という俳優の演技を見て、何よりも共感していただきたいと思う。飾って出る作品よりは、人間味が感じられる作品が好きだ」とし、「今回だけは、僕に上手にできることをしたかった。“変身”や“挑戦”ではなく、繊細な視線、やりとり、ひそかな視線のようなディテールに集中した。それでご覧になる方も楽に感じているようだ」とキャラクターと作品に対する満足を表した。

続いて彼は正統派メロを選んだ理由について「30代の最後の作品はメロにしたいという漠然とした願いがあった」とメロ作品に対する思いを述べた。

また、ユ・ヨンソクは「作品を選んでいたところ、『愛と、利と』が現実の愛の物語を取り扱うという点で興味深かった。すごい叙事があったり、逆境と苦難に立ち向かう恋愛ではないが、とても現実的でむしろ心が痛かった」と話し、「愛と、利と」特有の静かだが、胸がジンとする恋物語に共感を示した。

ユ・ヨンソクは2003年、映画「オールドボーイ」でデビューし、今年で20周年を迎えた。ユ・ヨンソクにとっての演技の“常数”と“変数”を聞くと、彼は「常数は年を取ってまで長く演技をしたいという僕の願いで、変数は作品だと思う」と答え、演技に対する情熱を見せた。

彼は「毎回迎える新しいキャラクター、新しいプラットフォーム、新しいジャンル、新型コロナウイルスも大きな変数だったし、おかげで映画館よりもOTT(動画配信サービス)に慣れている市場の状況も新しい変数だった」と付け加えた。

ユ・ヨンソクはデビュー20周年に関する感想を伝えた。彼は「デビュー初期は、10年だけ耐えてみようという気持ちで演技をし、そして10年目の時『応答せよ1994』で大きく愛されたので、とても幸運だった」とし、「無数の変数があったにも関わらず、人々が僕という俳優を思い出してくれて、ずっと演技ができることに感謝する限りだ。これからも今までのように演技を続けていきたい」と話した。

ユ・ヨンソクのファッションポートレートとインタビューは、「Harper's BAZAAR」2月号で確認できる。

記者 : イ・スヨン