※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
それぞれの恋人に誠実になろうとしていたユ・ヨンソクとムン・ガヨンの心が激しく揺れた。

韓国で12日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第8話では、ハ・サンス（ユ・ヨンソク）とアン・スヨン（ムン・ガヨン）が、開かれているホテルルームのドアの前に立っている様子で、破格のエンディングを披露した。

先立って、ハ・サンスとアン・スヨンはそれぞれの現実が似ているパク・ミギョン（クム・セロク）とチョン・ジョンヒョン（チョン・ガラム）に対して徐々に心を開き始めた。ハ・サンスはパク・ミギョンの速度に合わせるために努力し、アン・スヨンは生活苦のため苦しむチョン・ジョンヒョンに自分の部屋を貸した。

そして、ハ・サンスとアン・スヨンはお互いに残っている感情を押し殺そうとした。しかし、依然として彼らの間には不思議な緊張感が漂っていた。ソ・ギョンピル（ムン・テユ）から、自分を苦しめてきた支店長が懲戒を受けられるように密かに協力した人がハ・サンスであることを聞いたアン・スヨンは、彼の本心に気づいて感謝と切ない気持ちを感じた。

しかし、アン・スヨンは現在ハ・サンスがパク・ミギョンと交際していることを知っている状況。アン・スヨンはハ・サンスに短いお礼を伝え、「もう私に申し訳なく思わなくていい」という言葉で、未練かどうか分からない感情を振り切ろうとした。ハ・サンスは超然としたようなアン・スヨンの言葉にドキッとしたが、それを表に出すわけにはいかなかった。

それにもかかわらずハ・サンスとアン・スヨンは、引き続きお互いのことを気にしていた。パク・ミギョンの主導でハ・サンス、アン・スヨン、チョン・ジョンヒョンまで皆が集まった誕生日パーティーで、ハ・サンスはお互いに優しく気を配るアン・スヨンとチョン・ジョンヒョンを見て、寂しい気持ちになった。アン・スヨンも自分の条件とは大きな差があるパク・ミギョンと距離が縮まったようなハ・サンスが気に入らなかった。

職場の同僚の結婚式で会ったハ・サンスとアン・スヨンは、手に入れることもできたが、見逃してしまった相手を目の前に、自身の本音を隠さなければならなかった。2人の男女のすれ違う視線の上に「彼を見ない」「また彼女をほしがることになりそうだから。心を騙せなくなりそうだから」という2人のナレーションが加わる。やっと目が合った2人の眼差しには、そこまで振り切ろうとした未練と切なさまで様々な感情が流れた。

続いてホテルの部屋で誰かを待っているアン・スヨンと、誰かに従って入るハ・サンスの様子が捉えられた。客室のドアベルを押すハ・サンスとベルの音を聞いてドアを開けるアン・スヨン、交差する2人の男女の眼差しで深い余韻を残し、第8話が終わった。果たしてハ・サンスとアン・スヨンがここに立っている理由はなぜか、彼らの次の話に好奇心がくすぐられる。

「愛と、利と」第8話の視聴率は、全回の放送より0.9%が上昇した3.4%（ニールセン・コリア首都圏有料世帯基準）を記録した。