「シュルプ」チョン・へウォン“キム・ヘス先輩と共演できて光栄…細かく演技を見てくれた”
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「シュルプ」で中殿ファリョン(キム・ヘス)の三男ムアン大君が愛する女性チョウォル役を演じ、熱演を繰り広げた女優チョン・ヘウォンだ。彼女は「ヘアスタイルによって顔が変わるようです」と話し、チョウォルとはまた異なる魅力を感じさせた。
彼女は「作品を終えて、『栄光だった』とよく思います。以前は作品が終わると『すっきりしつつも寂しい』という感覚が強かったのですが、『シュルプ』はまず光栄だったという思いがありますね。すべての俳優が望むことでしょうが、女優としてキム・ヘス先輩と共演できたということ自体が光栄なことでした。時代劇も初めてでしたし、キム・ヘス先輩だけでなく、皆が知っているような俳優の方々と共演することができたので、光栄でした」と出演の感想を語った。

「最初は目も合わせられないと思いましたし、演じることができるだろうかと心配しました。しかし、なぜ俳優たちがキム・ヘス先輩を絶賛するのかが分かりました。演じることができるように助けていただきました。細かくディレクティングもしてくださいましたし、そうしているうちに、緊張して演じることができないだろうという感覚よりも、演じることができるように吸い込まれるような感覚がたくさんしました。視聴者に伝えるためには、もう少し大げさに演じてもいいというコツも教えてくださいましたし、先輩が演じるシーンだけでなく、私の演技のモニタリングまでしてくださいました。些細な部分まで教えてくださって、私一人で演じるシーンにもかかわらず、一緒に合わせてくださいました。もし私が今後キム・ヘス先輩のような年代の女優になれたら、その時になりたいと思う姿をたくさん見ることができました」

「最初はチョウォルを演じることが難しかったです。本音を表に出さない人だったので、悲しくても悲しみを表してはいけなかったんです。涙を流すシーンも、監督から『本心が分からない、重みのある姿を演じてほしい』と言われ、結局(撮影の時に)涙を流さないことになったりもしました。波乱万丈ですが、その波乱万丈さを見せられない演技をしなければならなかったので、(そのような演技が)視聴者にうまく伝わるだろうかという心配もありました」

チョン・ヘウォンにとって初の時代劇だった「シュルプ」は、どのような作品として記憶に残るだろうか。彼女は「本当に誇らしい記憶として残ると思います」と答えた。

「バレエを専攻していましたが、休む時間ができて、演技の教室に遊びに行きましたが、そこから教室通うことになりました。その時イム・グォンテク映画芸術大学に在学していた方々が卒業作品を撮ると言って、演技教室を訪ねてきました。そうして出演した作品が釜山国際映画祭に出品されて、それがデビュー作になったのです。そして18歳の時、私の顔をスクリーンを通じて初めて見ましたが、欠点がたくさん見えました。その時、演技をきちんとやってみたいと思うようになり、19歳の時に演技を本格的にやってみようと決心しました。そして2017年に私が思う、本当のデビューをすることができました」

記者 : イ・スンギル