「チアアップ」ハン・ジヒョン、地上波初主演で成長も?“勉強になって癒された温かい作品”

OSEN |

写真=SBS
女優のハン・ジヒョンが「チアアップ」を通じて一段と成長した姿を見せ、次回作に対する期待を高めた。

最近、彼女はSBS「チアアップ」の最終回を迎え、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)にあるカフェでOSENとのインタビューを行った。

同日、ハン・ジヒョンは「チアアップ」のト・ヘイ役を演じながら悩んだことがあったかという質問に「監督とたくさん話しました。最初はヘイがあらゆる場面に登場するので、『何にもっと集中すればいいか』と聞きました。監督から『すべてのシーンに最善を尽くして撮影しよう』と言われたので、すべての場面に最善を尽くして撮影しました」として笑顔を見せた。

続いて「なのでより演技的に成長があったように思います。私にとっても勉強になりましたし、癒される温かい作品です。実は初めて視聴者に主人公として近づいていくのであって、自分が演技が下手だったらカバーしてくれる人もいませんでした。自分が上手にやり遂げてこそドラマが進みますし、私が上手にやってこそ人物の関係が生かされるので。撮影しながら『先輩たちは本当にすごい。どうしてこれができるの?』と思いました」と話した。

今回の作品は、地上波で初主演を務めたハン・ジヒョンをはじめ、初めて地上波の男性主人公役を演じたペ・イニョク、女優に転身して初めて演技を披露するfromis_9出身のチャン・ギュリ、初の地上波ドラマに出演したキム・ヒョンジンまで、すべての俳優たちが新しいことに挑戦したドラマだった。

同年代の俳優同士で慰め合ったり、励まし合った経験はあったかという質問に、ハン・ジヒョンは「いつもそうでした。私がすごく明るい人だとジョンウ(ペ・イニョク)がインタビューで話していたようですが、友達同士なので相乗効果も大きくなったみたいです。人々も優しくていい人だったので、一緒にいたらアドリブが多くなり、そうやって力を得ながら最後まで終えることができました」と同僚俳優たちに感謝の気持ちを伝えた。

また、共演した同僚たちについて「本当に大変な時もあり、夜も眠れなくて疲れることもありましたが、キャストたちが面白すぎて、自分も意識しないうちにもっと明るくて朗らかに走り回りました。ヨンイル兄さん(キム・シンビ)も突然笑う場面が面白かったですし、チョヒ(チャン・ギュリ)は本当にきれいです。(ハン)スアもとても可愛く、ソンジャ(イ・ウンセム)も私とくっついているのでおしゃべりもたくさんして、じゃれ合いました。ミンジェ(ヒョン・ウソク)も本当に可愛くて愛らしかったです」と表現した。

特にハン・ジヒョンは、応援団の振り付けの練習が難しかったとし、「練習が本当に大変で、最初はすごくギクシャクしました。後に練習中に間違ったら声を上げて笑ったり、コーヒーをおごる賭けなどもして、それが本当に大きな思い出として残っています。大変でしたが、記憶が美化されたのか、それすらも恋しいです」と伝えた。

彼女は今回の作品に入る前に4~5kgを増量したとし、「練習しながら痩せました。1話ではぽっちゃりしていますが、後に頬の肉が落ちました。小さく見えそうで体重を増やしましたが、撮影を始めて全部落ちました」とビハインドストーリーを公開した。

実際にクリームパンを20個ほど食べたという彼女は「食べるシーンがある度にクリームパンがあり、18~20個ほど食べて、後で後悔しました。食べるシーンが多くて本当に大変で、パンもラーメンも、とにかくいつも食べていて、監督が食べ物を変えてくださったこともあります。クリームパンは、たくさん食べたら気持ち悪くなったこともあり、後にあんパンに変わりました」というエピソードも明かした。

ハン・ジヒョンは「チアアップ」のト・ヘイを通じて、どのような姿を見せたかったのだろうか。差別化のために努力した点を聞かれると、彼女は「台本を忠実に再現しようとしました。私がどんな計画を立てても、先輩と演技をすると、それが全部崩れるほど演技が本当に上手で、現場で合わせてみるのがとても幸せでした」とし「監督も現場の雰囲気を楽しくしてくださり、色々なことに挑戦して経験することができました」とし、共演したチャン・ヨンナムとハン・テソプ監督に感謝の気持ちを伝えた。

ドラマが終了して変わった点があるだろうか。ハン・ジヒョンは「食堂でご飯を食べていたら、お母さんたちの集いがあり、私を見て『あれ? チアアップの主人公じゃない。ト・ヘイ』と言われ、とてもありがたかったです。この作品を観てくださることに本当に感謝しました」とし、「両親は『チアアップ』が終わることを残念に思っていました」と話した。

また、彼女は「チアアップ」を通じて前作とは異なる、ハツラツとした演技、応援団の振り付けからOST(挿入歌)の歌唱まで、新しい姿で視聴者に会った。今後どのような演技を見せたいかという質問には「希望なので言ってみると、時代劇や演技的にたくさんのことを見せることができる人物を演じてみたいです」とし、「この作品をしながら、演技を見せることができる人物、成長できる作品に出演してみたかったんです。ヘイはお金も、友達も、愛も失くしたくない、欲張りな人ですが、私も演じながら彼女をもっと知りたくなって、演技に欲が出ました」と答えた。

続けて「実は私たちが歌まで歌うことになるとは思いませんでした。監督から『Togetehr』を俳優たちが一緒に歌ってほしいと言われ、私はすごく良いと答えました。1度してみたかったんです。でも歌を歌ってみたら、すごく難しかったです。マイクの前に立ちましたが、アフレコとは違って、声がヤギのように出ました。シン・ジェピョン監督の賞賛で、自信を持って一生懸命にやりました」と明かした。

最後にヘイと自身に話したいことがあるかという質問には「(ヘイには)健気だし、格好良いし、いつも良い事ばかりではないと思うけれど、あなたは何でもできる。これからもポジティブに幸せに、あなたが夢見る人生を生きてほしい」とし、「自分には『苦労した、立派だ。そして後悔が残らないように頑張ったから、ちょっと休もう』と言ってあげたいです」とし、笑いを誘った。

ハン・ジヒョンは「チアアップ」と共に2022年を締めくくりながら、「振り返ってみれば、忘れられない大切な思い出を作ってとても幸せで、共にしてくれたすべての人々に感謝したいですし、視聴者の方々にも本当に感謝しています。たくさんのことがあり、大きく成長しました。これからどんな面白い演技をするのか楽しみです。これからもっと一生懸命に演技をしないといけないと思っています」とし、インタビューを終えた。

記者 : キム・チェヨン