SMエンターテインメント、世界470万人がサステナビリティフォーラムを視聴…EXO スホも参加「地球が存在してこそK-POPも愛される」

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(C)SM ENTERTAINMENT CO.,LTD
SM ENTERTAINMENT(以下SM)が韓国芸能事務所初のサステナビリティフォーラム「SMサステナビリティフォーラム(SM Sustainability Forum)」を開催し、約470万ストリーミングを記録し意味のある新年を迎えた。

今回のフォーラムは1日「SMTOWN LIVE2023:SMCUPALACE@KWANGYA」公演に先立ち、正午よりYouTube及びBeyond LIVEをはじめとする各種プラットフォームを通して無料オンライン中継され、全世界105ヶ国(Beyond LIVE接続基準)で最大同時接続者数57万人で約470万ストリーミングを突破、オンラインフォーラムとしては歴代級の数値を記録し全世界の視聴者に地球の持続可能な発展に対する話題を提起した。

今回のフォーラムでイ・スマン総括プロデューサーは「ヒューマニティとサステナビリティ:地球再生のためのビジョン(Humanity and Sustainability:AVision for Saving the Earth)」をテーマに特別講義を行い、「1997年、厳しい状況の中K-POPアイドル第一号であるH.O.T.を海外に進出させた当時、次のような信念を話したことがある。『一人で夢を見れば、ただの夢に過ぎないが、みんなで同じ夢を見れば、それは新しい未来の始まりである』当時夢に描いた未来はほとんど達成できたと思う。私がプロデュースする文化を通じて、韓国語も世界中に知られるようになり、文化の力で経済を生かし、それにより私たちの人生を楽しく豊かで幸せにすることに寄与してきた。特に未来のエンターテインメントの世界は、今や誰もが知る通り、国境も必要なく、年齢と世代を超えて現実と仮想の境界なしに、世界が文化につながるというビジョンが実現されている。SMのメタバースであるSM Culture Universe(SMCU)とメタボシャルオリジンストーリー、世界観というものを通じてSMのコンテンツワールドを披露し、SMCUの無限の創造の世界、KWANGYAを披露した。KWANGYAは今日『SMTOWN LIVE:SMCU PALACE』と名付けられ、一層拡張された姿を皆さんに見せることができるだろう」と語った。

続けて「今はより良い未来のために挑戦する時期であり、人類のヒューマニティと地球の持続可能性のために、世界中の人々と共に同じ夢を描く必要があると思う。特に地球そのものを生かし、私たちの基盤を保存しなければならないという切迫感を持たなければならない。今は皆が地球の気候危機を克服し、持続可能性を実現しなければならないカーボンニュートラルの時代だからだ。持続可能な未来が人類共通の課題となった。私たちは皆、国際社会の最大の共同目標である、国連のGlobal Goals、持続可能な発展を日常の文化に、日常の文化生態系として定着させる必要がある。そして地球の持続可能性、サステイナビリティのためのNetZero、すなわち炭素排出ゼロロードマップに私たち皆が参加しなければならない。特に地球の持続を実現するためには砂漠化を防ぐ努力が絶対的に必要だ。私は世界中の人々が誰もが楽しく喜んで参加できる植樹を通して炭素排出と砂漠化を防ぎ、より良い地球を作っていきたい」と述べた。

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特にイ・スマン総括プロデューサーは「ヒューマニティの基盤を持つK-POPと韓流はこのような植樹運動の重要な出発点であり触媒となりうる。モンゴルやサウジアラビアなど砂漠を青い緑地に変えるプロジェクトにK-POPが共にするビジョンについて言及する度に、世界中の人々からの激励と声援が非常に熱いという事実にを何度も目の当たりにし、驚いた。私はK-POPと韓流が見せたヒューマニティと地球の持続可能性への夢が再び世界中を感動させ地球再生に寄与できると確信している。そしてこれが韓流の未来になるべきで、一本の木が始まりだと思う。一曲の音楽が人生を変えるように、一本の木が世界を変えることができるからだ。植樹が新しい生活文化として定着すれば、未来都市の建設のための長期的なロードマップの出発となり、ひいては私たちが夢見る未来の都市の始まりと標準になりうる」と強調した。

合わせて「植樹運動を皮切りにより広範囲な領域の『サステナビリティムーブメント(Sustainability Movement)』、すなわちグローバルムーブメントに世界中の人々が楽しく自発的に参加すれば地球再生への大きな力になるだろう。砂漠と砂漠化が進む場所で、地球を青くするためのプロジェクトを始めることで、世界中の市民が参加し、世界中の都市に拡大できるだろう。これらすべては一本の木が始まりとなるだろう。今後、植樹運動を皮切りとしたサステナビリティムーブメントは砂漠だけでなく、未来都市の建設のためにも必要となるだろう。私は今までSMと共に作ってきたCulture TechnologyとCulture Universeのビジョンをもとに、ヒューマニティとサステナビリティのある未来の生活文化生態系を作ることで新しい未来都市の建設に寄与したい。SMのヒューマニティである謙遜、親切、愛、すなわちBe Humble、Be Kind、Be the Loveをもとに、全世界のミュージックファンダム、グローバルシチズンと共に、このような遠大なビジョンを実現するために努力しようと思う。私たち皆が植樹運動に参加すれば、地球は必ず蘇ると信じている。私たちの未来のために、一緒に夢を見てほしい」と演説を締め括った。

また、梨花女子大学エコ科学部のチェ・ジェチョン教授兼生命多様性財団理事長は「詩1編、小説1編、映画1編が数百万、数千万、数億人の心を揺さぶる。絵と文学がそのような役割をするように、音楽も同じだ。私はSMが考えている植樹がとても嬉しかったし、ものすごい影響力を発揮できると思う。かつて韓国がはげ山を青い山にしたことは世界中が知っており、環境問題で韓国が誇れる事実である。今後SMがリードし、K-POPファンが一緒に世界中に木を植え始めれば、どれほど素晴らしい効果が現れるだろうか。それこそ幻想的な調和だと思い、『K-POPプランティング』という言葉を作った。サステナビリティの核心概念は、私たちの世代が自然から得る恩恵を未来の世代も享受できるようにすることだが、その中心に植樹が入るのであれば素晴らしいことだ。このようなことを今後も続けていく上で、私もどんな形であれ、力の及ぶ限り協力したいと思う」と述べた。

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さらに、サム・リチャードとローリー・マルビー(ペンシルベニア州立大学社会学科教授)は「私たちは韓流を主導し『エンターテインメント先駆者』として大きく活躍したイ・スマン総括プロデューサーから、彼の情熱を人類と持続可能性という価値に向かって注いでいくと聞いた。私たちはその価値の中に社会的不平等や貧困のような問題を解決しようとする意志も含まれていると考える。これは韓国が他のどの国も持っていない非常に特別な能力と、おそらく誰もできない方法で環境問題解決の先頭に立つことができるという、韓国の強い信頼と直接つながる。Kエンターテインメントはストーリーを通して、また生態系の変化、人類全体の協業、不可能を可能にする力、文化を導く力などのすべての結集を通して持続可能な文化に直接的に寄与できる産業だ。皆さんは大きな変化を起こすことができる文化的な基盤を持っている。Kフューチャーを構築するということは、常にどこかに道があるという信頼と、不可能なことができると信じることだ」と伝えた。

発表後にはモデレーターのダフナ・ジュール(スタンフォード大学東アジア言語および文化学科副教授)の進行のもと、イ・スマン総括プロデューサー、チェ・ジェチョン教授、EXOのスホが特別対談を行った。スホは「アーティストである前に一人の人間として気候の変化を肌で感じている。健康な地球が存在してこそ、K-POPも長く存在し、たくさん愛されるのではないかと思う。私はいつもファンの皆さんに良い影響、肯定的な影響を及ぼすことが出来るよう努力しているが、私が地球の持続可能性について考えることをファンの方々も感じて、日常で小さなことを一つずつ実践しながら一緒に改善することが出来ればと思う。特に植樹運動は『K-POPの先駆者』であるイ・スマン先生らしいアイディアだと思う。私が今まで見てきたフェスティバルの中で最も特別で意味のある、世界的にセンセーショナルなフェスティバルになりそうだ。これを皮切りにファンの皆さんがもう少し地球や、地球の持続可能性に対して多くの関心と愛を持っていただければと思う」と話し注目を集めた。

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これに対してイ・スマン総括プロデューサーは「結局のところ、人の心を動かすのはK-POPや韓流のような文化だ。歌を一曲を聴くと良い気持ち、悲しい気持ちも生まれ、積極的に何かをしようとする気持ちも生まれる。K-POPやSMTOWN、EXOを愛するファンたちは歌を聞いて心をひとつにし、歌の中にあるメッセージがある時に、一緒に参加して話をしたくなる。ネットワーキングが最も重要な時代であるだけに、ファンもやはりファンダムという一つのコミュニティに属しており、同じ気持ちであることを満足して楽しむ。私たちのコミュニティ、ファンが自発的に集まって嬉しい気持ちで木を植えるならば、私たちの未来と次の世代のための行動という自負心も持ちながら、自然にサステナブルな地球に変わることができるので意味があるのではないかと思う。今日SMTOWN LIVE公演を通じて「TheCure」という曲を発表するが、木を植える私たちの気持ちを表現した地球のサステナビリティのための最初の曲だ。今年はSMTOWN所属アーティストが各チームごとにこのような曲を発表し、多くの方々がその曲を愛しながら木を植えられるようにしたい」として「植樹」運動はもちろん、「The Cure」を皮切りに今後公開される予定のキャンペーンソングへの関心を呼びかけた。

「SMサステナビリティフォーラム(SM Sustainability Forum)」はSMが2023年を「サステナビリティムーブメント(Sustainability Movement)」元年として企画・主催したフォーラムで、現代社会が直面している気候変動問題および地球の持続可能な発展において世界的な影響力を持つK-POPと韓流の役割について文化、環境、社会など各分野の専門家たちと共に議論する場だ。

記者 : Kstyle編集部