放送終了「財閥家の末息子」ソン・ジュンギ、真の黒幕を明かし復讐成功なるか?【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「財閥家の末息子」放送画面キャプチャー
ソン・ジュンギが“チン・ドジュン殺人事件”の顛末を明らかにし、復讐に成功した。

韓国で昨日(25日)放送されたJTBC「財閥家の末息子」では、聴聞会を通じて20年前の殺人事件の真相を明かし、財閥グループ「スンヤン」の経営権を剥奪するユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)の姿が描かれた。

交通事故の後、目を覚ましたドジュンはスンヤンのオーナーではなく、ユン・ヒョヌの人生を生きることになった。

ヒョヌは「チン・ドジュンとして17年を生きた。それは夢だったのだろうか? 憑依? あるいは僕一人で行ってきた時間旅行? 答えは相変わらず探せなかった。こんなに生々しい前生の記憶は僕だけのものなんだろうか」と混乱を示した。

その答えを探すためにヒョヌは、オ・セヒョン(パク・ヒョクグォン)に会った。20年前にドジュンを先に亡くしたセヒョンは、ミラクル・インベストメントの代表を辞めて家に閉じこもっていた。

この席でヒョヌは「僕はスンヤン家の承継戦いに巻き込まれて死にそうになりました。今回は僕の番です。彼らが命のように考える経営権、必ず諦めてもらいます。代表がいるじゃないですか。僕の感を数字で証明してください」と話し、驚いたセヒョンは「あなたは、一体誰?」と聞いた。

続いて、再びヒョヌと手を組んだセヒョンは株主総会を控えて、イ・ヘイン(チョン・へヨン)の持ち分を確保しようとした。「それで、誰の味方ですか?」というヘインの質問には「僕はドジュン君じゃないですか。スンヤンに新しい主人を探してあげるつもりです」と強く答えた。

さらに、小額株主の連帯を結成し、大規模のデモを行いながら「小額株主が被った財産被害に対する法的、経済的責任をとってもらい、経営権を諦めてもらいます。奇跡でしょう。韓国市場でそのような奇跡を見たいです。だからミラクルのこのオ・セヒョンが戻ってきたのです」と宣言した。

一方、ドジュンが死んで副会長になったソンジュン(キム・ナムヒ)は、セヒョンの登場を警戒した。そんな中、ヒョヌが聴聞会の証人として登場すると、ソンジュンは一層緊張した様子を見せた。

ソンジュンが心配した通り、ヒョヌはスンヤンによって重傷を負った事実を暴露し、黒幕としてソンジュンを指名した。さらにハ代理まで加わり、20年前にドジュンは殺害されたと暴露した。しかし、ハ代理はアルコール性の認知症を患っていて、彼の発言は証言としての価値を失った。

この過程で明かされたのは、ヒョヌがドジュン殺人事件の共犯であり、傍観者としてスンヤンに入城したということだ。罪悪感に苦しんだヒョヌは聴聞会で全ての真実を明かし、その結果、ドジュン事件の黒幕であるヨンギ(ユン・ジェムン)とその息子であるソンジュンも破滅した。

理性を失ったソンジュンは「君、何してるのか? 復讐か? 今までスンヤンからもらったお金でやっと一人前になったくせに。これだから使用人を配慮してあげなければいけないんだ!」と叫び、人々に自身の素顔を見せた。

スンヤンのオーナーではなく、ミラクル・インベストメントの一員として新しい人生を生きるヒョヌの姿が最後を飾り、「財閥家の末息子」が幕を下ろした。

記者 : イ・ヘミ