ユ・ヨンソク&ムン・ガヨン、新ドラマ「愛と、利と」での相性に期待“現実的で共感できる物語”(総合)

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写真=JTBC
銀行内の社内恋愛を題材にした恋愛ドラマ「愛と、利と」が、韓国で放送を控えている。

12月21日、JTBC新水木ドラマ「愛と、利と」(脚本:イ・ソヒョン、イ・ヒョンジョン、演出:チョ・ヨンミン)のオンライン制作発表会が開かれ、プロデューサーのチョ・ヨンミンをはじめ、ユ・ヨンソク、ムン・ガヨン、クム・セロク、チョン・ガラムが出席してドラマについて紹介した。

同日放送がスタートする「愛と、利と」は、それぞれ異なる利害を持っている人々が出会い、真の愛の意味を理解していく恋愛ドラマだ。

SBS「ブラームスは好きですか?」以来、もう一度恋愛ドラマを演出するプロデューサーのチョ・ヨンミンは「前作が恋愛ドラマだったので、また恋愛ドラマをするのはどうかと思ったけれど、脚本をもらった時、まずはすごく面白かったし、前作とは違う恋物語、現実的で共感できる愛物語を披露できると思って決定した。良い役者さんと共にすることができて本当に嬉しい」と話した。

これまでも社内恋愛を扱ったドラマが多かったが、「愛と、利と」は果たして何が違うのだろうか。これについて、チョ・ヨンミンは「同作は、まず銀行の支店という狭い空間に4人が集まっているので、お互いへの視線が収められている。この狭い空間にすべての人が集まって働くドラマはなかったような気がした。その狭い空間で交わされる視線、変わっていく感情が他のドラマと差別化されるんじゃないかと思う。また、銀行の中の階級によって絡み合う点が、他のドラマと違う点ではないかと思う」と答えた。

ユ・ヨンソクは「愛と、利と」の重心を取る。tvN「賢い医師生活」の医師役に続いて、銀行の係長ハ・サンスを演じる彼は「『ナルコの神』では異なるイメージを見せたけれど、『賢い医師生活』の時は医師として優しい姿を見せたし、どうしても今回は銀行員という職業的な特性を持っているので、実際にその職業のキャラクターを演じる時は、その仕事をする空間に行って、現場で感じてみようとしている。今回も実際に銀行に行って職員たちが働く姿や窓口で接客をする姿を見ながら参考にした。お金を取り扱う空間なので、お金の数え方など、様々な器具の取り扱い方を実習した。もう1つ見せたかったのは、これまで純愛や一般的な恋をしたとすれば、今回は現実感がある。ドラマで時空間を越えて逆境を乗り越えながら超越する愛というより、現実的に起きる様々なことに耐えながら葛藤する様子を描いた。それがこれまでの恋愛ドラマとは違うと思う」とし、これまでの恋愛ドラマとの差別点を語った。

続けて「まず、相手が違う。相手が異なるため、呼吸やお互いに交わす眼差しが変わってくるしかないし、恋愛ドラマでは実はケミストリー(相手との相性)を重要に考える。そういうことが共演する俳優たちと息が合った。そして銀行という空間で恋愛の話をするというのが、いろいろな解釈ができると思う。お金を取り扱う空間、悩みをたくさんする空間で繰り広げられる恋物語が面白い」とし、「愛と、利と」だけの魅力を強調した。

ムン・ガヨンは優れた業務能力で高い実績を維持するが、見えない壁にぶつかったKCU銀行ヨンポ支店4年目の主任アン・スヨンに扮して、これまでとは異なる新しい姿を見せる予定だ。彼女は「これまでとは違う姿をたくさんお見せすると思う。ファンたちが“さばさばしたムン・ガヨン”という風に表現してくれたけれど、悪くない。『好評していただいているんだ』と思って安心した。作品の飾らない恋物語に合わせて、私も感じた通りに話して、感じた通りに表現するよう努力した」と伝えた。

ムン・ガヨンはまた、「あまり笑わなかった。いつもたくさん笑う作品をしてきたので、最初は『こんなに笑わなくてもいいの?』と思う時もあった。新しい姿を見られると思う。ユ・ヨンソク兄さんがすごく頼りになった。セリフが長くて感情が繊細に入る場合が多かったけれど、長々と言わなくても感じる微妙な感情があった。それが恋愛ドラマの特性だと思う。撮影している間、ずっとユ・ヨンソク兄さんの目を見ながら演技するのが楽しかった」と打ち明けた。

これにユ・ヨンソクは「ムン・ガヨンはハッピーウイルスを持っていて、撮影するたびに力をくれた。これまでは見たことのない雰囲気なので、どのように演技するんだろうと気になったけれど、実は現場でシーンに対する難しい話をする必要がなかったのは、監督がそのシーンに対してディレクションをした後、リハーサルをしたら、すでにムン・ガヨンが表現しているスヨンの姿がすごく説得力があった。それが驚きだった。スヨンという役が、デリケートな恋の感情を表現しなければならないものが多かったけれど、それをしっかり表現してくれて、むしろ自分がその感情についていったようだ」と謙虚な姿勢を見せた。

2人のほかにも、クム・セロクは自分の感情に誰より正直なKCU銀行の代理のパク・ミギョン、軍除隊後に復帰したチョン・ガラムは、警察公務員を目指すチョン・ジョンヒョンに扮して、ユ・ヨンソク&ムン・ガヨンと共演する。

最後にユ・ヨンソクは「愛はパイだ。結果値が分からない。僕たちのドラマを見ながら、恋という問題を一緒に解いてみてほしい」と視聴者にアピールし、ムン・ガヨンは「人の恋愛史が一番面白い。寒い日、温かい家で人の恋愛史にいっぱいおせっかいをしてほしい。誰かの味方をしてもいいし、憎んでもいいし、可愛がってもいい」とし、期待を高めた。

記者 : パク・アルム