ナ・イヌ、映画「リメンバー・ミー」で演じたキャラクターについて語る“今の若者たちに似ている”

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1年以上が過ぎた中、多くのことが変わった。男らしくなった外見はもちろん、真剣な言葉と深まった考えまで、映画「リメンバー・ミー」で帰ってきたナ・イヌは、短い期間で俳優として一段と成長したようだ。作品ごとに新しい姿と共に安定した演技を披露している。映画「リメンバー・ミー」の中では、ムニ(チョ・イヒョン)の7年来のナムサチン(男友達)ヨンジとして、友達以上恋人未満の妙なケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せたナ・イヌ。節目の年である30歳を控えている彼に会った。


―― お久しぶりですね。

ナ・イヌ:前回の撮影は自由に撮影したんですけど、今回は男らしくて格好いいコンセプトですごく楽しく撮影しました。またダウンジャケットも着て、アウターで暖かさを感じる撮影だったので、もっと楽しかったです。

―― 最近はどのように過ごしていますか?

ナ・イヌ:「@star1」と初めて会った時は、KBS 2TV「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」が終了して、KBS 2TV「遠くから見ると青い春」に入った時だったんですね。今はあの時よりもっと忙しく過ごしています。映画のプロモーション中でもあるし、またKBS 2TV「1泊2日」も撮りながらドラマの次回作も準備しているので、忙しく過ごしています。「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」の撮影が終わった後は、「難しいことを終わらせた」と思って、心の余裕が少しはできていたんですけど、最近はありがたいことに忙しいスケジュールが増えて、心の余裕が無くなっています。それでも僕のモットーが、「死んでも最善を尽くして全うしよう」なので、一生懸命に頑張っています。ハハ。

―― 映画「リメンバー・ミー」に出演しましたが、あまりにも有名な作品をリメイクしたものなので、プレッシャーもあったんじゃないですか?

ナ・イヌ:プレッシャーはなかったです。なぜなら原作と同じ展開ではなかったし、キャラクターも性別が変わって、また今の時代に合わせて内容が脚色されましたから。プレッシャーよりは挑戦だと思いました。今までは年齢が高い役を務める方だったんですけど、今回は自分が務めた役の年齢が低くなって、挑戦だと思いました。最初は他の俳優たちとのセリフのトーンも合わせていきながら、迷ったりもしました。

―― ヨンジはどんなキャラクターですか?

ナ・イヌ:ムニの7年来のナムサチンです。ヨ・ジングが務めたヨンというキャラクターは、素直に気持ちを表現するタイプですが、それに対してヨンジは現実的でもあるし、考えが多いキャラクターでした。苦しい時にも顔に出すよりは、外柔内剛型のキャラクターとして描かれました。表に出さないのですが、心の中には様々な悩みや考えを持っている人物です。現実が甘くなくても一生懸命に生きる、今の若者たちとも似ています。

―― 周りにいそうなキャラクターなんですね。

ナ・イヌ:映画の内容が、大学生であれば経験するであろうことを描いています。原作「リメンバー・ミー」は、時代を超えるロマンスを描く物語ですが、リメイク作は現実的な問題まで加えられ、キャラクターごとにそれぞれの悩みに集中し、共感しながら観ることができます。

―― 7年来の友達役のために努力した部分は何でしょうか?

ナ・イヌ:チョ・イヒョンとすぐに仲良くなって、気楽に思ってもらってこそ自然なケミが出ると思って、わざとふざけたりして、イヒョンがよくする携帯のゲームもしながら仲良くなりました。友達以上、恋人未満の妙な感情があるので、その部分についてもどのように演技すればいいかすごく悩みました。無関心過ぎてもいけないし、すごく好きに見えてもいけなかったので、その微妙な感情をどのように表現するか悩みました。

―― 共演した他の俳優たちとの相性も良かったと思います。

ナ・イヌ:初対面から気楽に、友達のように接してほしいと言いました。実際にタメ口で話す人もいましたし、半分だけ敬語を使う人もいました。それで僕たち同士のケミも自然に生まれました。現場の雰囲気そのものが、皆気楽に楽しみながら仕事をするような感じだったので、本当に楽しかったです。何より監督も俳優たちにいつも優しく意見を言って、また受け止めてくれて、温かい作品に仕上がったんじゃないかと思います。

―― 最近韓国で放送が終了したKBS 2TV「ジンクスの恋人」の話をせざるを得ません。コン・スグァン役を通じて安定した演技を披露したという評価を得ましたが、どのような部分に気を使って演技しようとしたのでしょうか?

ナ・イヌ:コン・スグァンを演技する時は、この人が持つ恐怖や罪悪感がどれほど大きいかを考えました。セリフを言う時も、もう一度噛み締めてから言いました。相手に対する態度もそのようなものでした。人にはいつも自分だけの成長痛と事情があるし、また怖いものがありますが、そういうものを探すのが楽しいです。キャラクターを分析する時も同じです。人を観察するように内面を覗いて見ようとしました。また、コン・スグァンという役が、柔らか過ぎてもダメですが、苦しみ過ぎてもダメなんです。それをどのように表現しようかと悩みました。

―― 「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」以降、ユン・サンホ監督とは2度目の再会ですね。

ナ・イヌ:本当に良かったです。監督とは2度目の作品であるためか、監督の演出スタイルについて少しは知っているので、演技をしながらもそのような部分を念頭に入れていました。例えば、ユン監督は作品の中で空間を分けるのが好きです。「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」でも村の人々といる時、そして宮殿に入った時の雰囲気が違うんです。今回の「ジンクスの恋人」でも、市場にいる時と秘密の寺院に入った時に変わるのが分かると思います。監督の演出を思い浮かべながら、「演技的にどのように差をつけることができるだろうか」と考えしました。そして監督は、暗い雰囲気もただ暗いばかりではない表現をするので、監督のスタイルに合わせて、「僕はこの雰囲気でどのように換気をしたらいいかな」と緩急の付け方についても考えました。

―― 共演した相手役の少女時代のソヒョンさんともケミが良かったんですね。

ナ・イヌ:まだお互いに連絡を取り合っています(笑)。良い事があったら祝ったりもします。

―― イヌさんも少女時代の世代じゃないですか?

ナ・イヌ:ハハ。そうです。撮影を控えて初めてソヒョン姉さんに会った時、すごく嬉しかったです。「僕がソヒョン姉さんを実際に見るなんて」と思ったんですから。ハハ。

―― 肯定的なエネルギーを放っていますが、ジンクスもあるんですか?

ナ・イヌ:ジンクスかどうか分かりませんが、頑張り過ぎたらうまくいかないし、何も考えずにやったらうまくいくんですね。ハハ。「1泊2日」を撮影しながら感じたことですけど。室内で就寝しようとゲームを頑張りすぎたらかえってダメだし、じゃんけんで負けてビリになって、じっとしていたら勝つんです。勝とうとして手に入れようとしたらうまくいかなくて、大変です。ハハ。

―― 「ジンクスの恋人」とJTBC「クリーニングアップ」が同じ時期に放送されたんですけど、結果に対するプレッシャーはなかったのですか?

ナ・イヌ:時間が重なっていたらプレッシャーもあったと思いますが、そうじゃなかったので大丈夫でした。ただ僕は個人的に俳優があまりにも多い作品をやるのは、良いことばかりではないと思っています。多くの作品に出ると、望まなくてもイメージが消費されるじゃないですか。そうなれば、その人が持つ色が少し鈍くなるんじゃないかという不安もあります。

―― 演技やバラエティで、それぞれ異なるイメージを見せています。それに対する悩みはありますか?

ナ・イヌ:全くありません(笑)。バラエティをする時は、自分の明るい姿がそのまま見えるし、兄さんたちと楽しく遊ぶ様子が描かれるんですね、また演技をする時は、分析して勉強して1つのキャラクターを披露します。バラエティ番組ではそういうことをしている暇がありません。もちろんそうしたくもありません。バラエティ番組で見せる姿は、ナ・イヌそのままの姿です。だから2つの分野で異なるイメージが見えるのは、当たり前だと思います。

―― 「1泊2日」はナ・イヌさんにとってどういう意味を持つものでしょうか?

ナ・イヌ:今も少しのプレッシャーは残っています。現場に行くと、僕たちを撮るカメラも本当に多いですし、また24時間マイクがついているんです。カメラが回り続けている状況で、「何かしなければならないかな?」という不安もあります。それでも「1泊2日」は僕にとってプレゼントのような番組です。人生でやったことないことを経験できるようにしてくれて、また兄さんたちに毎週会うのも本当に嬉しいです。兄さんたちのような関係は初めてです。僕はすごくインドア派なので、休む時はいつも家にいます。だから撮影の時にバーベキューやテントで寝るなど、初めてやってみることが多いんです。

―― 番組をしながら記憶に残っている経験も多いでしょうね。

ナ・イヌ:洞穴で寝たことです。その時が兄さんたちと初対面だったし、また兄さんたちが僕に気を配るためにどれほど努力しているか感じたので、今振り返っても本当にありがたいです。

―― 着実に活動する俳優として、その力の源は何でしょうか?

ナ・イヌ:僕を応援して見守ってくださる方々の存在が、力の源だと思います。テレビに出てくる自分の姿にはまだ慣れませんが、それにもかかわらず、それを見て僕を応援してくださる方々がいるからこそ、今のように努力して演技することができると思います。


―― 先日、初めてファンミーティングもしたんですね。

ナ・イヌ:準備を本当にたくさんしました。ファンが実際の僕を姿を見てがっかりしたらどうしよう、ミスしたらどうしようと不安だったんですけど、いざファンを見たら全然そういう思いは吹き飛んで、とても楽しかったです。すべてのエネルギーを注ぎ込もうとしたし、もっとたくさんのものを披露しようとしました。終わったら体の力が抜けました。ハハ。夜市にも行ってみて、美味しいものもたくさん食べてきたので、本当に幸せでした(笑)

―― 俳優として目指しているものは何ですか?今も昔と同じ気持ちですか?

ナ・イヌ:もちろんです。最初の気持ちと同じです。真心を持って演技をしたいですし、経験もたくさん積んで後輩たちのお手本になる先輩になりたいです。常に成長する役者になりたいです。

―― それでは演技以外のもので目指していることは何ですか?

ナ・イヌ:幸せで良い人間になることです。耐えて、他人と分け合って、尊重する人になりたいです。良い人間になったら良い役者になれますよね? たぶん一生解決していかなければならない宿題だと思いますが(笑)。

―― そういえばもうすぐ30歳を控えているんですね。

ナ・イヌ:「1泊2日」の兄さんたちが言っていました。年をとるほど、口数は減って気を付けるようになると。責任感が増すかららしいです。まだ実感できないんですけど、いつの間にか年が変わって20代から30代になったことに気づく瞬間が来るでしょうね。その時にどんな思いだったかぜひ聞いてみてください。

記者 : パク・スンヒョン