SBSの新月火ドラマ「車輪」（脚本：リュ・ボリ、演出：キム・ムンギョ）が完璧なシナジー（相乗効果）を予告した。

韓国で12月19日に放送がスタートする「車輪」は本日（9日）、キム・ヒョンジュ、パク・ヒスン、キム・ムヨル、チョン・スビンのキャラクターポスターを公開した。似ているようで異なる4人の眼差しとオーラが視線を圧倒する。

同作は、過去を隠したまま、静かに暮らしていた国会議員の妻の秘密が世間に知られて繰り広げられる物語を描く、“ミステリージレンマメロドラマ”だ。正解のない選択肢の前で、混乱と葛藤を経験する人物たちの激変する感情を繊細に描き出す。「ストーブリーグ」「死の賛美」「ホン・チョンギ」などを演出したキム・ムンギョ監督と、「ブラームスは好きですか？」を執筆した脚本家のリュ・ボリがタッグを組んだ作品として話題を集めている。

キム・ヒョンジュ、パク・ヒスン、キム・ムヨルと新人女優のチョン・スビンをはじめとする俳優たちの出会いは、完成度の高いウェルメイドドラマの誕生を期待させる。この日公開されたキャラクターポスターは、キム・ヘジュ（キム・ヒョンジュ）、ナム・ジュンド（パク・ヒスン）、チャン・ウジェ（キム・ムヨル）、キム・スビン（チョン・スビン）の叙事と関係に対する好奇心を刺激する。ぼやけたシルエットの間の不透明な表情、特に4人の間を貫く2つのラインが注目を集める。

まず、言えない秘密を持っているキム・ヘジュに完璧になりきったキム・ヒョンジュの存在感が際立っている。その上に書かれている「今私はあなたが……とてもぎこちない」という短いフレーズは、愛する人のもう一つの面に向き合ったキム・ヘジュの複雑な心境をそのまま表している。キム・ヘジュは破れた本を直す本の修繕家であり、国会議員ナム・ジュンドの妻だ。夫に向けた心は疑う余地がないが、政治家の妻としての姿を徹底して外部に現さず、平凡な人生を生きている。しかし、予想できなかった事件を通じて、長い間隠してきた秘密が水面上に明らかになり、人生の激変を迎える人物だ。爆発と節制を行き来しながら、キム・ヘジュの感情の変化を繊細に表現するキム・ヒョンジュの熱演に期待が高まっている。

パク・ヒスンは3選出馬を控えている国会議員であり、キム・ヘジュの夫ナム・ジュンド役を務める。世の中をより良いところにしようという一念で国会議員になった彼は、弁護士として働いていた時からずっと社会的な弱者を代弁するために努力してきた。また、何よりも愛する妻との約束を守るため、自分の政治活動にキム・ヘジュの人生を分離させてきた。柔らかいが強烈な眼差しとともに「愛してる……疑うな」という短い一言からも、妻のキム・ヘジュへの切ない気持ちを感じることができる。しかし、自分も知らなかった妻の秘密に直面することになる。堅固だった夫婦にどのような試練と変化が訪れるのか、ナム・ジュンドはどのような選択をして現在を守るのか、パク・ヒスンの変身に関心が集まっている。

キム・ムヨルは国会議員ナム・ジュンドの首席補佐官チャン・ウジェ役を演じ、イメージチェンジに挑戦する。本音が分からないポーカーフェイスと「僕がなぜ議員に僕の人生をかけたと思いますか？」という意味深なセリフが好奇心を刺激する。自分の人生をかけたと話すほど、チャン・ウジェはナム・ジュンドのために自分のすべてを捧げる人物だ。社会部記者出身で、ナム・ジュンドに付いて汝矣島（ヨイド、国会議事堂がある場所）に入った彼は、徹底的な仕事の処理と迅速かつ正確な判断力で認められる、ナム・ジュンドの政治的パートナーだ。

謎の招かざる客キム・スビン役を演じ、波乱を起こす新人女優のチョン・スビンにも関心が集まっている。独特な魅力と雰囲気で注目を集めているキム・スビン。両親の離婚により、グループホームで生活した彼女は、自身の生存と安全が一番重要な人物だ。全く異なる世界に住んでいたキム・ヘジュ、ナム・ジュンド夫婦の前に現れ、亀裂の始まりを知らせる。「後悔しない自信はありますか？」と誰かが挑発するようなフレーズが、彼らが繰り広げるストーリーへの興味をそそる。

「車輪」の制作陣は「それぞれの秘密と叙事を持っているキャラクター、そして彼らの間の複雑で微妙な関係が興味深く繰り広げられる予定だ。俳優たちの完璧な演技と熱いシナジーを期待してほしい」と伝えた。

「車輪」は韓国で12月19日夜10時に初放送される。