キム・ゴウンのミュージカルデビューに期待?映画「英雄」の監督が絶賛“歌に感情が込められている”(総合)

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俳優たちが身の毛がよだち、鳥肌が立つほどに感動したという映画「英雄」がついにベールを脱いだ。

映画「英雄」のマスコミ向け試写会が昨日(8日)、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールにて開かれた。映画上映後に行われた懇談会にはユン・ジェギュン監督、チョン・ソンファ、キム・ゴウン、チョ・ジェユン、ペ・ジョンナム、イ・ヒョヌ、パク・ジンジュが出席した。

12月21日に公開される「英雄」は1909年10月にハルビンで伊藤博文を射殺した後、日本で死刑判決を受けた安重根(アン・ジュングン)義士(朝鮮時代の独立運動家)が、死を迎える瞬間までの1年を描く。

ユン・ジェギュン監督が「国際市場で逢いましょう」から8年ぶりに披露される同作は、安重根義士の知られていない話を盛り込んだ映画として期待が高まっている。ここに14年間、安重根役を演じてきたチョン・ソンファからキム・ゴウン、ナ・ムニ、チョ・ジェユン、ペ・ジョンナム、イ・ヒョヌ、パク・ジンジュまで、名前だけでも期待が高まる俳優たちが出演し、余韻を残す。

映画「国際市場で逢いましょう」以後、8年ぶりに新作を発表するユン・ジェギュン監督は「ミュージカル『英雄』と映画『英雄』の違いは、半分は見慣れた感じで、半分は新鮮な感じだ」とし「映画『英雄』では新しいナンバーが追加され、公演でしっかり表現されなかった部分、特に安重根義士の過去が追加された」と伝えた。

「一番力を入れたシーンは?」という質問を受けたユン・ジェギュン監督は、「この映画は『母の映画』だ。ナ・ムニ先生が演じたチョ・マリア女史が歌うシーンがあるが、当時申し訳ないほど本当に何回も撮った。なのでチョ・マリア女史の『愛する私の息子ドマ』のシーンを、本当に念入りに撮ったシーンに挙げたい」と伝えた。これに対し、ナ・ムニは「本当に幸せだった」と言い、作品と演出者に深い愛情を見せた。

オリジナルミュージカル「英雄」に続き、もう一度安重根役を演じたチョン・ソンファは「ミュージカルと映画の違い」についての質問に「ミュージカルではパフォーマンスを大きくする。音響もバランスが取れている」と説明し「しかし、映画の撮影はそうではない。繊細な演技をしなければならない。小さな声で歌わなければならない時もあった」と話した。

それと共に「今日映画を見て『やった!』と思った」とし、「観客にも楽しんで見て頂きたい」と満足した様子を見せた。

独立軍の情報員であるソルヒ役に扮したキム・ゴウンは、「ソルヒは感情を表すシーンでは常に歌を歌う」とし「伊藤博文の前ではできるだけ表情を見せないが、歌が始まれば極端な感情を表現しなければならなかった」と、苦労した点について話した。

続けて「感情と歌をよく表現したいと思って一生懸命に準備した」とし「現場では監督に何度も撮り直しを要請した。時間ができる度に練習室で一人で練習し、レッスンも受けながら準備した」と話し、爆発的な歌唱力を期待させた。

チョン・ソンファはキム・ゴウンを必ずミュージカルに連れて来たいとし「キム・ゴウンさんは歌に感情をたくさん込める。ミュージカル俳優も練習する部分だが、映画でよく表現してくれた。彼女がステージに立ったらどんなに良いだろうかと思った」と、歌唱力を絶賛した。

ペ・ジョンナムは「名監督であるユン・ジェギュン監督と英雄の出会い」と作品に信頼を表わし、「頭からつま先まで、身の毛がよだつほど感動した」と、作品がもたらす感動を伝え、観客の期待を高めた。

映画「英雄」は韓国で12月21日に公開される。

記者 : ベ・ヒョジュ