キム・ヒョンジュ、新ドラマ「車輪」への出演理由を語る“スピード感のある展開が興味深かった”

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写真=スタジオS
女優のキム・ヒョンジュが、新しい作品を選択した理由を明かした。

韓国で12月19日に放送がスタートするSBS新月火ドラマ「車輪」(脚本:リュ・ボリ、演出:キム・ムンギョ)側は本日(29日)、言えない過去と秘密を抱えているキム・ヘジュとして帰ってきたキム・ヒョンジュのスチールカットを公開した。

「車輪」は過去を隠したまま、静かに暮らしていた国会議員の妻の秘密が世間に知られて繰り広げられる物語を描く、“ミステリージレンマメロドラマ”だ。正解のない選択肢の前で、混乱と葛藤を経験する人物たちの激変する感情を繊細に描き出す。「ストーブリーグ」「死の賛美」「ホン・チョンギ」などを演出キム・ムンギョ監督と、「ブラームスは好きですか?」を執筆した脚本家のリュ・ボリがタッグを組んだ作品だ。

キム・ヒョンジュは破れた本を直す修繕職人であり、国会議員ナム・ジュンド(パク・ヒスン)の妻キム・ヘジュ役を務め、もう一度人生に残る演技を披露する予定だ。政治家の妻としての姿を徹底して外部に現さず、平凡な人生を生きていく人物で、夫に向けた心は疑う余地がない。しかし、予想できなかった事件を通じて、長い間隠してきた秘密が水面上に明らかになり、人生に亀裂が入り始める。

この日公開された写真には、キム・ヘジュの平穏な日常から、危機と変化まで全てが収められている。仕事場でありアジトである本修繕室で作業に没頭しているキム・ヘジュ。結婚前に夫と約束した通り、政治活動を助ける代わりに、自分が好きな仕事を楽しみながらささやかな幸せを満喫している。しかし、続いた写真の中の彼女の揺れる眼差しが尋常ではない雰囲気を与える。悲しみと不安、混乱まで感じられるキム・ヘジュには果たしてどのような秘密が隠されているのか、人々の好奇心をより一層高めている。

キム・ヒョンジュは「車輪」を選択した理由について「初めて台本を読ませていただいた時には、穏やかで美しい小説を読んでいる感じだった。ところが、読んでいくほど毎回事件が発生し、緊張感がずっと続いた。表に現れない人物間の微妙な緊張感が、第1部からスピード感溢れる展開で続き、興味深かった」と話した。続けて「キム・ヘジュは完璧な幸せを享受できなかった人物だ」とし「一連の事件による罪悪感で、あたかも幸せになる資格もないかのように自分自身も騙しながら生きていく。ナム・ジュンドという人に会って、家族を成し、愛で傷を克服していく中で、再び試練を経験することになる残念で可哀想な人だ」とキャラクターに対する愛情を表した。

また「視聴者の方々が最初からギリギリ感を感じてほしかった。表では笑っているが、いつ、どのようにヘジュの秘密が人々に知らされるか分からないという不安な感情を持ち続けようとした」と演技で重点をおいた部分に対して説明した彼女は「劇中の職業が“本の修繕職人”で、関連した作業をする場面があり、専門家に直接学んで練習したりした。本の修繕という仕事自体が不慣れで、今まで経験したことのない新しい職業なので魅力的に近づいてきた」と付け加えた。

「車輪」は韓国で12月19日夜10時に初放送される。

記者 : オ・ユンジュ