TV朝鮮の新週末ドラマ「赤い風船」が、第1弾予告映像を公開した。

韓国で12月に放送がスタートするTV朝鮮の新週末ドラマ「赤い風船」（脚本：ムン・ヨンナム、演出：チン・ヒョヌク）は私たち皆が感じている相対的な剥奪感、それから起因する欲望、その欲望を解消するためにもがく、私たちの危なっかしくも熱い物語を描く。

このような中、最近公開された「赤い風船」第1弾予告映像が反響を得ている。高校時代から親友であるチョ・ウンガン（ソ・ジヘ）とハン・バダ（ホン・スヒョン）の関係と、胸の深くにしまっておいて表に出したことのない欲望に関する秘密が、“40秒”という短い時間でスリリングに描かれており、映像に入り込ませる。

まずチョ・ウンガンは赤い風船に空気を入れながら「私は風船を見るとわくわくするの。気分が良くなる」と、ウキウキしながらテーブルクロースを敷いて花を飾るなどパーティーの準備をする。しかし、赤い風船が遠くに飛んでいくと同時にワイングラスが割れたことに続き、チョ・ウンガンが激しくキスをして目が丸くなったハン・バダの姿が映し出される。そして「パートナーではない他人に惹かれたことがある？ ない？」という音声の上に、傷ついたチョ・ウンガンの膝に息を吹きかける優しいハン・バダの夫コ・チャウォン（イ・サンウ）の様子が続き、緊張感を醸し出す。ここに「胸の中に密か育ててきた自分だけの欲望」というフレーズが加わえられ、吹き荒れる破局への好奇心がくすぐられる。

何よりチョ・ウンガンとハン・バダが、降り注ぐ雨の中で手を取り合って、ぴょんぴょんと跳ねながら子供のように喜ぶ中、「あなたは大切な私の友人よ」というハン・バダの言葉と共に、2人が高校時代に小指をかけて約束した過去が重なり、2人の固い友情を見せる。

そのような中、コ・チャウォンの義兄チ・ナムチョル（イ・ソンジェ）は、チョ・ウンガンの妹チョ・ウンサン（チョン・ユミン）と食事をしながら人良さそうな笑顔を浮かべ、チョ・ウンサンは「社長は笑顔がかわいい」という挑発的なコメントに、チ・ナムチョルは喉が詰まる。そしてうっかり倒れたチ・ナムチョルとチョ・ウンサンの目が合い、微妙な雰囲気になる。

その後、雰囲気が変わって切なそうに涙を落とすチョ・ウンガンと「線は越えないようにしましょう」というきっぱりとした口調の声と共に心配そうな表情を浮かべるコ・チャウォンが登場し、好奇心をくすぐる。また「あの、ちょっとお時間をいただけますか？」聞くチョ・ウンガン、驚いたハン・バダ、表情が読めないコ・チャウォンが次々と収められ、期待を高めている。

製作陣は「『赤い風船』は、皆が1度は感じて見たであろう相対的な剥奪感、他人を妬む欲望について、新しい観点を見せるドラマになるだろう。密かに持っていた危険な欲望と秘密に対する大胆なストーリーで、視聴者を訪れる『赤い風船』に多くの期待と関心をお願いしたい」と伝えた。