ファン・ミンヒョン、約3年ぶりの来日に喜び「日本での活動でもらった多くの愛に感謝」

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Netflixで大ヒット中のドラマ「還魂」のソ・ユル役で人気を集め、俳優としても活躍するファン・ミンヒョンが約3年ぶりに来日。「KCON 2022 JAPAN」で3日間連続のMCを務め、流ちょうな日本語で会場を盛り上げた。Kstyleでは、日本滞在中のミンヒョンに直撃し、「KCON」の裏話や、日本に関すること、ドラマ「還魂」についてなど、気になる質問をぶつけた。

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【PHOTO】ファン・ミンヒョン、KCONのMCオファーは即答「日本という、僕がとても好きな国で…」

 

KCONのMCオファーは即答「日本という、僕がとても好きな国で…」

――約3年ぶりの来日、しかも「KCON 2022 JAPAN」いう大きな舞台のMCとしての来日ですが、感想をお聞かせください。

ミンヒョン:以前「KCON」でスペシャルMCをしたことはありますが、単独で「KCON」を率いることは初めてなので、とても光栄でうれしく思います。そのうえ、日本という、僕がとても好きな国でやることになり、日本のファンの皆さんにお会いできて、とても幸せです。

――オファーを受けた時は、どんな気持ちでしたか?

ミンヒョン:オファーをいただいた時、すぐに「やる」と言いました。日本のファンの皆さんと早くお会いしたいのに、なかなか機会がないことを残念に思っていたのですが、そんな時にオファーをいただいたので「日本のファンの皆さんに会えるんだ~」って思ったのが即答した理由です。また、今まで日本語の勉強を一生懸命にしてきたので、それを活かせるのではないかという気持ちもありました。

――MCを終えていかがでしたか? 緊張はしましたか?

ミンヒョン:オープニングの時は緊張して少し震えました。久しぶりに大きなステージに1人で立ったので。でも、気が付いたら、とても楽しんでいる自分がいました(笑)。

――「KCON 2022 JAPAN」に出演したアーティストたちを見て、感じたことはありますか?

ミンヒョン:MCの待機時間に他のアーティストの方々のステージを見ていました。情熱的に歌って踊る姿を見たら、僕も早くステージにあがりたいと思いましたし、次に自分がアルバムを出して、日本で「KCON」が開催されたら、MCもいいけれど、アーティストとしてもステージにあがりたいなと思いました。
 

約3年ぶりの来日「日本での活動でもらった多くの愛に感謝」

――久しぶりの日本で楽しみにしてきたことは?

ミンヒョン:「황도(ファンド)」という僕のファンクラブができてから、初めて日本に行くことになったので、まずは日本の「ファンド」の皆さんにお会いすることを楽しみにしてきました。個人的には、日本の食べ物がとても好きなので、おいしいものを食べることを期待して来ました。それから最近、写真撮影という趣味ができたので、日本の風景をカメラにたくさん収めたいです。

――もう、たくさん撮影しましたか?

ミンヒョン:少しは撮りましたが、あいにくずっと天気が曇っているので、思ったよりも撮れていないですね。

――後で、撮った写真がSNSにアップされるでしょうか?

ミンヒョン:もちろんです。きれいな写真が撮れたらアップするつもりです。

――おいしいものは食べられましたか?

ミンヒョン:ラーメン、すしを食べました!!

――日本語が堪能なミンヒョンさんですが、日本に来ない間も日本語に触れる機会はあったでしょうか?

ミンヒョン:韓国では日本語で会話をする機会がなかったですが、でもまたいつか日本で活動して、ファンの皆さんと会ってお話できるだろうと思って、日本の曲をたくさん聴いたり、日本のYouTubeを見たりして、忘れないように心がけていました。

――日本には何度も来ているミンヒョンさんですが、改めて日本に対する想いを聞かせてください。

ミンヒョン:とてもいい感情を持っています。以前、日本で活動した時にファンの皆さんがとても多くの愛をくださって応援してくれたことを今でも鮮明に覚えているので、感謝の気持ちが大きいです。その気持ちに、これからも恩返ししたいと思っています。

――日本の思い出というと、どんなことが思い出されますか?

ミンヒョン:NU'ESTは日本でたくさん活動をしましたので、それが最も印象に残っています。休みの日にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンやディズニーランドに行ったことも、よい記憶として残っています。実は、数年前に日本を1人で旅行したことがあるんですよ。10日間くらい東京と京都を観光しました。1人でも寂しくなくて、楽しく観光しました(笑)。京都は日本らしい文化が感じられるから選んだのですが、観光地に歩いて行けて、市場に行ったりもして、平和な雰囲気でとてもよかったです。写真をたくさん撮って、日本をたくさん感じることができました。

――もしまた日本を旅行するなら、どこに行きたいですか?

ミンヒョン:冬の北海道です。札幌には行ったことがありますが、仕事だけして帰る日程だったので、次はゆっくりと冬の北海道を満喫して、温泉にも行きたいです。
 

「還魂」が大ヒット!自身とユルの共通点は?

――ドラマ「還魂」のヒットで俳優としても飛躍されましたが、ソ・ユル役に選ばれたことについて監督や脚本家から理由を聞かされましたか?

ミンヒョン:具体的にお話を聞いたわけではないですが、僕の考えでは、ソ・ユルのキャラクターや性格が、僕ファン・ミンヒョンが持っている性格と似ているからキャスティングしてくださったのだと思います。監督とはたくさん話をして、話しながらソ・ユルというキャラクターについて学びました。練習するときも、監督が話してくださったことを念頭に入れて、実践するように心がけました。

――あるインタビューで、ソ・ユルと自分との共通点を“理性的で感情の変化が大きくない”ことを挙げていましたが、そのような性格は子どもの頃からですか?

ミンヒョン:そうですね。でも、練習生をする前は中学生だったから、自分がどんな性格だとかは特に考えたことがなかったんです。デビューしてからは「一体、僕はどんな人なのか? どんな性格なのか?」と自分のことを考えることが多くなり、自分が理性的で感情の起伏や、テンションのアップダウンがあまりない性格だとわかるようになりました。

――その冷静な性格は、アーティストや俳優をやるうえで役立っていますか?

ミンヒョン:長短あると思います。長所としては、メンタルが揺れることがなく、いつも健康な精神状態で仕事ができること。逆に短所という点では、演技の上では感情を大きく表現しなくてはいけないことが多いので、練習が必要でしたね。感情を大きく表面に出すことに慣れていなかったので。

――「還魂」ではイ・ジェウクさん扮するチャン・ウク派とソ・ユル派に分かれるくらい、ソ・ユルも大きな愛を受けましたね。

ミンヒョン:ムドクとチャン・ウクのカップルを応援するファンもいれば、ムドクとソ・ユルを応援するファンもいました。それくらいソ・ユルに限らず、すべてのキャラクターが魅力的に描かれていたのだと思います。主人公だけではなく、すべての俳優の魅力が見せられたのではないかと思うので、監督と作家の先生にはとても感謝しています。

――ユル派の意見では、どんなものがありましたか?

ミンヒョン:ユルにはナクスとの過去の縁があるので、そんなところをファンが好きになってくださったようです。ユルは理性的で明るくて知的な人物ですが、動揺すると道を間違えたり、迷ったりするところや、ムドクのペースに巻き込まれてペースを乱すところなども、かわいく見てくださったようです。
 

デビュー10周年「成功したいという気持ちで挑戦してきた」

――今年、デビュー10周年を迎えましたが、着実に活動の幅を広げていっているようです。簡単なことではないと思いますが、その秘訣はどこにあるとお考えですか?

ミンヒョン:簡単ではない……そうですよね。でも、10年間一生懸命に走ってこられたのは、やっぱりファンの皆さんがずっと応援してくれて、そばにいてくれたからです。疲れることも大変なこともあったけど、ファンのことを考えたら耐えられたし、ファンが増えるにつれて、それが力になって仕事も頑張れたのだと思います。

――ファンの力はもちろんですが、ミンヒョンさん自身の努力も大きいですよね。

ミンヒョン:もちろん僕自身も、この仕事を始めたからには、この仕事で成功したいという気持ちがあったので、練習もたくさんしましたし、積極的にいろいろなことに挑戦してきました。

――ソロアーティストとしては、8月の半ばに韓国で3日間ファンミーティングを行って大盛況でしたね。どんなことを感じましたか?

ミンヒョン:ソロで初めてファンの皆さんと会う機会だったので、とてもときめいたし、気分が良かったです。会場に僕と僕のファンだけがいるということで胸がいっぱいになって、感動的でした。

――「PEAK FESTIVAL 2022」という野外イベントにも参加されました。ご自身のソロ曲の他に、他アーティストの曲もカバー曲も披露されましたが、カバー曲を選曲するときの選定ポイントは?

ミンヒョン:まずは僕が普段聴いている好きな曲。僕の声に合う曲。そして観客の中には僕を知らない方々もいらっしゃるので、大衆によく知られていて楽しめる曲を選んでいます。

――これまで日本のアーティストの曲もカバーされてきましたが、これからカバーしてみたい日本のアーティストは?

ミンヒョン:さっき、日本の曲をたくさん聴いていると話しましたが、最近だと優里さんの曲が人気なのでよく聴いています。「ドライフラワー」が好きなので、カバーしてみたいです。
 

NU'ESTメンバーとの交流も「お互いに応援しながら…」

――ミンヒョンさんがソロで活躍しているように、NU'ESTのメンバーもそれぞれが自分の道を歩み始めていますが、今もよく交流しているそうですね。

ミンヒョン:カカオトークのグループチャットで頻繁に連絡を取り合っています。各自が一生懸命に頑張っていて、忙しく過ごしているので会うことはなかなかできないのですが、僕が「還魂」に出たら「見たよ」と連絡をくれたり、ベクホがソロアルバムを出したら感想を送ったりと、お互いに応援しながら過ごしています。

――様々なコンテンツを通じて、一人暮らしの姿を公開し、とてもきれい好きなことに驚きました。忙しくても掃除は頻繁にしているのですか?

ミンヒョン:いくら忙しくても掃除はしていますね。もはや掃除が趣味です(笑)。朝、起きたら掃除機を持つことが習慣になっているので、掃除が面倒だと思ったことがないです。ただの日常です。なので、部屋では掃除をして過ごしていますし(笑)、いろいろな作品を見ながら過ごしています。以前は自分の好きなジャンルの作品だけを見ていましたが、演技を始めてからは、自分が惹かれないジャンルの作品でも勉強のために見るようになりました。

――料理はしますか?

ミンヒョン:していません(笑)。料理はあまり好きではないので、デリバリーか、作るとしても鶏のムネ肉をゆでることくらいです。

――インテリアのこだわりなどはありますか?

ミンヒョン:とてもシンプルです。くつろぎたいから、派手な色や柄などのものではなくて、シンプルなものを好んで使っています。

――掃除好きなので、物も少なそうですね。

ミンヒョン:少ないですね。物は全部収納しているし、ミニマムライフです。
 

日本ファンにメッセージ「これからもたくさん会える機会を」

――最近、見た韓国ドラマや映画でおすすめの作品や、今後やってみたい役柄を教えてください。

ミンヒョン:最近、見た中では「シスターズ」がおもしろかったです。日本でも人気があるようですね。これから挑戦したい役は、「恋はオン エアー中!~Live On~」も「還魂」も、ファン・ミンヒョン自身と似ているキャラクターだったので、次は少し違う、例えば、クールな役、逆にすごく軽い役とかをお見せしたいです。「還魂」を通じて、演技の楽しさを知ったので、これからもよい作品で、よい姿を見せたいです。

――具体的に「この作品の、この役をやってみたい」と思ったものはありますか?

ミンヒョン:考えたことがないですが……。あっ!! 「還魂」でシン・スンホさんが演じた世子は、いたずらっ子でツンデレの魅力があって、ソ・ユルとはまったく違うキャラクターだったから「この役を僕がやったらどうだっただろう」と考えたことはありますね。

――アーティストとして、俳優として、今度の活動の展望は?

ミンヒョン:ファンの皆さん、視聴者の皆さんによりよい姿をお見せすることが、まずは一番の目標です。そして、僕が好きな曲を詰め込んだアルバムを出して、ファンの皆さんと一緒に公演がしたいです。

――日本でもファンミーティングやコンサートの開催を期待しています。

ミンヒョン:もちろん、やりたいです。もしやることになったら、たくさん見に来てください~。

――では、Kstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

ミンヒョン:たくさんの応援をありがとうございます。「還魂」にもたくさんの愛をいただいたおかげで、このように「KCON」のMCとして来日することができたと思います。これからも日本の皆さんとお会いする機会がたくさんあるとうれしいです。12月に公開される「還魂:光と影」にもたくさんの応援をお願いします。



取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔

記者 : Kstyle編集部