SG WANNABE キム・ヨンジュン、デビュー18年目で初のミニアルバムをリリース「もっと早くソロ活動できたら…」

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写真=Double H TNE
SG WANNABEのキム・ヨンジュンが、デビューから18年で1stミニアルバムをリリースする。“別れ”をテーマにしたバラードアルバム「ふと」には、長い間磨いてきた美しい歌声と繊細な感性が盛り込まれている。

カムバックを控えたインタビューで、彼は「僕ならではの色を見せるのが目標です」とし「ソロ活動を通じて『こんな姿もあったんだ』『こんな感性もあったんだ』という反応を期待しています」と語った。タイトル曲「どうやって君を忘れる」と1stデジタルシングル「Beautiful」、2ndデジタルシングル「その時、僕たちは」をはじめ、全6曲のトラックが収録されている。

ソロ活動に乗り出すまで長い時間がかかったことに関して、彼は「実はグループ活動の休息期も、ソロとして活動する計画はなかったです」とし「ファンの皆さんが喜んでくれる姿を見ていると、申し訳ない気持ちがして『もっと早く活動したらよかった』と後悔したりもします」と本音を明かした。

また「メンバー同士、お互いに応援の言葉は送りません。『言わなくても頑張るだろう』という感じです」と、SG WANNABEのメンバーたちへの信頼を示した。

タイトル曲の「どうやって君を忘れる」は、2000年代初めの感性が強いバラード曲で、SG WANNABEの全盛期に一緒に息を合わせたヒット曲メーカーの作曲家チョ・ヨンスが、特別な思いを込めて作り、キム・ヨンジュン自身も作詞に参加した。

彼は「最近はバラード曲が少ないですが、バラードが似合う季節になりました。経験が少ない20代とは違い、30代になると、表現力も豊かになって心から別れの歌を歌えるようになったと思います」と説明した。

作詞にはKassyも参加し、感性バラード歌手の代表者である男女の視点を楽曲に収めた。彼は「ヨンス兄さんと作業する過程で、Kassyも参加することになりました。自身の曲の作業も活発にされているアーティストで、大事にしている後輩でもありますが、このようにタイトル曲の作詞に参加してくれて嬉しかったです」とし「間接的な表現より、別れた後の後悔をリアルに、ストレートに歌詞に込めました」と説明した。

昨年、SG WANNABEがMBC「遊ぶなら何する?」に出演したことがきっかけで、発売して10年以上経った作品が逆走を記録し、再び人気を集めることになった。そのこともあり、キム・ヨンジュンのソロ活動への関心も更に高くなった。彼は「SG WANNABEは僕そのもので、グループのおかげで僕も存在することができました。死ぬまでSG WANNABEです」とし、「若い頃は忙しいことの大切さをわかっていませんでした。『いつ家に帰れるんだろう』という気持ちで活動していました」と、笑いながら語った。

キム・ヨンジュンは、10月14日から16日までソウル麻浦(マポ)区合井洞(ハプチョンドン)メセナポリスShinhanプレイスクエアで、初の単独コンサート「初めて.」を開催した。初日は俳優のユ・ヨンソク、2日目はLOVELYZのリュ・スジョン、3日目はSee Ya出身のイ・ボラムがゲスト出演した。

彼は「観客と触れ合うのは本当に久しぶりなので、ドキドキしています。公演のタイトルが『初めて.』なので、結婚を控えている恋人へのプロポーズイベントも用意しました」と紹介した。

親友のユ・ヨンソクにゲスト出演してもらったのは「『ヨンジュンの公演に行きたい』と言ってくれたみたいです。サプライズゲストとして出演するつもりでしたが、記事が出てしまったので、(出演依頼の)連絡をしました。歌うのは恥ずかしいみたいで、断っていました」と、裏話を聞かせてくれた。

キム・ヨンジュンは、2023年上半期にSG WANNABEの完全体のステージも予告した。彼は「SG WANNABEのときは牛を追い(むせび泣くように歌う唱法で『牛追い唱法』と呼ばれている)、ソロとしては牛のように働くようになりました」と笑いつつ、「良い音楽とステージでお応えする歌手になりたいです」と伝えた。

記者 : パク・ユンジン