NU'EST ベクホ、1stミニアルバム「Absolute Zero」で待望のソロデビュー!“今がちょうどいい時期”

OSEN |

写真=Pledisエンターテインメント
NU'ESTのベクホが、ソロとして新しい出発を告げた。

デビュー10年にして、初めてソロアルバム「Absolute Zero」をリリースし、ソロアーティストとしてデビューした。満を持してのソロデビューだが、ベクホはむしろ「今がちょうどいい時期です」と期待を示した。

最近、ソウル江南(カンナム)区新寺洞(シンサドン)で行われた1stソロアルバム「Absolute Zero」の発売記念インタビューで、彼は期待に満ちている様子だった。その姿から、今回のアルバムに対する彼の満足感を垣間見ることができた。

彼は、ソロデビューに対する負担より期待があるとして、「発売まであと1日ですが、とても落ち着いています。アルバムを準備する時は欲が出て負担も感じましたが、今は少し消えました。個人的に満足できるアルバムに仕上がったので、欲があるというよりは穏やかな状態です。そういう感覚が1番大きいと思います」として笑顔を見せた。満足できるアルバムを完成させただけに、彼はインタビューを通して「早く音楽を聞かせたいです」という言葉を繰り返した。

ベクホは2012年、NU'ESTのメンバーとしてデビューし、今年デビューから10年で初めてソロデビューする。ミュージカルやバラエティ番組出演など、個人活動を精力的に行ってきたが、グループとソロ活動を並行する最近のアイドルとは少し異なるパターンだ。しかし、彼は今が適切な時期だと話す。

彼は「今はアルバム発売を待っていてくださる方々がいますが、こうなるまで他のグループに比べて少し時間がかかりました。ですから(ソロアルバムが)遅くなったとは思っていません。適切な時期だと思います」と話した。

自分が考える最も適切な時期に満足できるアルバムを完成して、リスナーたちに披露することだけを待っているというベクホは、「アルバムを作るたびに考えますが、『うまくいかないでほしい』と思う時はありませんから(笑)。うまくいってほしいです」と伝えて、笑顔を見せた。

ソロアルバム「Absolute Zero」はソロアーティストとして、彼ならではの音楽世界を構築していくベクホの出発点といえる。彼が持つギャップのある一面を適切な温度感で描いており、特にタイトル曲「No Rule」をはじめ5曲の作詞、3曲の作曲にも参加した。プロデューサーとして活躍したのはもちろん、ソロ歌手として自身の姿を盛り込むために努力した。

「僕がプロデュースしたアルバムですが、プロデューサーというよりもソロ歌手のベクホに集中してほしいです」と言うベクホは、Sik-K&Glen CheckのJune Oneとコラボした。普段から彼が好きな、よく聞く音楽を収録したかったとし、実際にそのジャンルで活動する人々とコラボをしたのだ。Sik-KとJune Oneは、そんな彼とのコラボを快諾した。

ソロアルバムであるだけに、NU'ESTのグループとしてのアルバムとは違いがあった。5人の歌声で1曲を完成させてきたNU'ESTの音楽とは異なり、ベクホの声だけで3~4分の音楽を埋めなければならないため、これまで使ったことのないトーンを使ったという。彼は「今回アルバムのモットーが“気楽に聞き流しても良い曲”でした」と伝えた。

ベクホは「制作の過程で(NU'ESTの時とは)少し異なりました。過程の差だったけれど、エンジニアリングの最後の段階でグループ曲の場合はパートチェンジをするたびに変化を克明に見せなければならないと思いましたし、楽器の音をアグレッシブにしたけれど、今回の曲は集中して聞く曲もあり、運転しながら軽く聞き流す楽曲もありました。パフォーマンスに集中しようとしたら、パフォーマンスに集中することもできます。両方とも満足させたかったです」と明らかにした。

ソロアルバムに対するメンバーたちの反応はどうだったのだろうか。彼は「良いと言ってくれました。アロン兄さんがまず良いねと言ってくれました。予告コンテンツが公開された時、コメントも書いてくれました」とし、「今はメンバー同士、互いの道を応援しています。一緒にステージに立っていた時は、『この部分はもう少しこうした方がいい』と意見を出し合いましたが、今ではお互いの道を応援する段階になったので嬉しいです」と話した。

ベクホにとってメンバーは大切な存在だ。ソロアーティストベクホとしてアルバムを発表できたのも、メンバーたちとの活動があったからだ。彼は「今ソロアルバムを出せるのも、メンバーたちと一緒に過ごしてきた時間があったためですから」とグループ活動の大切さを強調した。

したい音楽を十分に詰め込んだだけに、今回のアルバムは彼にとっても満足いくものだという。1日も早くファンに聞かせたいという気持ちが伝わってきた。

1stソロアルバムに対する満足感として、彼は「100点満点中、90点だ」と笑顔で答えた。続けて「100点をあげたいけれど、次のアルバムがもっとよくなければならないから、余地を残しておきたいです。心から自分のアルバムを気に入っています。ですから、落ち着いた状態で早くリリースされてほしいと思います。いつも準備の過程を少し長く感じます」と強調した。

個人的な満足感が大きいだけに、音楽番組で1位を取りたい気持ちもあるとしながら、彼自身は「次のアルバムがもっと発売しやすくなるような半歩になったらいいと思います」と語った。

最後に彼は「『曲がいい』と言われたら幸せです」と伝えた。ベクホだけの色を収めた「Absolute Zero」が、ソロアーティストとして新たな出発をする彼にどのようなプレゼントをくれるのか期待したい。

記者 : ソン・ミギョン