【REPORT】MCファン・ミンヒョンは「還魂」OSTを披露!ATEEZが圧巻の激ヤバ・パフォーマンスでトリを飾る ― 「KCON 2022 JAPAN」3日目

Kstyle |

ATEEZ/提供 : CJ ENM
今年で10周年を迎えた世界最大級の韓国カルチャー・フェスティバル「KCON」。2015年の初開催以降、日本での多くのK-POPファンに愛されてきたが、今年の「KCON 2022 JAPAN」は10月14日から16日にかけて行われ、会場を東京・有明アリーナへと移した。ここでは、NU'EST ミンヒョンの司会のもと、多数のK-POPアーティストが出演した最終日、16日の模様をお届け!


ATEEZのサマー気分満載なステージで幕開け!

この日のオープニングを飾ったのは、ピュア・ホワイトな衣装に身を包んだボーイズグループのATEEZ。8人はブルー・オーシャンをバックに、サマー気分満載なダンスホールチューン「WAVE」で幕開けを告げる。その振付は押し寄せる波をイメージさせ、中盤にはSANが胸元から指ハートをプレゼント! WOO YOUNGは耳に手を当てフロアを煽り、ラストは紙吹雪が舞う中、全員が横一列に並んでギャルピースをファンの元へ。サービス精神たっぷりのステージに序盤から館内が盛り上がっていく。

そこへMCを務めるミンヒョンが手を振りながらステージ・イン! 「『KCON 2022 JAPAN』も最終日となりますが、ATEEZの皆さんが元気よく最終日の幕を開けてくれました。そのおかげで会場の熱気も凄いですね。『KCON 2022 JAPAN』最後の夜、思いっきり楽しんで下さい! Let's KCON!」との挨拶で、イベントが華々しくスタートした。


新鋭のボーイズグループTEMPESTがフレッシュに登場!

TEMPEST/提供 : CJ ENM
トップバッターを飾ったのは、今年3月にデビューし、この日が日本初舞台となる7人組のボーイズグループ、TEMPEST。まずは恋の始まる瞬間のときめきをテーマに「Can't Stop Shining」を歌い、インタールードではラッパーのファランが「What's up KCON!」とシャウト。ラストはベトナム出身のヒマワリ・ボーイ、ハンビンが目を閉じての両ほっぺ・ハートで会場を沸かす。

TEMPEST/提供 : CJ ENM
そして、自己紹介を終えた後には、“TEMPESTの青春”ヒョンソプが「皆さんに暖かく迎えていただいているこの瞬間がまるで夢みたいです。これからも僕たち、TEMPESTの事を覚えていただけるように、もっと、もっと、頑張りま~す!」と意気込み、他のメンバーも「頑張りま~す」とレスポンス。続くデビュー曲「Bad News」も快活に演じ、ラストは幾つもの花火が、彼らの日本での門出を祝福していた。


KCON初出演のDKB「忘れられない1日に」

DKB/提供 : CJ ENM
続く9人組ボーイズグループDKBも日本初ステージだ。まずは紫色に染まったステージでダンス・パフォーマンスを演じ、都会の摩天楼をバックに最新曲「24/7」を披露。MCではリーダーのイチャンが「今日は僕たちDKBにとって忘れられない1日になると思います。なぜなら、ずっと憧れていたKCONで初めてパフォーマンスをさせていただけるからです」と喜びを露わにし、“優しい太陽”の日本人メンバー、ユクも「今日は、やっと日本のファンの皆さんに会えた日です!」と満面の笑みを浮かべる。

DKB/提供 : CJ ENM
そして、もう一人のリーダー、D1は「これからも皆さんに会えることを願っております。応援もよろしくお願いします!」と客席にメッセージを伝え、「僕たちの魅力に酔いしれてみて下さい」と話した後には、真っ赤な照明とロックなサウンドをバックに「Sober」をアグレッシブにパフォーマンス! 彼らは11月に予定されている初の単独来日ショーケースに弾みをつけ、フレッシュなボーイズチーム2組が会場内に爽やか、かつ熱い風を吹かせていた。


「愛の不時着」OSTのカバーに感動!NiziUも登場

ATEEZのJONG HO&チョ・ユリ/提供 : CJ ENM
ここでしか見られないスペシャルなコラボレーション・ステージもKCONのお楽しみポイント。この日はATEEZのメイン・ボーカル、JONG HOと女性ソロシンガーのチョ・ユリが舞台に立ち、ドラマ「愛の不時着」のOSTから「Here I am Again」をカバー。二人の美しい歌声がドラマの感動を再び呼び起こしていた。

NiziU/提供 : CJ ENM
日本から出演したのはJYPエンターテインメント所属のガールズグループNiziU! 9人はOKサインもキュートなデビュー曲「Step and a step」を韓国語バージョンで演じ、ミイヒは「私たちにとっても思い入れのある曲なので、皆さんの前で披露することが出来て、とても幸せです!」と挨拶。その後もピアノ曲「The Celebrated Chop Waltz」(通称「チョップスティックス」)を下敷きにした「Chopstick」、そして「CLAP CLAP」を披露し、9人は会場をハッピー・ムードに盛り上げた。


Kep1erは新曲「We Fresh」を最速で本邦初公開!

Kep1er/提供 : CJ ENM
オーディション番組「Girls Planet 999」を母体に今年1月にデビューし、9月に日本デビューを果たしたばかりのガールズグループ、Kep1erが続く。まずは、デビューに至るまでをビデオでプレイバックし、ダヨン、シャオティン、ヒカルがステージへ。番組中、Kグループ、Cグループ、Jグループ、という3グループのトップに選ばれた覇者の共演は、スリリングにして次を期待させるイントロダクション。

Kep1er/提供 : CJ ENM
そこに6人が合流し、9人は本国で13日にリリースしたばかりの「We Fresh」を最速で本邦初披露! ステージにはスモークと火花が立ち上がり、メンバーの勢い溢れるパフォーマンスに会場は大興奮となる。そんな客席に対し、メンバーは「盛り上げてくれて、ありがとうございま~す」と360度の感謝! その後も「WA DA DA」「Up!」の2曲をアッパーに演じ、会場はヒートアップする一方だった。


ミンヒョンはドラマ「還魂」のテーマ曲を披露

NU'EST ミンヒョン/提供 : CJ ENM
Kep1erがステージを後にすると、NiziUのマコとアヤカが現れ、二人はMCとしてマイクを握る。二人のプレゼンテーションで舞台に立ったのは、この日のメインMC、ミンヒョン。白のトップス&黒のパンツにチェンジした彼は、スクっとステージ中央に立ち、エクスクルーシヴな曲をファンに届ける。歌手だけではなく、俳優としても活躍する彼は、大ヒットドラマ「還魂」で自身が演じたソ・ユルのテーマ曲「Just Watching You」を披露。詰めかけたファンは、ミンヒョン、そしてソ・ユルの優しい歌声に酔いしれていた。


チョ・ユリは可愛らしさでとことん魅了!

チョ・ユリ/提供 : CJ ENM
元IZ*ONEのメンバーで、昨年ソロデビューを果たしたチョ・ユリは、両手をクロスさせてのLOVEフィンガー・サインも鮮やかな「Love Shhh!」を歌って、ステージをハートで埋め尽くす。

チョ・ユリ/提供 : CJ ENM
そして、歌い終えた後はジャンプしながらの360度回転で自己紹介し、「日本の皆さんの前に立つのは久しぶりなので、ドキドキ、ワクワクしています。スゴク、スゴク、この瞬間が待ち遠しかったので、今日は時間が経つのがアッという間でした。残りの時間も楽しんで下さいね!」と可憐&キュートにトーク! 続くソロ・デビュー曲「GLASSY」も最後は両ほっぺ・ハートで締め、可愛らしさでとことん魅了していた。


Brave Girlsが奇跡の初来日!ファンとコラボも

Brave Girls/提供 : CJ ENM
NiziUが「Z世代POPスペシャル」と題して、所属事務所の先輩、ナヨン(TWICE)のソロ曲「POP!」をカバーした後は、いよいよ、Brave Girlsの登場だ。デビューから11年、現在のメンバーが会してから6年。これまで一度も日本のステージに立ったことのない4人が遂に日本に上陸し、“奇跡の初来日”を果たしたのだ。

まずは名刺代わりに代表曲の「Rollin'」を。“軍人に最も愛された曲”の一つに数えられ、4人をK-POP界の頂点へと押し上げたバンガー・チューンの日本初披露に、館内の興奮が止まらない。両手を広げてからゆったりと腰を揺らす“かかしダンス”に合わせて、火花も立ち上がり、そこから、両手を耳元に当てて、脇を閉じたり開いたりする“エイ(鱏)ダンス“へとスライド。ユジョンとウンジは「いまさら、隠れないで~」と歌いながら、甘えるように椅子に体を預け、ミニョンが「待っているわね~」と歌声を爆発させれば、残る3人は片足を椅子にかけ、美脚を露わに。そして最後は4者4様のポーズで締め、ウンジは椅子にチョコンと腰かけ、ハートマークをプレゼント。

Brave Girls/提供 : CJ ENM
途中、ファンを舞台に上げてのコラボレーションも演じ、ダイナミックに魅せていく。さらには、そこからのサマー・チューンの2連発で、会場の熱気は一層ヒートアップ! バトル番組「QUEENDOM 2」でも披露した「Whistle」はラテン・フレイバーも加味され、4人はハングルースサインを散りばめて、ファンに解放感を与えていく。

敬礼ポーズからスタートし、頬を揺らすそよ風をイメージさせるダンスが爽やかな「Chi Mat Ba Ram」では、終盤、ミニョンの圧倒的なボーカルワークに続けて、メンバーが「Let' go」とシャウト。フロアは絶頂へと導かれ、最後は4人が手をフリフリさせて、客席にお別れのグリーティング! 零れるような大人の色香と、親しみのあるダンス・ポップなサウンドが抜群にマッチし、Brave Girlsは来日を心待ちにしていたファンの期待に大きく応えたのだった。


時代を扇動する遊撃者、ATEEZの激ヤバ・ステージ

ATEEZ/提供 : CJ ENM
「Relay Performance Challenge」と言うテーマで、Kep1erが女性ユニットI.O.Iの「Very Very Very」をカバーした後は、オープニングにも登場したATEEZがトリを飾る。

まずは、ふたりずつ4つのセリに分かれて、ステージへ。その後、中央に向かい、一つになった彼らは「What's up, Japan!」とシャウトしながらミスクチャーロック・テイスト満載の「Guerrilla」を繰り出す。巨大モニター画面には大文字のAを大文字のOで囲んだ“アナーキズム”のシンボルが幾つも映し出され、マイクを握る8人はK-POPアーティストの枠を飛び越え、遊撃戦を仕掛ける扇動者として立ち現れる。そんな彼らに銀テや紙吹雪はヤワでしかない。終盤には「HEARTS AWAKENED LIVE ALIVE」とプリントされたアジ(テーション)ビラが噴出され、こんな危険な激ヤバ・ステージをやれるのはATEEZだけ! 振り返れば、ATEEZの日本初舞台は2019年の「KCON」だった。つまり、日本の「KCON」は彼らにとって故郷のような場所。それゆえ、8人は気負うことなく、ラディカルな攻めで勝ちに行ったのだった。

ファンのからのリクエストに応える「Make a wish」のコーナーでは、「スーパー・キューティー・セクシーな愛嬌を見せて」とのお願いに、MIN GIがセクシーショットからのほっペハート&ダブル投げキッスでアンサー。そのイケてる表情に、メンバーも「ヤバイ、ヤバイ」と大絶賛! 「マイク無しで心の叫びを聞かせて」とのお願いにはYEO SANGが両手を口元に当てて「僕の想い、遠くまで届け」と言わんばかりに「ATINY(ATEEZのファン)サランへ(愛してる)!」とシャウト。その生パフォーマンスにファンは大きな拍手で応えていた。

提供 : CJ ENM
その後は「Guerrilla」とは雰囲気をガラリと変えた曲の日本語バージョンを続けざまに。「Better(JP ver.)」のラストはMIN GIが再びダブルピースからの投げキッスで締め、彼の「Let's Go」の呼びかけからスタートした「Dreamers(JP ver.)」では、ATEEZとATINYが共に夢を叶えていくことをテーマに、ダンスホールなサウンドでウキウキ・ムード。「一生一緒!」と歌ったWOO YOUNGは頭上でのビッグハートも見せ、JONG HOの声が伸びる程に舞台がせり上がる演出も超ナイス。ラストはメンバーが「愛してるよ」と声をかけながらピースサインをプレゼントし、ATINYへの生涯変わらぬ愛を誓っていた。

そしてこの日の幕締めは韓国の伝統楽器、ピリの音色からスタートする「The Real(興Ver.)」! SANはジャケットのボタンをぶっち切り「これがまさに俺たちの格好良さだよ」とクールネスを炸裂させてからの指ハート。YUN HOも「これが格好良さだ」とキメてからのギャルピース! 終盤は畳みかけるMIN GIのラップから、WOO YOUNGがお茶目に「ダンスに入りま~す」とアナウンスすれば、トライバルなサウンドにのせ、怒涛&狂乱のダンス・パフォーマンスが展開され、ラストはSEONG HWAとHONG JOONGのB-BOYバトルが勃発。SEONG HWAはジャケットを脱ぎ捨て本気モードに転じ、メンバーが「Go Go」と囃し立てる中、ラストはHONG JOONGがハイキックな回し蹴りで華麗にフィニッシュ。最後は皆で手を前に合わせて深々と一礼し、フィナーレは出演者全員がステージに顔を揃えてご挨拶。3日間に及んだ「KCON 2022 JAPAN」は和やかに幕を閉じた。

取材:きむ・たく

【公演概要】
「KCON 2022 JAPAN」
開催日:2022年10月14日(金)~16日(日)
会場:有明アリーナ(東京都江東区有明)

2022年10月16日(日)セットリスト
◯オープニング
01. WAVE / ATEEZ

◯TEMPEST
02. Can't Stop Shining
03. Bad News

◯DKB
04. 24/7
05. Sober

◯コラボレーションステージ
06. Here I Am Again (原曲:パク・イェリン) / JONG HO(ATEEZ)&チョ・ユリ

◯NiziU
07. Step and a step
08. Chopstick
09. CLAP CLAP

◯Kep1er
10. We Fresh
11. WA DA DA
12. Up!

◯スペシャルステージ
13. Just Watching You (原曲:チョン・セウン) / NU'EST ミンヒョン

◯チョ・ユリ
14. Love Shhh!
15. GLASSY

◯Z世代POPスペシャル
16. POP! (原曲:TWICE・ナヨン) / NiziU

◯Brave Girls
17. Rollin'
18. Whistle
19. Chi Mat Ba Ram

◯Z世代POPスペシャル
20. Very Very Very (原曲:I.O.I) / Kep1er

◯ATEEZ
21. Guerrilla
22. Better -JP ver.-
23. Dreamers -JP ver. -
24. The Real(흥:興 Ver.)

◯エンディング
25. Signature Song

■関連サイト
「KCON 2022 JAPAN」公式サイト:http://kconjapan.com

記者 : Kstyle編集部