VIXX レオ、3年ぶりにファンと再会!日本語の実力は健在「兵役の間も勉強…前よりは少し上達したかな」

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ソロシンガーとして、ミュージカル俳優として幅広く活躍中のVIXXのレオが、ソロコンサート「2022 LEO 3rd CONCERT [PIANO MAN OP.9] IN JAPAN」のために来日! 8月23日にリリースした3rdミニアルバム「Piano man Op. 9」を引っ提げてのコンサートを大成功に終えた。

Kstyleでは今回、レオにインタビューを敢行! 3年ぶりの来日の感想や、ニューアルバムのリスニングポイント、気になる近況やプライベートまで、リラックスした表情で語ってくれた。

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日本ファンと再会「とても久しぶりで懐かしかった」

――日本での単独コンサート「Piano man Op.9」を終えていかがでしたか?

レオ:3年ぶりに日本のファンの皆さんにお会いするので、始まる前からとてもワクワクしていました。一番言いたかった言葉が「会いたかったです」だったのですが、その言葉を直接伝えることができてうれしかったです。やはり対面でコンサートができるということは幸せですね。改めてファンの皆さんの応援が大きな力になることを感じて、このために僕は歌手をしているんだと思いました。

――今日はサイン会がありましたが、日本のファンとどんなことを話しましたか?

レオ:3年ぶりだから話したいことはたくさんありましたが、それは昨日のコンサートのVCRですべて言ったので、今日はたわいのないことを話したり、ファンの皆さんがイタズラをしかけてきたりして楽しかったです。そんな時間がとても久しぶりで懐かしく思えました。

――ファンの皆さんは緊張していたのでは?

レオ:緊張というより、ワクワクはしていたようですが、目を見て会話をして一緒に遊びながら過ごした感じです。

――日本のファンにはどんな印象を持っていますか?

レオ:僕をとても配慮してくれる印象です。例えばサイン会で名前を書いたポストイットを見せながら「名前が難しくてごめんなさい」とか、僕が名前を書き間違えてしまったら「私の名前が難しいから」と逆に謝られるんです。それを聞いたら僕のほうがもっと申し訳ない気持ちになります。そのように皆さんが配慮してくれて、温かい心を持っている気がします。

――久しぶりの再会で泣いた方もいたのでは?

レオ:いらっしゃいましたね。その時も「泣いてしまってごめんなさい」って。かわいいですよね。そんな温かい心に対して、僕はなにをしてあげられるだろうかと考えますし、もっとよくしてあげたい、よりよい姿をお見せしたいと思うんです。

――ファンとは日本語でも会話したと思いますが、レオさんの日本語の実力は健在ですか?

レオ:兵役の間も日本語の先生をつけて勉強を続けていたので、前よりは少し上達したと思います。でも、うまいとは言えないですね。なかなか日本語を話す機会がないから、まだまだです。とにかく勉強は続けています。

――久しぶりの日本はいかがですか?

レオ:変わったことはなにもないようです。渋谷も表参道も原宿も……そのままでした(笑)。

――日本に来たらしたいと思っていたことは?

レオ:街をあちこち歩いて見て回りたかったのですが、スケジュールがあるので今回はあまりゆっくりできなそうです。どこに行きたいとか買いたいものがあるわけではなく、ただ目的なく歩いて、おいしいものを食べたり、目についたものを買ったりしたいです。

――食べたいものは?

レオ:もう食べました!! 到着するなり牛カツを食べました。ラーメンも食べたいのですが、まだ食べられていなくて。ラーメンは必ず食べたいです。

――どこのラーメンを食べたいですか?

レオ:街の小さいお店のラーメンがとても好きなんです。どの地域に行っても大きなお店とかチェーン店よりも、小さくて古そうなお店に行きます。

――好きな味は?

レオ:とんこつは時々においがきついものがあるのであまり食べなくて、そのお店の一番一般的な味を選ぶことが多いです。辛い味があれば、それを食べたり……。


価値観が変化「ファンのみんなにいい曲を聞かせたい」

――話は変わって、除隊後初で3年ぶりにリリースしたアルバム「Piano man Op. 9」について。自ら作詞・作曲し、自分を待っていてくれたファンの気持ちに報いる意味が込められたアルバムということですが、具体的にレオさんのどんな気持ちを込めましたか?

レオ:ファンのために作った曲というよりも、ファンの皆さんにいい曲を聞かせたいという価値観を持つようになり、その価値観がもう一段階発展して、音楽的な成長をお見せしたいと思ったアルバムです。飾った音楽ではなく、聞く人がリラックスできる音楽。トレンドに寄せたカッコよさではなく、音楽で特有のカッコよさを出せるように努力しました。例えば、楽器の音、ギターの音の質感などにも気を遣いました。

――ジャケット写真では血のついた指先、シースルーのベールなどの演出が目を惹きましたが、この演出にはご自身のアイディアが反映されていますか?

レオ:はい、僕のアイディアです。「Piano man Op. 9」は再始動の意味を込めたアルバムですが、同時に「誰かのために一生音楽をやる。歌い続ける」というファンへのメッセージも込められているんです。だから指が折れるまでピアノを弾くというというメッセージも血のついた指先で表現しました。また、シースルーのベールは、新しいアーティストとしてのレオを見せたくてしたコンセプトです。

――今回のアルバムは、かなり苦心して作られたそうですが、どんな苦労がありましたか?

レオ:音楽的な色や歌詞、楽器の構成、どんな楽器を使うか、どんな曲を入れるか、テンポはどうするかなど、1から10まで神経を遣ったので苦労しましたね。細部にまでこだわったアルバムです。

――ミュージカルなど、他のスケジュールもあったので、体力的にも大変だったのでは?

レオ:もちろん、それも大変でした。公演が終わった後にレコーディングや振付けの練習をして、夜中の3時、4時に終わるので体力面もかなりしんどかったです。

――Kstyleでは前回「CANVAS」の時にインタビューさせていただき、レオさんご自身による全曲レビューが好評でした。今回も「Piano man Op.9」の全曲について解説してください。

1. Beautiful Love

レオ:1曲目の「Beautiful Love」は、PBR&Bのジャンルの幻想的な曲で、Introにした理由は僕の変化したボーカルを一番表現できるような気がしたからです。


2. Losing Game

レオ:「Losing Game」は、初めて自分が書いたタイトル曲ですが、ベースを基盤にしたリズムテンポのR&B曲で、ベースの音を聞くだけでもリラックスできる曲にしたいと考えて作りました。


3. So easy

レオ:「So easy」もタイトルのとおりにリラックスして聞ける曲です。運転する時に聞くのにいいと思います。


4. Chilling

レオ:「Chilling」はギターが主人公の曲で、ギターのワウ音(エフェクター音)とドラムのビート、ボーカルがマッチした楽しい曲です。


5. Blue Rain

レオ:「Blue Rain」はレオ流のバラード曲で、雨の日に聞くとピッタリだと思います。5曲全般的に聞きやすい曲を作ろうと心がけました。


セクシーな衣装も話題「きっとイイと思っていると思います(笑)」

――曲のインスピレーションはどんなところから得るのですか?

レオ:本、映画、ドラマ、漫画……本当にいろいろなところからたくさん得ます。どの作品というよりも、何かを感じたらその都度メモに残しておいて、それをベースに曲を作ることが多いです。

――タイトル曲「Losing Game」で音楽活動をされ、今日着用されているセクシーな衣装も話題になりましたね。日本のファンの皆さんは衣装についてなにか言っていましたか?

レオ:特にその話題は出ませんでしたが、きっとイイと思っていると思います(笑)。

――「Losing Game」の応援法動画がとてもキュートでした。応援法動画を一人で撮るのは初めてでしたが、どんなお気持ちでしたか?

レオ:一人でやるのが初めてだったので、やっぱり恥ずかしかったです。でも、ファンの皆さんが喜んでくださったのでありがたいです。

――VIXXで応援法をやるときも、他のメンバーがノリノリでやっている中、レオさんだけが固まっていましたが、よく一人でやりましたね(笑)。

レオ:会社のスタッフが「ファンが喜んでくれるから」というので、「ファンのためならばやらないと」と思って頑張りました(笑)。


ファンの熱望でグッズ化も?「喜んでくれるなら作らないと」

――除隊後はミュージカル「フランケンシュタイン」と「バンジージャンプする」に出演し、次は「ウェスト・サイド・ストーリー」への出演が決まっていますが、これまで多くのミュージカルに出演する中で感じていることは?

レオ:成長する自分を感じることができます。経験を積むにつれて作品の意図を分析したり、キャラクターを分析する力が深まった気がします。「フランケンシュタイン」は怪物役だったので、感情表現も身体の使い方も難しいし、歌も高音と低重音の曲があって難易度が高かったです。ずっと身体を露出しているので、体型管理も大変でした。「バンジージャンプする」は80%が演技のミュージカルですが、20歳から自分よりも年上の37歳まで、時代を行ったり来たりしながら演じるのが本当に難しかったです。でも、難しいからこそやりがいもあって、そのやりがいのために頑張れたのだと思います。

――重い役を演じるときは、私生活に影響はありますか?

レオ:役柄に没頭しながら数ヶ月間を過ごすので、まったく影響がないとは言えませんが、今は早く役柄から抜け出す方法を自分なりに学んだので、そこまでは影響はないですね。

――「ウェスト・サイド・ストーリー」では、どんな姿を見せたいですか?

レオ:どんな作品でもよい作品にしようと努力することが、僕がすべきことだと思います。見終わった観客に「おもしろかった」と言っていただけるように、しっかりと準備をして演じなければなりません。

――レオさんが考えるミュージカルならではの魅力は?

レオ:喜怒哀楽があることです。ミュージカルでは極端な出来事が起きるので、喜怒哀楽をすべて感じることが魅力だと思います。

――ウェブドラマ「フェンスの外はハッピーエンド」の主人公のキム・ジョンヒョン役で、ドラマに初挑戦をされますが、意気込みをお聞かせください。

レオ:実はもう撮影が終わっているのですが、一生懸命に準備して、楽しく撮影したので楽しみにしていただけたらうれしいです。

――絵地獄画伯として有名なレオさんですが、以前描いた猫のテグニャンのイラストが進化を遂げて、最近、かわいい黒猫キャラのグッズとして生まれ変わりましたね。

レオ:ファンの方々がテグニャンを好きになってくれたので、もっとかわいく描こうと発展した結果ではないかと思います(笑)。

――ファンからは初代テグニャンもグッズ化してほしいという声がありますが……。

レオ:ファンの皆さんが喜んでくださるなら、作らないといけないですね。喜んでくれるなら(笑)。


EXO シウミンとの関係「互いがつらい時に力になってくれる」

――では、ここからはプライベートの質問です。先日SNSでEXOのシウミンさんとの親しげな写真をアップされて2人の交友関係が話題になりましたが、どんなきっかけでそんなに親しくなったのですか?

レオ:ミンソク(シウミンの本名)とは2012年に同期でデビューして、同時期に活動をしていたし、性格的に合う部分が多いので親しくなりました。僕がつらい時にミンソクが力になってくれて、ミンソクがつらい時には僕が力になる、そんな関係です。同期でデビューして、そこまで気の合う友人に出会うことは簡単なことではないんですよ。お互いがお互いにとっていい存在で、悩みがあると話すだけでも落ち着くし、お互いを理解しています。

――今は一人暮らしをされていますが、休日はどんなことをしていますか?

レオ:とりあえず今はまだ休みがないです(笑) なので、休みがあったらしたいことを言うと、旅行がしたいです。仕事以外で日本に行くのはまだ難しいから、国内の済州島とかカンヌンとかに行きたいです。本当は今回、日本に長く滞在したかったのですが、コロナ渦で難しい部分もあるし、帰ってすぐに「ウェスト・サイド・ストーリー」の練習が始まるので……(笑)。

――お部屋の雰囲気はどんな感じですか?

レオ:僕がリモデリングしたのですが、白い壁紙のシンプルな部屋です。照明がポイントです。光や色が調節できて、ワインを飲むのに似合う照明です。

――食生活はどうしていますか?

レオ:最近、食べようと努力はしているのですが、1日1食以上食べるのがなかなか難しいんです。「ウェスト・サイド・ストーリー」で身体を大きくしてきてくれと言われてきちんと食べようと努力しているとこです。

――日本のドラマやアニメをよく見るそうですが、最近はどんなものが印象に残っていますか?

レオ:映画「花束みたいな恋をした」がおもしろかったです。アニメも「SPY×FAMILY」と「七つの大罪」とか、たくさん見ました。最近、見ているのはドラマ「義母と娘のブルース」です。あたたかい話でおもしろいです。

――「花束みたいな恋をした」は、どんなところがよかったですか?

レオ:おもしろかったことは覚えているのですが(笑)、どんな内容かはちょっと今、ど忘れしてしまいました(笑)。

――ミュージカルやコンサートの準備など、頭に入れることが多いから無理もないですね(笑)。では、最後にファンにメッセージをお願いします。

レオ:皆さんとこれからも頻繁にお会いできる機会を作れるように努力します。いつも僕は「皆さんは僕のMUSEだ」と言うのですが、お互いがお互いにとってのMUSEになれるように。そして僕は皆さんにとって温かい癒しの存在になる歌手になります。末永く一緒に行きましょう!!



取材:安部裕子 / 撮影:前手秀紀 / 取材協力:タワーレコード渋谷店

■リリース情報
韓国3rdミニアルバム「Piano man Op.9」
好評リリース中

【トラックリスト】
1. Beautiful Love
2. Losing Game※タイトル曲
3. So easy
4. Chilling
5. Blue Rain

■関連サイト
VIXX公式ファンクラブ「STARLIGHT JAPAN」:http://lovevixx.com/

記者 : Kstyle編集部