※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
tvNドラマ「メンタルコーチ チェガル・ギル」でクォン・ユルの悪行に怒りが爆発するチョンウの姿が描かれた。

韓国で18日に放送されたtvN月火ドラマ「メンタルコーチ チェガル・ギル」第12話「後ではなく、今」では、ク・テマン（クォン・ユル）の果てしない悪行に結局怒りが爆発してしまったチェガル・ギル（チョンウ）と、今の気持ちに素直に従おうとチェガル・ギルに猛アタックするチャ・ガウル（イ・ユミ）の姿が描かれた。

この日、チェガル・ギルはチャ・ガウルへの逆転移（治療者が被治療者に対して無意識に自分の感情を向けてしまうこと）を認め、幼い頃誰も助けてくれなかった自身を思い出し、チャ・ガウルを助けようとしたことに気づいた。その後、チェガル・ギルは自身に告白したチャ・ガウルに「僕は君を女として見たことがない」ときっぱり断り、チャ・ガウルは涙をこらえてその場を去った。

しかし、それからチャ・ガウルは“今”の重要性を感じ、チェガル・ギルに猛アタックした。ショートトラックチームの主将であるハン・ヨウン（キム・シウン）が腕から見つかった悪性腫瘍によって自ら国家代表をやめる姿を見て心境が変化したのだ。チャ・ガウルは「私、今日分かったことがあります。今この瞬間が、走りたい時に走れる今日がとても大切であること。だから私はただ先生が好きです。今後どうなるか誰も分からないから」と伝えたことに続き、チェガル・ギルにキスし、視線を奪った。

ク・テマンは国会議員のパク・スンテ（ムン・ソングン）との繋がりをより強固なものにし、より大きな権力を手にするため彼の息子をテコンドーで大学に行かせようと思い、チャ・ムテ（キム・ドユン）にテコンドーの審判の買収を指示した。それと同時に、彼はチェガル・ギルが先に買収した体操審判の上層部を調べ、ショートトラックコーチのオ・ダルソン（ホ・ジョンド）に圧力をかけ、自身の計画を乱していることを知った。これに対し、ク・テマンはオ・ダルソンにチェガル・ギルを席から引きずり下ろす名分を作ってこいと伝え、緊張感を高めた。

パク・スンテ議員の息子、パク・スンミン（チャ・ソンヒョン）が出場したテコンドー大会の決勝の日、チェガル・ギルは友人のオ・ボクテ（チョン・ガンヒ）の息子オ・ジンテ（パク・ジョンフィ）を応援するため会場を訪れた。しかし、オ・ジンテはずば抜けた実力にもかかわらず、事前にチャ・ムテに買収されたテコンドー審判の不誠実な判定によってパク・スンミンに敗北してしまった。これを見ていたチェガル・ギルは、不誠実な判定でテコンドーをやめることになった過去のトラウマを思い出して怒り、テコンドーの審判に圧力をかけたのが友人のチャ・ムテであることを知り、ショックを受けた。チャ・ムテはチェガル・ギルに上層部のク・テマンの名前を最後まで言わないまま、知らないふりをしてほしいと言ったが、チェガル・ギルはク・テマンが関係しているという疑いを消すことができなかった。

チェガル・ギルはク・テマンの一線を越える行動に結局怒りを爆発させた。ク・テマンはオ・ダルソンからチェガル・ギルとチャ・ガウルがキスするなど関係が疑われる写真を確保し、チャ・ガウルを氷上連盟に召還した。さらに彼はチャ・ガウルへのグルーミングに言及し、チャ・ガウルに被害陳述書を書くよう圧力をかけた。しかし、チャ・ガウルは自身の一方的な気持ちであると主張し、激しく対立し、関心を高めた。

この時、ク・テマンの事務室のドアを蹴って入ってきたチェガル・ギルは彼を思いっきり殴り、緊張感を高めた。チェガル・ギルは治療者と被治療者の不適切な関係を口実に脅迫するク・テマンにすでに辞表を出したと言い、「選手たちだけが毎日心を引き締めて精神に勝利してどうする。上の連中たちのメンタルが腐ってるのに。メンタル破壊の主犯が幅を利かせる世の中なのに！ 努力してもいけない世界を作ったお前らにもっと努力してもらう」と怒りをぶちまけた。やがてラストシーンでは「今から10年前にまともにできなかったデスマッチに入るから攻守交替の準備もちゃんとしろ」とク・テマンに宣戦布告するチェガル・ギルと、不気味な笑顔を見せるク・テマンが対立するツーショットが登場し、緊張感を高めた。少しも譲歩せず、燃え始めた2人の対立はこれからどうなるだろうか。

「メンタルコーチ チェガル・ギル」は、メンタルコーチになって帰ってきた元国家代表が選手たちを癒しながら理不尽な壁に立ち向かって戦うメンタルケアスポーツ活劇だ。