「6/45」コ・ギョンピョ、ダイエットから兵役中に母親を亡くした心境まで“人生に対する態度が変わった”

OSEN |

写真=sidusHQ
コ・ギョンピョが、新作「6/45」のビハインドから母親を亡くした悲しみまで、多様な話を公開した。

ソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで最近、映画「6/45」の主演を務めたコ・ギョンピョのインタビューが行われた。

「6/45」は、風に乗って軍事境界線を超えてしまった当せん金57億ウォン(約5億5千万円)の宝くじをめぐって韓国と北朝鮮の兵士たちが繰り広げる物語を描いたコメディ映画だ。今夏韓国で公開された唯一のコメディ映画として関心を集めた。

コ・ギョンピョは、劇中で除隊まで3ヶ月ほど残っている韓国の軍人で、晩年兵長のチョンウに扮して熱演を披露した。除隊直前に偶然1等の宝くじを拾うキャラクターだ。役作りのために増量するなど、外見にも変化を与えた。

彼は「映画を2ヶ月ほどの短い期間で撮影したんですが、昨日完成版を試写会で初めて観ました。コメディ映画というものは、反応を笑いで直ちに確認することができるので、不安もありました。その即時的な反応がもし出なかったら、参加した人として失望感を抱えて出発しなければいけないのですが、試写会の反応が良かったです。劇場で拍手もたくさんしてくださって、笑いやリアクションも期待以上にしてくださって気持ちよく始めることができました」と話した。

除隊後、取材陣と初めて会ったコ・ギョンピョは、インタビューは4~5年ぶりだと話した。その間JTBC「プライバシー戦争」、Netflixシリーズ「D.P.」、映画「別れる決心」などを披露し、「6/45」をはじめNetflix映画「ソウル・バイブス」、tvN「月水金火木土」などの新作もある。

コ・ギョンピョは除隊後に再び軍隊映画を選択したが、「軍隊の話は難しくなかったです。同年代より遅れて入隊したので楽でした。そこで一緒に過ごした方々にも優しくしていただいて、軍隊に対する良くないネガティブな反応はありません。シナリオと映画の題材が面白かったし、観客としてストーリーの流れが予測できなかったんです。事態がエスカレートして収拾しなければならないし、逆境を乗り越える過程が面白くて参加することになりました」と明かした。

彼は「チョンウのキャラクターに新社会人の純粋さが表れてほしいと思いましたし、見た目はぽっちゃりしてほしいと思いました。だから夜食を本当にたくさん食べて、チキン、ピザなど太れるものは全部食べました。今はすべて元通りになったんですが、映画を撮影しながら89kgまで太っていました。その前の作品が『プライバシー戦争』で、その時はすごく痩せていました。前の桁が7だったんですが、『6/45』では序盤は痩せて、急に太って、また痩せて太る姿を見ることができます」とし、10kg以上も増量したと話した。

職業が俳優のため、引き続き体型を管理しているコ・ギョンピョは、「それでも今回の映画は増量だから本当に心が楽だったんです。僕の有名なチャル(短い映像)のように幸せでした(笑)。すごくよかったです。普段から食べることにはケチらないタイプです。美味しいものも食べたいし、友達と一緒にご飯を食べたら、金額は気をせずにたくさん食べます。冷麺を食べるために大田(テジョン)に行ったこともありますし、トッカルビ(韓国式のハンバーグのような料理)を食べるために東豆川(トンドゥチョン)に行ったこともあります。炭水化物が大好きで、キュウリ、パクチー、魚介類以外は全部よく食べます」と話した。

コ・ギョンピョは、過去ネットコミュニティで「ダイエットのアイコン」として有名になり、「入金前後」「ビフォー&アフター」のチャルが話題を呼んだ。

彼は「僕もそのチャルを知っていますが、それが有名になって、『コ・ギョンピョはダイエットが上手、脂肪が落ちやすい人だ』と認識されています。でもそれだけ減量するために、皆が知っているのと同じ苦しみを感じています。僕もすごく大変なんです。痩せるために運動を一生懸命にするし、1つだけに集中的にするのではなく、あれこれたくさんしています。格闘技、水泳、漢江(ハンガン)を頻繁に歩いたり走ったりします。一度歩く時は、10km以上歩きますし、夜食や酒はしません。そうやって減量します。本当に苦しいんです」と打ち明けた。

「体は元気ですか?」という質問に「とても元気です。確実に肉が落ちたら体が健康になるのがわかります。今はある程度ダイエットに適応しているので、これからはこの体を維持してみたいです。太らず、太らなくてもいい役をしたいです。今は仕方なく酒を止めているんですが、それでもっと元気になりました」と答えた。

コ・ギョンピョは、BIGBANGのSOLとD-LITE、俳優のチュウォン、ラッパーのBeenzinoらと軍生活を共にした。

彼は「彼らとは生涯続く縁です。僕が末っ子ですが、兄たちと良いきっかけで軍隊で行事をしたことがあるんです。軍部隊というのは、食べて寝てシャワーをして、そのすべての生活を目を開けて閉じる時まで共にします。(社会では)全員有名な方々ですが、中では一緒に生活したので、仲良くなりました。共感できる部分も多かったし、お互いの仕事について知らなかった部分も多かったです。歌手や俳優との交流も不思議でした」と当時を振り返った。

さらに、「最近も時々会いますが、健康な集いです。酒を飲むわけでもないし、ある瞬間から現実に妥協するんですが、兄さんたちは理想的で夢を見ているんです。創作と芸術に対する話をたくさんします。Beenzino、SOL兄さんは、準備している音楽も事前に聴かせてくれるし、本当に良いんです。とても良い時間を頻繁に過ごしています。1日の始まりと終わりを共にしたら、昔からの知り合いのようになりました。寝る瞬間も共にしたら、もっと仲良くなりました」と友情をアピールした。

コ・ギョンピョは2020年、母親を亡くした。入隊当時に闘病中だった母親が、服務期間中に突然亡くなったのだ。

これに対して「お母さんが闘病中に入隊して憂うつ感が大きかったんですが、一緒に兵役生活をしていた友達が僕を慕ってくれて、僕も頼りにすることができて本当にありがたかったです。お母さんが亡くなった後は、人生に対する態度が変わりました。お母さんは僕の世界だったし、その世界がなくなったんです。僕はその時全て死んだと思います。お父さんをはじめ、家族全員が死んだんです。全部やり直して、新しい関係を築かなければいけませんでした。その後は、何か大変なことがあっても大変には感じません」と告白した。

また、コ・ギョンピョは「人生で一番恐れて、大変だと思ったことを経験するから、『本当に人生は短く儚いのに、これで苦しんで何になるんだろう。これって苦しいことなのだろう』と思います。だからかえって元気になりました。悲しいから元気になりました。学校の先輩・後輩の中に、カン・テウという友達がいるんですが、『ギョンピョ、酒を飲むのは次の日の幸せを前倒しで使うものだよ。君がお酒を飲むのは良くなさそうだ。君にはそうしてほしくない』と言ってくれました。そのおかげで割り当てられた幸せを毎日感じながら生きています。昨日はマスコミ試写会が終わって、打ち上げの時に少し飲みました。5週間禁酒した後、体にアルコールを入れる行為は容易ではなかったです。次の日に起きて、体の中にアルコールが回る気分が嫌でした。お酒を飲まなかったその5週間の満足度がとても高かったので、これからも飲まないと思います」とし、変化した人生観に言及した。

出番に関係なく、作品ごとに新しいキャラクターを見せるコ・ギョンピョ。端役や脇役を問わず出演している理由について「ある瞬間から欲を捨てました。主演というタイトルをつけて作品をした後は『これから主演だけすべきなのかな?』と思いました。僕は本当は様々なキャラクターを演じたいですし、俳優になりたくて演技をしていますし、主演をしたいわけではありません。その欲を捨てたら、助演、特別出演、端役に関係なく、シナリオが面白くて、人々と笑って騒ぐ時間が重要でした。作品をしている間、その時間を共有するものではないかと思います。それが自分の人生ですし、その時間を積み重ねていきたいです」と説明した。

記者 : ハ・スジョン