DREAMCATCHER、7thミニアルバム「Apocalypse : Follow us」で環境汚染をテーマにカムバック“コンセプトにプライドを持っている”
Newsen |
写真=DREAMCATCHER COMPANY
デビュー以来、ユニークなコンセプトと世界観を見せ続けているグループDREAMCATCHERが、環境をテーマに世界中のファンに語りかけた。DREAMCATCHERは10月11日に各音楽配信サイトで7thミニアルバム「Apocalypse : Follow us」を発売し、約6ヶ月ぶりにカムバックを知らせた。
カムバックを控え、Newsenとインタビューを行ったDREAMCATCHERは「前回1位になって、プレッシャーがあると思います。ファンの皆様に良い姿をお見せするため、今回も一生懸命に準備しました」とし「最近気候が寒くなりました。私たちのダンスは激しいのでステージ上で汗をたくさんかくけれど、夏よりはいいと思います」とカムバックの感想を伝えた。
「Apocalypse : Follow us」は前作の2ndフルアルバムの延長線上にあるもので、アポカリプスの世界観の2番目となる序幕を知らせるアルバムだ。これに先立ち、「MAISON」という楽曲を通じて環境破壊に対する警戒心を強調したDREAMCATCHERは、今回のアルバムを通じて先頭に立って生命の星を元に戻すための「ビジョン」を示した。
ダミは「『MAISON』が環境を汚染する方々に警告・対抗して戦いに行く内容を盛り込んだとすれば、今回は私たちの都市が崩れたことに対して『このままではいけない』と感じるような内容になっています。ミュージックビデオやジャケット写真を見ると演説する様子が盛り込まれており、対話を通じて平和的に解決していこうという意味が込められています」と説明した。
全6曲が収録された今回のアルバムのタイトル曲「VISION」はダークテクノジャンルを基にした楽曲で、エレクトロニックサウンドとメタルロックサウンドの調和が印象的だ。雄大で強烈なエレキギターサウンドで始まり、緊張感を高める。
DREAMCATCHERはこれまでメタルロックサウンドと調和したパワフルなパフォーマンスを維持しながらも、その中に重いメッセージを込めてきた。スアは「『MAISON』の時は、それぞれ戦うアクションシーンが多くありましたが、今回は部隊を結成した感覚です。歩くポイントダンスや銃で対抗して戦うようなイメージの振り付けがあります。『V』にも平和、勝利など多くの意味が込められていますし、ラストもVの隊形で終わります。力を合わせた感覚です」と話した。
環境汚染、終末、滅亡などテーマが重いだけに、彼女らはより真剣に臨んでいるという。生活の中でゴミを減らす方法を考え、紙コップの代わりにタンブラーを使うなど些細なことから実践に移している。ユヒョンは「このようなコンセプトをすることに、プライドや警戒心を感じます。ある製品を使う時、プラスチックが少なくなる方法を考えたり、空き瓶の活用などについて調べるきっかけになりました」と話した。
ダミも「知人たちも私たちのコンセプトを知っているから『むやみに捨てると良心の呵責を感じるので、もう一度考えて行動するようになった』と言っていました」と付け加えた。
ジユは「DREAMCATCHERは社会的なイシューを多く扱っています。以前は『言葉に気をつけて、悪質な書き込みをしないようにしよう』というメッセージを伝えました。実際に環境汚染のテーマはかなり難しいです。それでも小さな関心が大きな関心につながるのではないかと思います」とし「多くの方が私たちの歌を聞いて環境汚染について考えるきっかけになってほしいです。一つ一つ、私たちのテーマを広げていこうと思います」と説明した。
DREAMCATCHERは強いロックメタルサウンドを基に、従来のガールズグループとは異なる姿を見せ続けている。大衆性から遠ざかる危険性があるにもかかわらず、彼女らは完成度の高い音楽やパフォーマンスで彼女たちならではの世界観を構築した。
ジユは「先日ブラインドコンテンツを撮影しました。コンセプトが『ダーク』だと言われた時、私たちだと気付いてくださった。やりがいがありました」とし「以前は柔らかいカリスマ性だったとすれば、今回は断固たるカリスマ性に変わったと思います。微妙なカリスマ性の違いを感じて頂ければもっと面白くなると思います」とし「再びアイドル市場でロックサウンドが流行のように戻ってきています。良い音楽はいつかは通じると思います」と強調した。
シヨンは「最近のトレンドを追うことも良いと思いますが、私たちの特色にプライドを持っていますし、ずっと私たちだけのコンセプトを持っていたいという欲が大きいです。私たちは『果たしてこれが出来るだろうか?』と思ったことはありません」と答えた。
DREAMCATCHERのメンバーらはこれから扱ってみたいテーマを挙げてみた。ジユは「最近、多くの人が暴力を振るっています。そのようなテーマをDREAMCATCHERならではの方法で表現したらどうでしょう」とし、スアは「窃盗に関連した社会的イシューも多いです。以前、怪盗のコンセプトをやってみたいと言ったけれど、そのようなテーマを表現してみたいです」と説明した。ユヒョンは「麻薬問題や良心に対するメッセージを入れてもいいと思います。みんなで一緒に生きていく社会ですから」と話した。
6月、ニューヨークなど9つの地域でワールドツアーを行ったDREAMCATCHERは11月14日、ベルリンを皮切りにオランダのティルブルフ、ポーランドのワルシャワなどでヨーロッパツアーを開催する。ワールドツアーの計画について、ダミは「先日、アメリカツアーに行った時、新型コロナウイルス感染拡大の影響で長い間行けなかったので、座席を満たすことができるだろうかと心配したけれど、ファンの皆様の熱狂的な反応を見て力を得ました。もっと良いステージをお見せしたいと思いました」と話した。
ジユは「ツアーの時、脱水で倒れたファンがいらっしゃいました。危機的な状況にファンの皆様が一緒に対処してくださって本当に感謝しました。一緒に楽しめるステージを作ってくださったと思います」と感謝の気持ちを表した。
記者 : イ·ハナ