「カムバックホーム」イ・ボムス“面白い人物だったので躊躇なく選択した”

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俳優のイ・ボムスが、映画「カムバックホーム」について語った。

彼は最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでマイデイリーとインタビューを行い、映画「カムバックホーム」(監督:イ・ヨヌ)に関する話を交わした。

同作は、すべてを失って15年ぶりに故郷に帰ってきた無名のお笑い芸人ギセ(ソン・セビョク)が、巨大な組織のボスになることから繰り広げられる物語だ。

イ・ボムスは2019年に公開された映画「自転車王オム・ボクドン」以降、久しぶりに映画に出演し、関心を集めている。彼は映画「自転車王オム・ボクドン」に出演しただけでなく、初めて制作も担当した。

今回の新作では得意のコメディ演技を披露した。イ・ボムスは劇中、組織のボスの座を虎視眈々と狙うナンバー2のガンドン役を演じた。

久しぶりに映画に出演したイ・ボムスは「(映画界を)離れたと思ったことがないので、“復帰”という言葉は恥ずかしいです。僕は演技は本当に遊びだと思います。僕がよく使う表現ですが、演技は私にとって遊び、趣味、娯楽であり、職業でもあります。喜びであり、遊びなので、いつも楽しいです。ですので、常に新しい遊びがしたくて新しいキャラクターと作品を楽しみにしていますし、挑戦しようとしています」と明かした。

続けて本作への出演を決めた理由について「躊躇なく選択しました。露骨に笑わせなくても、面白い人物だと思いました」と答えた。

前作である「自転車王オム・ボクドン」についても率直な心境を打ち明けた。イ・ボムスは「初めて制作をしてみて、たくさん感じ、たくさん学ぶことができました。僕も当時、急遽制作に参加することになったんです。振り返ってみると、情熱や責任感は十分あったのに、技術的には未熟でした。コーヒーに例えて言うと、1~2時間コーヒーを淹れる時間は十分あったのに、それ以前に準備時間が足りなかったと思います。実際僕は一度もコーヒーを淹れてみようと思ったことがありませんでした。僕はどうしてコーヒーを淹れると言ったんだろうとも思いました。それでもコーヒーを淹れることを断らなかった理由は、俳優は常に選ばれる職業じゃないですか。僕なりにはストーリーを作る、能動的な立場になって、取り組んでみたいと思ったんです」と伝えた。

同作の評価については「残念な部分が多く、失敗したのは間違いありません。とにかく良い経験になったと思います」と話した。

次回作である「犯罪都市 NO WAY OUT」についても語った。イ・ボムスは「『犯罪都市』というブランドが持っている魅力が明らかで、ストーリーも面白いので、多くの観客の方々が楽しみにしてらっしゃると思います」とし、期待を高めた。

記者 : キム・ナラ