イ・ソンミン&ナム・ジュヒョク、撮影は息ぴったり?映画「リメンバー」での共演でお互いを称賛(総合)
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12日午後、ソウル二村洞(イチョンドン)にある龍山(ヨンサン)CGVアイパークモールにて映画「リメンバー」のマスコミ向け試写会が行われた。この席には脚色および演出を担当したイ・イルヒョン監督とイ・ソンミン、ナム・ジュヒョクなどの俳優が出席した。
「リメンバー」は、家族を皆殺しにした親日派を探し、60年間計画してきた復讐を実行するアルツハイマー患者のピルジュ(イ・ソンミン)と、思いがけず彼の復讐に巻き込まれることになった20代の親友インギュ(ナム・ジュヒョク)の物語を描く。

同日、イ・イルヒョン監督は「映画に説得力を与えるため様々な要素を使うことに集中した。特にスピード感、アクション、復讐への話にたくさん悩んで演出した」とし「映画の中のメッセージは現在に残っている親日残滓(ざんし)の清算を超え、果たして正しいことと正しくないことは何だろうか、ということについて悩むことのできる映画を作りたいと思った」と演出において重点を置いた部分について語った。
また、「親日派の清算」をテーマにした理由について「今すぐ、今この時代にこの話が必要だということより、韓国の国民として生きているうちに、一度くらいは考えてみるべき話だと思った」と述べた。

「リメンバー」はカナダ・ドイツ合作映画「手紙は憶えている」(監督:アトム・エゴヤン、2020)を原作とし、韓国の歴史と社会文化を込めてリメイクした。
これに対し、監督は「原作はユダヤ人が自分の家族を殺したアウシュビッツのドイツ軍将校を追う話だが、韓国の話と似ていると思った」とし「『手紙は憶えている』で良かった部分は今の時代で話したことだ。普通は過去の時点で話をするが、その映画は、現在を生きるお爺さんが過去を追いかけながら復讐を夢見て痛みを解消する話だった」と比較した。

「リメンバー」がバディムービーやロードムービーの法則に伴うだけに、イ・ソンミンとナム・ジュヒョクの関係がドラマを満たす。ピルジュ役のイ・ソンミンは「撮影して時間がかなり経ったので正確には覚えていないが、今日観て思い出した。ナム・ジュヒョクさんと息ぴったりでアンサンブルを作れたと思う。僕が演じた役は結構苦労する人物なので大丈夫だが、今日映画を観たら彼もたくさん苦労していたようだ」と称賛した。これに対し、20代の青年インギュ役を演じたナム・ジュヒョクは「撮影する時は緊張したけれど、先輩がとても楽にしてくださったので楽しかった。僕も撮影現場に行く日が幸せだった」とイ・ソンミンの称賛に応えた。

「リメンバー」は韓国で10月26日に公開される。

記者 : キム・ボラ